怖がり少女が奇妙な冒険に巻き込まれた日
夜 レストランにて
縁『結局ポルナレフさん戻ってきませんでしたね』
戻ってくるかもと思ってポルナレフさんの分の席も用意はしていましたが、そこには誰も座ってない
縁『やっぱり1人は危険だと思うんです。特にポルナレフさんは前にも一人でいるところを襲われたわけですし』
ジョセフ『そうじゃな。明日になったらせめて様子を見るぐらいはしてやるか』
アブドゥル『それなら何人かに別れて探し事にしよう。全員で動いていたら目立ってしまうからな』
承太郎『それなら俺はジジイと行動するぜ』
花京院『なら僕は縁さんやアブドゥルさんと行動することにする』
縁『頑張ります!』
次の日僕達は早速二手に別れポルナレフさんを探すことにした
縁『ポルナレフさんどこにいるんですかね』
花京院『早く見つかるといいが…』
アブドゥル『とりあえず聞き込みしながら探してみよう』
そして僕達3人は周りの人に聞き込みを始めた
ポルナレフさんの場所を聞いているとある場所から騒ぎが起こっていた
アブドゥルさんはそれに気づき走り出した
僕や花京院さんはそれに気づくのに遅れ少しあとから走り出した
僕や花京院さんが追いつくとそこには敵と遭遇し構えているアブドゥルさんとポルナレフさんがいた
だがそこにいたアブドゥルさんの背後には水たまりがありそこから敵スタンドが出てきた
そしてそのスタンドはそのままアブドゥルさんの背中を刺し、飛んでいた別の弾丸のスタンドによって頭を撃ち抜かれた
ポルナレフ『なに!?』
アブドゥルさんは血を流しながらその場に倒れた
花京院『アブドゥルさん!!』
縁『うそ……アブドゥルさん…』
ホル・ホース『ほぉ~こいつは着いてるぜ。俺の銃とJガイルの旦那の鏡はアブドゥルの炎が苦手でよ。1番の強敵はアブドゥルだと思ってたからラッキー。この軍人将棋はもう怖いものねーぜ』
花京院さんはアブドゥルさんを抱えた
僕も恐る恐るアブドゥルさんのそばに近寄った
花京院『アブドゥルさん……怪我をしているだけに決まってる。ほら動き出すぞ。今にきっと目を開ける』
しかしアブドゥルさんは全く動かない
縁『アブドゥルさん……そんな……うそだって言ってよ…』
アブドゥルさんの死を認めたくないのに悲しみで涙が出てくる
ポルナレフさんはそれを見ている
花京院『馬鹿な…呆気なさすぎる』
ポルナレフ『……説教好きだからこうなるんだぜ。なんてざまだ』
花京院『なんだとポルナレフ…アブドゥルさんはお前を心配して』
ポルナレフ『誰が助けてくれって頼んだ。お節介好きのしゃしゃり出のくせにウスノロだから殺られるんだ。こういうやつが足でまといになるから俺は一人でやるのがいいと言ったんだぜ!』
花京院『貴様…助けてもらってなんてやつだ』
縁『待って花京院さん……よく見て』
ポルナレフさんの足元を見ると水が落ちたあとがある
そしてポルナレフさんがこちらを振り向くとその表情は涙を流していた
ポルナレフ『迷惑なんだよ……自分の周りで死なれるのは……』
花京院『ポルナレフ…』
ポルナレフ『すげー迷惑だぜ…この俺は!!』
そうだ。ポルナレフさんだってアブドゥルさんのことを仲間だと思っていたはず
悲しくないわけがない
ホル・ホース『濃い顔に似合わずあっさり死んじまったな。まぁ人生の終わりは大抵の場合あっけない幕切れよのォ~さようならの一言もいえずに死んでいくのが普通なんだろうぜ』
ポルナレフさんはその挑発に乗ったのかそのままその男に向かって歩き出す
花京院『ポルナレフ!相手の挑発には乗らないでください!まだ分からないのですか!アブドゥルさんは言った!一人で戦うなと!』
