飛龍昇天破

天道家 居間にて

食事中

八宝斎『乱馬!そこになおれ!』

乱馬『よーじじい生きていたのか』

八宝斎『わしの甘美な楽しみを奪った罪…万死に値する!!たっぷりお灸をすえてやる!!』

乱馬『おっと!』

乱馬くんはご飯と箸を持ちながら避け、八宝斎さんが投げたものを箸で掴む

乱馬『ん?お灸?』

乱馬くんがそれを見ている隙に八宝斎さんは乱馬くんの背中にお灸をすえた

乱馬『どわちちち!何しやがるクソじじい!!』

乱馬くんは八宝斎さんをぶっ飛ばした

黽馬『乱馬くん大丈夫ですか?』

乱馬『熱いだけでそれ以外はなんもねぇよ』

早雲『本当にお灸をすえるだけで行ってしまわれた』

玄馬『邪悪なお師匠さまらしくないな』



次の日 登校中

乱馬『ちくしょー。まだ背中ヒリヒリしてやがる』

九能『早乙女乱馬覚悟!』

九能先輩がこちらに走ってきていた

あかね『ん?』

黽馬『あの人も懲りないですね』

乱馬『九能先輩、おはよ!』

乱馬くんはいつものように九能先輩の顔面を蹴る

乱馬『たく、朝っぱらからうっとうしい…』

しかし九能先輩は痛みを感じていないのか乱馬くんを木刀で叩いた

九能『なんだ今の蹴りは。ちっとも効かんではないか』

乱馬『ん?痩せ我慢するなよ先輩』

乱馬くんはもう一度蹴る

九能『本気を出せと…言っとるんだ!』

どうやら効いていないみたいだ

乱馬『え…え……この野郎!だったら本気で行くぜ!』

乱馬くんは九能先輩に攻撃をするが全然効かず逆に乱馬くんがやられてしまった

あかね『乱馬!』

九能『か、勝った…』

黽馬『そんな!こんなことおかしいですよ!?』

九能『天道あかね!早乙女黽馬!交際しよう!』

九能先輩は僕やあかねさんを抱きしめる

当然いつものように殴り飛ばした

あかね『乱馬!あんた変よ!九能先輩に負けるなんて…』

乱馬『九能の野郎…』

黽馬『……乱馬くん、ちょっと僕を殴ってみてくれませんか?』

乱馬『姉ちゃん、俺にそんな趣味は…』

黽馬『誰が趣味の話をしてるんです!?違いますよ!弱くなってるか確かめるだけです!』

乱馬『あ、そっか。じゃあ行くぜ!』

乱馬くんは僕を殴る

しかし乱馬くんの拳は全くと言っていいほど痛くない

乱馬『ど、どうだ?』

黽馬『乱馬くん……全然痛くないです…』

僕が乱馬くんのおでこをツンとつつくと乱馬くんは後ろに倒れた

乱馬『そ、そんな……』




ほねつぎ屋

東風『うーん』

あかね『なんかわかった!?東風先生』

東風『このやけど跡は!!まさか……100年前に途絶えたと言われる貧力虚脱灸!!』

黽馬『貧力虚脱灸?』

東風『古文書によると……この灸をすえられた者はどんな武芸の達人でも赤子の如くか弱くなってしまうという伝説の邪灸なのだよ』

乱馬『あ、あの時…』

あかね『でも……治す方法があるんでしょ?』

東風『実に言いにくいんだが……』

黽馬『まさか……ないんですか?』

東風『そう。貧力虚脱灸の破灸法は現代に伝わっていないんだ』

あかね『それじゃ乱馬は……』

黽馬『一生弱いまま……』

乱馬『くっ!』

乱馬くんはほねつぎ屋を出た

黽馬『あ、乱馬くん1人になったらダメですよ!』

僕は乱馬くんの後を追いかけた
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