怖がり少女が奇妙な冒険に巻き込まれた日

目の前に急に現れた巨大な船

船員『貨物船だ。気が付かなかった』

他のみなさんはそう思ってるらしいが僕にはそう思えなかった

承太郎さんも同じなのかそんな顔をしている

ジョセフ『承太郎、縁ちゃんどうした?まさかこの船にもスタンド使いがいると思っておるのか?』

縁『僕は分からないですけど……怪しい船だなと…』

承太郎『スタンド使いまでは知らんが、タラップが降りてきてるのになぜ誰も顔を覗かせないのかと考えていたのさ』

そう言われタラップを見てみると確かに誰もいない
さすが承太郎さん。僕のただの感とは違いよく周りを見ている

だがポルナレフさんは先にその船に乗った

ポルナレフ『ここまで救助に来てくれたんだ。誰も乗ってねぇわけねぇだろうが。たとえ全員スタンド使いだとしても俺はこの船に乗るぜ』

ポルナレフさんがそういうと僕達は顔を見合せた

確かに海の上にずっといる訳にもいかない

そう思ったのか他のみんなも船に乗ることにした

花京院『縁さんこっちまで来れますか?僕でよければ手を貸しますよ』

僕より先に船に乗った花京院さんがこちらに手を差し伸べてくれた

縁『あ、ありがとうございます花京院さん』

バランスの悪いボートの上から船に移動するのは正直怖いのでありがたく差し伸べられた手を掴み僕も船に移動した

僕より後ろにいたジョセフさん、承太郎さん、アンちゃんの様子を見ると

どうやらアンちゃんだけまだボートに乗っている

僕と同じで怖いのかな

承太郎『捕まりな。手を貸すぜ』

すかさず承太郎さんが手を差し伸べていた

これなら大丈夫だろうと思っていたがアンちゃんは承太郎さんが嫌だったのかジョセフさんに飛びついて船に乗った

アンちゃんはそのまま承太郎さんにあっかんべーをした

承太郎『……やれやれだぜ』

嫌われることでもしたんですかね?

もしくは僕と同じで承太郎さんの顔が怖いとか……いやそれはないか

その後は操縦室などを調べてみるがやはり人はいない

ジョセフ『誰もおらんのに機械は正常に動いとる』

縁『か、舵をとる人すらいないんですが……も、もももしかしてオバケ!?』

承太郎『スタンド使いがオバケを怖がるのか?』

縁『いやだってオバケとスタンドは違うもので…』

承太郎『どっちも似たもんじゃねぇか』

ポルナレフ『今はここにいねぇだけで全員下痢気味で便所にでも行ってんだろ』

縁『そんなことあります??』

アン『ねえ!みんなこっちに来て!』

アンちゃんが何かを見つけたのか大きな声で僕達を呼びその見つけた方向に指を指している

僕達はアンちゃんの方に向かってみるとそこには檻に入った大きな猿がいた

花京院『オラウータンだ』

ジョセフ『猿なんぞどうでもいい!こいつに餌をやっているやつを手分けして探すぞ!』

そういいジョセフさんはその部屋から出た

猿がいるならやっぱり人もいるのかな

部屋を出る時すごい嫌な視線を感じたが……多分気のせいだと思うことにし僕達も手分けして探すことにした

甲板の方に移動してみるとアブドゥルさんと船員の方が話していた

ふと上を見てみると船についてるフックが突然動き出した

ジョセフ『アブドゥル!その水兵が危ない!!』

ジョセフも気づいたのかアブドゥルさんに大きな声で言ったが時すでに遅く

その船員の1人はフックによって顔を貫かれた

縁『ひっ……』

あまりにも見るに堪えない光景で思わず僕は下を向いた

アン『きゃぁぁぁ!!』

アンちゃんもその光景を見たのか叫んだ
しかし承太郎さんがアンちゃんの目をすぐに手で隠した

承太郎『やれやれ、こういう歓迎の挨拶は女の子達にはキツすぎるぜ』

何気にこういうところは紳士ですよね承太郎さん

他の船員たちも驚いている

それはそうだ。そのフックを操縦している人なんて誰もいなかったのだ

ジョセフ『気をつけろ!やはりどこかにいるぞ!』

僕達のメンバーはスタンド使いの仕業だと考えた

ジョセフ『おい、機械にはあまり触るな。動いたり電気を流すものには一切触るんじゃあない!』

ジョセフさんは船員達に忠告した

やっぱりただの一般人の方には危険すぎますからね

ジョセフ『命が惜しかったらわしの命令に従ってもらう!全員いいと言うまで下の船室に行き動くな!』

そう言われると船員たちは船室に向かう

ジョセフ『縁ちゃんは下の船員達と一緒にいてくれんか?』

縁『僕ですか?』

ジョセフ『この子も連れてな』

そこには不安そうな顔をしたアンちゃんがいた

ジョセフ『下のやつらに何かあるといかん。守って欲しいんじゃ』

縁『……わかりました!自分にできることを精一杯やります!』

ジョセフ『任せたぞ』

縁『はい!アンちゃん、一緒に船室に行こうか』

アン『……うん』

そして自分は船員さんやアンちゃんと共に船室に行くことにした
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