縁『ぐずっ…そうですポルナレフさん。僕だって一緒に戦います。だから相打ち覚悟で仇を討とうとするのはやめてください。ポルナレフさんまでアブドゥルさんみたいに死んでほしくない!』
ポルナレフ『……俺にどうしろというのだ』
花京院『ここはいったん引くのです』
ポルナレフ『アブドゥルは背中を無惨にも刺された。妹は無抵抗で殺された。この無念を抑えて逃げろというのか』
花京院『あいつらのスタンドの性質が分からないうちは戦うな!自分も死ぬような戦いは辞めるんだ!アブドゥルさんはそれを言っているのだ!』
ホル・ホース『カモーン、ポルポルくぅ~ん』
縁『あなたは黙っててください!!』
ホル・ホース『おおっと、そんなに怒ると可愛い顔が台無しだぜ?』
縁『知りませんよそんなこと!』
花京院『ポルナレフ、今のうちにゆっくり僕達の元に戻ってくるんだ。あのトラックで逃げる』
花京院さんは後ろにあるトラックを指さした
ポルナレフ『お、抑えろと言うのか……わ、わかっ…』
Jガイル『おいポルナレフ、アブドゥルはお前のために死んだ。アブドゥルに仮が出来たってことかな~お前がいなければ死ななかったってことかな~?』
Jガイルのスタンドは水たまりや映るものにあちこち移動しながら話す
ポルナレフ『野郎……本体はどこにいやがる!』
縁『ポルナレフさん!これは挑発です!落ち着いて!』
Jガイル『でも悲しむことは無いぞ。すぐに面会できるじゃないか。お前も死んであの世で間抜けな2人と一緒にな!』
Jガイルのスタンドはゆっくりとナイフをポルナレフに向ける
Jガイル『お前の妹は可愛かったなぁポルナレフ。妹にあの世で再開したら聞くといい。どうやって俺に殺してもらったのかをな!!』
ポルナレフ『うわぁぁぁ!!野郎!!!』
ポルナレフさんはチャリオッツでハングドマンのいる鏡を割る
しかし割った鏡にもハングドマンは映っていた
Jガイル『お前のチャリオッツに我がハングドマンは切れない。俺のスタンドは鏡の中にいる。お前のスタンドは鏡に入れない。だからだ!』
僕は花京院さんに聞こえるぐらいの声で話す
縁『花京院さん、あのトラックをこちらに持ってきてもらうことはできますか』
花京院『できるとは思うがポルナレフが…』
縁『僕が何とかしてポルナレフさんを乗せます。ですのでトラックの運転を任せたいんです』
花京院『……わかった。だが無茶はしないでくれ』
縁『もちろんです』
花京院さんはトラックまで移動した
Jガイル『悔しいか?悔しいだろうな?おいホル・ホース、撃て。このアホを仕留めるとしよう』
ホル・ホース『アイアイサー!』
ホル・ホースは銃のスタンドを手にだしそしてハングドマンの映っている鏡を割ろうとする
ハングドマンは今にもポルナレフさんを殺そうとしていた
僕はトリック・バルーンを手に出した
縁『シャボンマシンガン!!』
そしてそれをポルナレフさんに向けて撃った
ホル・ホース『なに!?』
Jガイル『ポルナレフを撃った!?』
縁『花京院さん!今です!』
花京院さんはトラックの運転をしながらポルナレフさんを回収し僕もトラックの後ろにどうにか乗った
そしてその場を離れた
トラックの中
ポルナレフ『……す、すまねぇ。花京院、縁。お、俺は俺の妹の仇をとれるなら死んでもいいと思っていた。でもわかったよ。アブドゥルの気持ちがわかった……やつの気持ちを無駄にはしない。生きるために戦う』
花京院『……本当に分かったのですか』
ポルナレフ『あぁ』
花京院さんはポルナレフさんの顔面に肘打ちを食らわした
