格闘新体操

僕はひたすら良牙くんをお湯から庇った

小太刀『おーほほほ!豚を庇っていては火傷致しますわよお姉様』

黽馬『あちぃ!…う、うるさいです!親友を見捨てるぐらいなら僕は火傷ぐらい引き受けます!』

小太刀『豚が親友なんて変わった人だこと』

そうやって避けているとお湯攻撃は終わった

お湯が終わったかと思えばまたフラフープが飛んでくる

それももちろん避けた

小太刀『悪あがきはやめてください。そうまでして私の乱馬様を奪いたいのですか!』

黽馬『あなたのではないです!!』

小太刀『問答無用!』

僕は再度刀を取り出し小太刀さんに攻撃する

黽馬『そのままリングアウトしてください!』

小太刀さんはリングから出される

しかし小太刀さん空中で笛を吹くとリングが動いた

黽馬『な、なんでですか!?』

あかね『リングが動いた!?』

小太刀『この私にリングアウトは有り得ません!』

乱馬『姉ちゃんリングの下だ!』

黽馬『リングの下?』

僕はリングの布を剥ぎ取った

そこにはレオタードを着た女子生徒がたくさんいる

この人たちが動かしていたのか…

女子生徒は一目散に逃げた

そこに残ったのはロープとポストのみ

ここから落ちたら即リングアウト

黽馬『今こそ決着をつけるべきですね』

僕はロープを蹴り飛ばし小太刀さんに向かって攻撃する

小太刀『素手での攻撃は禁止ですわよ!』

黽馬『道具ならあなたの下にありますよ!』

僕は小太刀さんが乗っていたポスト目掛けて攻撃した




僕はそのあと無理な体勢でポストに乗っている

一方小太刀さんはリングアウト

あかね『やったわね黽馬ちゃん!』

乱馬『さすがだぜ!』

黽馬『ふぅ……もうやりたくないですね』

そういえば良牙くん大人しいな

小太刀『完敗ですわ……お約束通り今までの乱馬様の想いはすっぱり諦めます』

黽馬『小太刀さん…』

小太刀『小太刀明日から新しい乱馬様への想いに燃えます!』

黽馬『なんにもわかってないじゃないですか!?』




天道道場にて

1人でぼーっとしていると元の姿に戻った良牙くんが来た

黽馬『あ、良牙くんどうしたんですか?』

良牙『いや……さっきはありがとう…って言いに……』

黽馬『さっき?』

良牙『格闘新体操の時俺をお湯から守ってくれただろ……だからその礼を言ったんだ』

黽馬『あぁ、なるほどです。そんなの当然じゃないですか。僕親友を見捨てるほど薄情な人では無いですよ』

良牙『黽馬……お前本当にいいやつだな!』

黽馬『そんなことないですよ』

良牙『そういえば火傷とかしなかったか?』

黽馬『はい大丈夫です』

良牙『そうか、よかった。お前も女なんだから傷とか残らないようにしないとだぞ』

え?それって……僕のこと女の子として見てくれてるってこと?

良牙『あ、でも俺たちはこれからも”親友”だから安心しろよ?俺たちの友情は変わらないからな!』

良牙くんは笑顔でそう言った

グサッ

え?これからも?

多分悪気がないのはわかるが……

僕はその言葉に傷つきすぎて倒れた

良牙『え?黽馬!?おい大丈夫か!?黽馬!?』

乱馬『いや今のは良牙が悪い』

入口からこっそり見ていた乱馬くんはそう呟いた
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