縁『か、花京院さん!?何を……』
花京院『……これは仲直りの握手の代わりだポルナレフ』
ポルナレフ『あ、あぁ、サンキュー花京院…』
縁『ただでさえ僕がスタンド攻撃してるからポルナレフさんボロボロで血まみれなのに……』
花京院『彼女は優しいからしないだろうが、本当だったら縁さんも肘打ちしても許されるぐらいだからなポルナレフ』
縁『さすがにしませんけど……でもポルナレフさん、もう無茶しないでくださいね。ポルナレフさんだって僕にとっては大切な仲間ですし死んだらすごく悲しいですから』
ポルナレフ『あぁ、悪かった縁…』
花京院『……今度奴らが襲ってきたら僕達3人で倒す』
縁『はい!』
そうしてトラックで街から少し離れた
ポルナレフ『あの時俺は確かにやつを剣で貫いた。だが命中はしなかった。手応えはなかったんだ』
ポルナレフさんは車の中にあるミラーをとった
ポルナレフ『やつのスタンド、ハングドマンは鏡を割っても小さくなった破片に映っていた』
縁『そう考えると鏡の中にいるスタンドなんですかね?それで鏡の中にいる人物に攻撃するとダメージも現実に食らうとか……鏡の世界のスタンド?』
花京院『2人とも、鏡の中と鏡の世界とか盛んに言ってますが鏡に世界なんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから』
ポルナレフ『お前も見ただろ鏡にしかいなくて振り向くといねーんだぜ!?』
花京院『えぇ、しかし鏡というのは光の反射。ただそれだけです』
ポルナレフ『教えてもらわなくとも知っとるぜ!いいか?この場合だぜ?今の場合を言ってるんだ。スタンドがあるなら鏡の世界だってあるだろ!』
縁『確かにスタンドならそういうメルヘンとかファンタジーがあってもおかしくないですよね』
ポルナレフ『縁もそう思うよな!』
花京院『ないです』
ポルナレフ『おめーな!』
縁『僕自分以外のスタンド使いにあったことなかったので知らないんですけど、ないんですね鏡の世界』
ポルナレフ『それで納得するなよ縁!』
花京院『ハングドマンの謎はきっとその点にあると思うんです。スタンドはスタンドで倒せるのなら我々にはまだ知らない謎が…』
花京院さんは話している途中にハンドルを見始めた
そこに何かあるのかな
花京院『!!縁さん後ろ!!』
縁『え』
僕は後ろを振り向く
しかしそこには何もいない
花京院さんも1度はこちらを見たが何もいないのに気づくとまたすぐハンドルに目をやった
花京院『ポルナレフ!縁さん!ハンドルのメッキに奴がいる!』
ポルナレフ『なに!?』
縁『こんなに早く追いつくなんて!』
ハングドマンは思いっきり鏡を割った
その割られた破片がこちらに飛んできて花京院さんは運転がしっかりできず僕らの乗っていたトラックは転倒した
ポルナレフ『だ、大丈夫か…花京院、縁』
花京院『胸を打ったが大丈夫だ』
縁『ぼ、僕も大きな怪我は無いです。運が良かった』
トリック・バルーンも咄嗟に出せなかったから本当に運が良かった
ハングドマンは映るものから映るものに移動しこちらに近づいてくる
ポルナレフさんはチャリオッツをだしハングドマンのいるところを粉々にする
ポルナレフ『2人とも映るものから逃げるんだ!!』
僕たちは忠告を聞き岩陰に避難した
ポルナレフ『わかった。今見えたんだ。奴は鏡から鏡へ、映るものから映るものへ飛び移って移動している。反射を繰り返してここまでおってきたんだ』
花京院『反射?はっ!つまり奴は光か!やつのスタンドは光のスタンドということか!』
縁『それだと僕のスタンドは相手にとって有利になってしまいますね…』
多分シャボン玉にも映ってしまいますし
ポルナレフ『奴は今車のバンパーにいた。バンパーから反射して移動するに違いない。映るものには近寄るな!映るもの全て外せ!ボタンもだ!』
僕や花京院さんは制服のボタンをとる
他にも映りそうなものは外した
コンタクトレンズって映るかな…
そう思っていると子供がこちらに来た
子供『お兄ちゃん達大丈夫?お薬持ってこようか?』
ポルナレフ『おい小僧!危ねーから向こういけ!』
子供『ねぇ車めちゃくちゃだけど……血も出てるし怪我は大丈夫?』
子供はこちらをむく
僕達は気づいてしまった
その子供の目にはハングドマンいることを
ポルナレフ『野郎…』
花京院『子供の目の中に…』
縁『目までありなんて……』
ポルナレフ『おい小僧!俺たちを見るな!』
僕達は急いで子供の傍から離れた
子供『え?』
ポルナレフ『見るなと言ってるだろうが!』
子供『え、でも怪我してるよ』
ポルナレフ『大丈夫だよ!』
子供『でも血出てるよ』
ポルナレフ『大丈夫だから向こう向け!』
Jガイル『どうした?まさかこの可愛い子供の目を潰すというのかね?』
ハングドマンはポルナレフさんの喉を片手で掴んだ
Jガイル『ついに掴んだぞポルナレフ。もう逃れられない。子供の目を潰すまではな』
花京院『なんて卑劣なやつなんだ!』
縁『卑怯にも程があります!』
ポルナレフ『……おい花京院、それに縁。この場合そういうセリフを言うんじゃあねぇ。いいか、こういう場合、仇を討つ時というのは今から言うようなセリフをはいて戦うんだ』
ポルナレフさんは今にも殺られてしまいそうなのに余裕を感じさせるように話す
ポルナレフ『我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ。我が妹の名誉のために、我が友アブドゥルの心の安らぎのために、この俺が貴様を絶望の淵にぶち込んでやるJガイル!』
ポルナレフさんは足をあげると子供に声をかける
ポルナレフ『許せ小僧。後でキャラメル買ってやるからな』
そしてポルナレフさんは足元の砂を払い子供の目を閉じさせた
するとハングドマンはポルナレフさんの瞳に映った
ポルナレフ『原理はよく分からんがこいつは光並みの速さで動く。普通なら見えねぇスピードさ。だが子供の目が閉じたなら次にこいつが映るのは俺の瞳だろうとわかっていた』
花京院『な、なるほど』
縁『つまりハングドマンは映っているものにしか存在できない?』
ポルナレフ『あぁ、だからその軌道さえ読めれば剣で切るのは容易い!』
ポルナレフさんはその時にチャリオッツでハングドマンを切っていた
Jガイル『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!』
どこか離れた場所から叫び声が聞こえた
ポルナレフ『あそこにいるな本体!』
僕達はそこに走り出した
そこに駆けつけるとハングドマンと同じ傷を負った男が苦しそうにして倒れている
男『はぁ……はぁ…』
ポルナレフ『ついに会えたな。Jガイル!俺の名はジャン・ピエール・ポルナレフ。貴様の鏡の秘密は見切った。ものすげー速さで動くスタンドだ。だがどこに移動するのかさえ分かればその瞬間、軌道を縦に切ればお前は切れる』
男は驚いた顔をした
ポルナレフ『花京院とアブドゥル、縁が来てくれなきゃそれも分からずやられていただろうがよ』
花京院『ポルナレフ!それは両右手の男じゃあないぞ!Jガイルじゃない!』
縁『え…』
僕はその男を見た
確かに両右手じゃない!!
ポルナレフさんはそれに気づくのに遅れハングドマンに背中を刺された
ポルナレフ『なにぃ…』
縁『ポルナレフさん!』
縁『結局ポルナレフさん戻ってきませんでしたね』
戻ってくるかもと思ってポルナレフさんの分の席も用意はしていましたが、そこには誰も座ってない
縁『やっぱり1人は危険だと思うんです。特にポルナレフさんは前にも一人でいるところを襲われたわけですし』
ジョセフ『そうじゃな。明日になったらせめて様子を見るぐらいはしてやるか』
アブドゥル『それなら何人かに別れて探し事にしよう。全員で動いていたら目立ってしまうからな』
承太郎『それなら俺はジジイと行動するぜ』
花京院『なら僕は縁さんやアブドゥルさんと行動することにする』
縁『頑張ります!』
次の日僕達は早速二手に別れポルナレフさんを探すことにした
縁『ポルナレフさんどこにいるんですかね』
花京院『早く見つかるといいが…』
アブドゥル『とりあえず聞き込みしながら探してみよう』
そして僕達3人は周りの人に聞き込みを始めた
ポルナレフさんの場所を聞いているとある場所から騒ぎが起こっていた
アブドゥルさんはそれに気づき走り出した
僕や花京院さんはそれに気づくのに遅れ少しあとから走り出した
僕や花京院さんが追いつくとそこには敵と遭遇し構えているアブドゥルさんとポルナレフさんがいた
だがそこにいたアブドゥルさんの背後には水たまりがありそこから敵スタンドが出てきた
そしてそのスタンドはそのままアブドゥルさんの背中を刺し、飛んでいた別の弾丸のスタンドによって頭を撃ち抜かれた
ポルナレフ『なに!?』
アブドゥルさんは血を流しながらその場に倒れた
花京院『アブドゥルさん!!』
縁『うそ……アブドゥルさん…』
ホル・ホース『ほぉ~こいつは着いてるぜ。俺の銃とJガイルの旦那の鏡はアブドゥルの炎が苦手でよ。1番の強敵はアブドゥルだと思ってたからラッキー。この軍人将棋はもう怖いものねーぜ』
花京院さんはアブドゥルさんを抱えた
僕も恐る恐るアブドゥルさんのそばに近寄った
花京院『アブドゥルさん……怪我をしているだけに決まってる。ほら動き出すぞ。今にきっと目を開ける』
しかしアブドゥルさんは全く動かない
縁『アブドゥルさん……そんな……うそだって言ってよ…』
アブドゥルさんの死を認めたくないのに悲しみで涙が出てくる
ポルナレフさんはそれを見ている
花京院『馬鹿な…呆気なさすぎる』
ポルナレフ『……説教好きだからこうなるんだぜ。なんてざまだ』
花京院『なんだとポルナレフ…アブドゥルさんはお前を心配して』
ポルナレフ『誰が助けてくれって頼んだ。お節介好きのしゃしゃり出のくせにウスノロだから殺られるんだ。こういうやつが足でまといになるから俺は一人でやるのがいいと言ったんだぜ!』
花京院『貴様…助けてもらってなんてやつだ』
縁『待って花京院さん……よく見て』
ポルナレフさんの足元を見ると水が落ちたあとがある
そしてポルナレフさんがこちらを振り向くとその表情は涙を流していた
ポルナレフ『迷惑なんだよ……自分の周りで死なれるのは……』
花京院『ポルナレフ…』
ポルナレフ『すげー迷惑だぜ…この俺は!!』
そうだ。ポルナレフさんだってアブドゥルさんのことを仲間だと思っていたはず
悲しくないわけがない
ホル・ホース『濃い顔に似合わずあっさり死んじまったな。まぁ人生の終わりは大抵の場合あっけない幕切れよのォ~さようならの一言もいえずに死んでいくのが普通なんだろうぜ』
ポルナレフさんはその挑発に乗ったのかそのままその男に向かって歩き出す
花京院『ポルナレフ!相手の挑発には乗らないでください!まだ分からないのですか!アブドゥルさんは言った!一人で戦うなと!』
縁『ぐずっ…そうですポルナレフさん。僕だって一緒に戦います。だから相打ち覚悟で仇を討とうとするのはやめてください。ポルナレフさんまでアブドゥルさんみたいに死んでほしくない!』
ポルナレフ『……俺にどうしろというのだ』
花京院『ここはいったん引くのです』
ポルナレフ『アブドゥルは背中を無惨にも刺された。妹は無抵抗で殺された。この無念を抑えて逃げろというのか』
花京院『あいつらのスタンドの性質が分からないうちは戦うな!自分も死ぬような戦いは辞めるんだ!アブドゥルさんはそれを言っているのだ!』
ホル・ホース『カモーン、ポルポルくぅ~ん』
縁『あなたは黙っててください!!』
ホル・ホース『おおっと、そんなに怒ると可愛い顔が台無しだぜ?』
縁『知りませんよそんなこと!』
花京院『ポルナレフ、今のうちにゆっくり僕達の元に戻ってくるんだ。あのトラックで逃げる』
花京院さんは後ろにあるトラックを指さした
ポルナレフ『お、抑えろと言うのか……わ、わかっ…』
Jガイル『おいポルナレフ、アブドゥルはお前のために死んだ。アブドゥルに仮が出来たってことかな~お前がいなければ死ななかったってことかな~?』
Jガイルのスタンドは水たまりや映るものにあちこち移動しながら話す
ポルナレフ『野郎……本体はどこにいやがる!』
縁『ポルナレフさん!これは挑発です!落ち着いて!』
Jガイル『でも悲しむことは無いぞ。すぐに面会できるじゃないか。お前も死んであの世で間抜けな2人と一緒にな!』
Jガイルのスタンドはゆっくりとナイフをポルナレフに向ける
Jガイル『お前の妹は可愛かったなぁポルナレフ。妹にあの世で再開したら聞くといい。どうやって俺に殺してもらったのかをな!!』
ポルナレフ『うわぁぁぁ!!野郎!!!』
ポルナレフさんはチャリオッツでハングドマンのいる鏡を割る
しかし割った鏡にもハングドマンは映っていた
Jガイル『お前のチャリオッツに我がハングドマンは切れない。俺のスタンドは鏡の中にいる。お前のスタンドは鏡に入れない。だからだ!』
僕は花京院さんに聞こえるぐらいの声で話す
縁『花京院さん、あのトラックをこちらに持ってきてもらうことはできますか』
花京院『できるとは思うがポルナレフが…』
縁『僕が何とかしてポルナレフさんを乗せます。ですのでトラックの運転を任せたいんです』
花京院『……わかった。だが無茶はしないでくれ』
縁『もちろんです』
花京院さんはトラックまで移動した
Jガイル『悔しいか?悔しいだろうな?おいホル・ホース、撃て。このアホを仕留めるとしよう』
ホル・ホース『アイアイサー!』
ホル・ホースは銃のスタンドを手にだしそしてハングドマンの映っている鏡を割ろうとする
ハングドマンは今にもポルナレフさんを殺そうとしていた
僕はトリック・バルーンを手に出した
縁『シャボンマシンガン!!』
そしてそれをポルナレフさんに向けて撃った
ホル・ホース『なに!?』
Jガイル『ポルナレフを撃った!?』
縁『花京院さん!今です!』
花京院さんはトラックの運転をしながらポルナレフさんを回収し僕もトラックの後ろにどうにか乗った
そしてその場を離れた
トラックの中
ポルナレフ『……す、すまねぇ。花京院、縁。お、俺は俺の妹の仇をとれるなら死んでもいいと思っていた。でもわかったよ。アブドゥルの気持ちがわかった……やつの気持ちを無駄にはしない。生きるために戦う』
花京院『……本当に分かったのですか』
ポルナレフ『あぁ』
花京院さんはポルナレフさんの顔面に肘打ちを食らわした
縁『か、花京院さん!?何を……』
花京院『……これは仲直りの握手の代わりだポルナレフ』
ポルナレフ『あ、あぁ、サンキュー花京院…』
縁『ただでさえ僕がスタンド攻撃してるからポルナレフさんボロボロで血まみれなのに……』
花京院『彼女は優しいからしないだろうが、本当だったら縁さんも肘打ちしても許されるぐらいだからなポルナレフ』
縁『さすがにしませんけど……でもポルナレフさん、もう無茶しないでくださいね。ポルナレフさんだって僕にとっては大切な仲間ですし死んだらすごく悲しいですから』
ポルナレフ『あぁ、悪かった縁…』
花京院『……今度奴らが襲ってきたら僕達3人で倒す』
縁『はい!』
そうしてトラックで街から少し離れた
ポルナレフ『あの時俺は確かにやつを剣で貫いた。だが命中はしなかった。手応えはなかったんだ』
ポルナレフさんは車の中にあるミラーをとった
ポルナレフ『やつのスタンド、ハングドマンは鏡を割っても小さくなった破片に映っていた』
縁『そう考えると鏡の中にいるスタンドなんですかね?それで鏡の中にいる人物に攻撃するとダメージも現実に食らうとか……鏡の世界のスタンド?』
花京院『2人とも、鏡の中と鏡の世界とか盛んに言ってますが鏡に世界なんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから』
ポルナレフ『お前も見ただろ鏡にしかいなくて振り向くといねーんだぜ!?』
花京院『えぇ、しかし鏡というのは光の反射。ただそれだけです』
ポルナレフ『教えてもらわなくとも知っとるぜ!いいか?この場合だぜ?今の場合を言ってるんだ。スタンドがあるなら鏡の世界だってあるだろ!』
縁『確かにスタンドならそういうメルヘンとかファンタジーがあってもおかしくないですよね』
ポルナレフ『縁もそう思うよな!』
花京院『ないです』
ポルナレフ『おめーな!』
縁『僕自分以外のスタンド使いにあったことなかったので知らないんですけど、ないんですね鏡の世界』
ポルナレフ『それで納得するなよ縁!』
花京院『ハングドマンの謎はきっとその点にあると思うんです。スタンドはスタンドで倒せるのなら我々にはまだ知らない謎が…』
花京院さんは話している途中にハンドルを見始めた
そこに何かあるのかな
花京院『!!縁さん後ろ!!』
縁『え』
僕は後ろを振り向く
しかしそこには何もいない
花京院さんも1度はこちらを見たが何もいないのに気づくとまたすぐハンドルに目をやった
花京院『ポルナレフ!縁さん!ハンドルのメッキに奴がいる!』
ポルナレフ『なに!?』
縁『こんなに早く追いつくなんて!』
ハングドマンは思いっきり鏡を割った
その割られた破片がこちらに飛んできて花京院さんは運転がしっかりできず僕らの乗っていたトラックは転倒した
ポルナレフ『だ、大丈夫か…花京院、縁』
花京院『胸を打ったが大丈夫だ』
縁『ぼ、僕も大きな怪我は無いです。運が良かった』
トリック・バルーンも咄嗟に出せなかったから本当に運が良かった
ハングドマンは映るものから映るものに移動しこちらに近づいてくる
ポルナレフさんはチャリオッツをだしハングドマンのいるところを粉々にする
ポルナレフ『2人とも映るものから逃げるんだ!!』
僕たちは忠告を聞き岩陰に避難した
ポルナレフ『わかった。今見えたんだ。奴は鏡から鏡へ、映るものから映るものへ飛び移って移動している。反射を繰り返してここまでおってきたんだ』
花京院『反射?はっ!つまり奴は光か!やつのスタンドは光のスタンドということか!』
縁『それだと僕のスタンドは相手にとって有利になってしまいますね…』
多分シャボン玉にも映ってしまいますし
ポルナレフ『奴は今車のバンパーにいた。バンパーから反射して移動するに違いない。映るものには近寄るな!映るもの全て外せ!ボタンもだ!』
僕や花京院さんは制服のボタンをとる
他にも映りそうなものは外した
コンタクトレンズって映るかな…
そう思っていると子供がこちらに来た
子供『お兄ちゃん達大丈夫?お薬持ってこようか?』
ポルナレフ『おい小僧!危ねーから向こういけ!』
子供『ねぇ車めちゃくちゃだけど……血も出てるし怪我は大丈夫?』
子供はこちらをむく
僕達は気づいてしまった
その子供の目にはハングドマンいることを
ポルナレフ『野郎…』
花京院『子供の目の中に…』
縁『目までありなんて……』
ポルナレフ『おい小僧!俺たちを見るな!』
僕達は急いで子供の傍から離れた
子供『え?』
ポルナレフ『見るなと言ってるだろうが!』
子供『え、でも怪我してるよ』
ポルナレフ『大丈夫だよ!』
子供『でも血出てるよ』
ポルナレフ『大丈夫だから向こう向け!』
Jガイル『どうした?まさかこの可愛い子供の目を潰すというのかね?』
ハングドマンはポルナレフさんの喉を片手で掴んだ
Jガイル『ついに掴んだぞポルナレフ。もう逃れられない。子供の目を潰すまではな』
花京院『なんて卑劣なやつなんだ!』
縁『卑怯にも程があります!』
ポルナレフ『……おい花京院、それに縁。この場合そういうセリフを言うんじゃあねぇ。いいか、こういう場合、仇を討つ時というのは今から言うようなセリフをはいて戦うんだ』
ポルナレフさんは今にも殺られてしまいそうなのに余裕を感じさせるように話す
ポルナレフ『我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ。我が妹の名誉のために、我が友アブドゥルの心の安らぎのために、この俺が貴様を絶望の淵にぶち込んでやるJガイル!』
ポルナレフさんは足をあげると子供に声をかける
ポルナレフ『許せ小僧。後でキャラメル買ってやるからな』
そしてポルナレフさんは足元の砂を払い子供の目を閉じさせた
するとハングドマンはポルナレフさんの瞳に映った
ポルナレフ『原理はよく分からんがこいつは光並みの速さで動く。普通なら見えねぇスピードさ。だが子供の目が閉じたなら次にこいつが映るのは俺の瞳だろうとわかっていた』
花京院『な、なるほど』
縁『つまりハングドマンは映っているものにしか存在できない?』
ポルナレフ『あぁ、だからその軌道さえ読めれば剣で切るのは容易い!』
ポルナレフさんはその時にチャリオッツでハングドマンを切っていた
Jガイル『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!』
どこか離れた場所から叫び声が聞こえた
ポルナレフ『あそこにいるな本体!』
僕達はそこに走り出した
そこに駆けつけるとハングドマンと同じ傷を負った男が苦しそうにして倒れている
男『はぁ……はぁ…』
ポルナレフ『ついに会えたな。Jガイル!俺の名はジャン・ピエール・ポルナレフ。貴様の鏡の秘密は見切った。ものすげー速さで動くスタンドだ。だがどこに移動するのかさえ分かればその瞬間、軌道を縦に切ればお前は切れる』
男は驚いた顔をした
ポルナレフ『花京院とアブドゥル、縁が来てくれなきゃそれも分からずやられていただろうがよ』
花京院『ポルナレフ!それは両右手の男じゃあないぞ!Jガイルじゃない!』
縁『え…』
僕はその男を見た
確かに両右手じゃない!!
ポルナレフさんはそれに気づくのに遅れハングドマンに背中を刺された
ポルナレフ『なにぃ…』
縁『ポルナレフさん!』