短編
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わたしの総悟はドSだ。
そしてキス魔だ。
隙さえあれば人前だろうが、任務中だろうがお構いなくキスをしようとしてくる。
「総悟!!!
なんで闘ってるときにキスしてくるわけ?!」
今日もわたしの部屋にきた総悟にお説教してしまう。
敵陣で刃を交える中隙を見つけて今日もキスしてきたお説教は最早隊員達の中では恒例行事のようになっていた…。
「かわいかったから。
いつも言ってるだろィ」
「死んじゃったらどーすんのよ!!」
「死なないように俺が守るってこれも前から言ってまさァ。」
「もー…うれしいけど…」
こうして話してる間にも総悟はちゅ、と手にキスをしてくる。
その割にはあんまり、その、体とか求めてくるのは少ない。
わたしはその方がちょっと不安だ。
キスしたくて一緒にいるのかなーとか、
あんまり女の人として魅力ないのかな…?!
そうこう考えてるのもあんまり関係ないようで、唇、首、手、とキスをする総悟。
「ねぇ、さ」
「ん?」
「総悟はキスが好きなの?」
「好きだねェ」
ちゅ、ちゅ、と音が響く。
「…総悟はさ、わたしのこと見てる?」
「…見てるだろ」
「…そっか」
言葉にできない感情が渦巻く。
キスされているのに、なんだか心が虚しい。
いつか総悟に好きって言われて、初めてキスをしたときの感じとか、ときめきとかがなんだか遠くに行っちゃったみたいで。
そりゃ、本当に好きじゃなきゃ、キスなんてしないだろうけど…。
「まさか俺がもともとキス魔だと思ってんじゃないよな?」
「…わかんない」
総悟がキスを止めた。
ついに愛想つかされたかな…。
キスしてもらってるのに、なんだか、文句ばかり言ってるみたいで、この気持ちをどう口に出せばいいのかわからなかった。
「さな。」
総悟に引き寄せられる。
彼の香りがする。
わたしより身体は大きいはずなのに、なんだか不安そうに感じた。
「…総悟?」
「キス以外にどうやって、すきってきもち伝えればいいんですかィ?」
きゅ、と総悟の力が入る。
「こんなに好きになったことが、俺にないんでさァ。けど、あまりにも強すぎて、抑えきれなねェ…」
「総悟…」
「ほんとは、あんなところでキスするべきじゃないのはわかってる。
隊員の士気も下がるし、土方のヤローには怒鳴られるし、自分にも、すごく腹が立ちまさァ。
それに…」
「…それに?」
総悟がわたしを優しく押し倒す。
「ほんとは、誰にもさなを渡したくねェ。見せたくねェ。俺だけのものにしたい。
ほんとは、もっと、セックスもしたいんですぜ? でも、大事にしようと、思うと」
「いいよ」
わたしは彼の頭を優しく撫でた。
さらさらっと淡い髪の毛が揺れる。
「そういう総悟も含めて全部、好きだよ。
だから、これからは、2人の時にたくさん抱きしめて、唇にキスしてほしい。
それにいっぱい愛してほしいし、わたしも総悟のこと愛したいな」
わたしが笑うと総悟がつられて吹き出した。
「ほんとさなは大胆だよなァ」
「キス魔になるより言葉にするほうがずっと素直でしょ?」
「ごもっともなご意見で」
「2人の時にいっぱいキスしてね」
「それはもちろん」
「ふふ」
ぎゅっと2人で抱きしめてごろんごろん転がる。いつもいじめてくる彼だけど、2人でいるときの総悟のこの雰囲気も大好き。
「じゃ、」
「ん?」
「いっぱい愛していいですかィ?」
「わたしも、いっぱい愛させてください」
総悟は次の日から『キス魔』ではなく『えっち魔』になってしまったけれど、それはまた別のお話。
そしてキス魔だ。
隙さえあれば人前だろうが、任務中だろうがお構いなくキスをしようとしてくる。
「総悟!!!
なんで闘ってるときにキスしてくるわけ?!」
今日もわたしの部屋にきた総悟にお説教してしまう。
敵陣で刃を交える中隙を見つけて今日もキスしてきたお説教は最早隊員達の中では恒例行事のようになっていた…。
「かわいかったから。
いつも言ってるだろィ」
「死んじゃったらどーすんのよ!!」
「死なないように俺が守るってこれも前から言ってまさァ。」
「もー…うれしいけど…」
こうして話してる間にも総悟はちゅ、と手にキスをしてくる。
その割にはあんまり、その、体とか求めてくるのは少ない。
わたしはその方がちょっと不安だ。
キスしたくて一緒にいるのかなーとか、
あんまり女の人として魅力ないのかな…?!
そうこう考えてるのもあんまり関係ないようで、唇、首、手、とキスをする総悟。
「ねぇ、さ」
「ん?」
「総悟はキスが好きなの?」
「好きだねェ」
ちゅ、ちゅ、と音が響く。
「…総悟はさ、わたしのこと見てる?」
「…見てるだろ」
「…そっか」
言葉にできない感情が渦巻く。
キスされているのに、なんだか心が虚しい。
いつか総悟に好きって言われて、初めてキスをしたときの感じとか、ときめきとかがなんだか遠くに行っちゃったみたいで。
そりゃ、本当に好きじゃなきゃ、キスなんてしないだろうけど…。
「まさか俺がもともとキス魔だと思ってんじゃないよな?」
「…わかんない」
総悟がキスを止めた。
ついに愛想つかされたかな…。
キスしてもらってるのに、なんだか、文句ばかり言ってるみたいで、この気持ちをどう口に出せばいいのかわからなかった。
「さな。」
総悟に引き寄せられる。
彼の香りがする。
わたしより身体は大きいはずなのに、なんだか不安そうに感じた。
「…総悟?」
「キス以外にどうやって、すきってきもち伝えればいいんですかィ?」
きゅ、と総悟の力が入る。
「こんなに好きになったことが、俺にないんでさァ。けど、あまりにも強すぎて、抑えきれなねェ…」
「総悟…」
「ほんとは、あんなところでキスするべきじゃないのはわかってる。
隊員の士気も下がるし、土方のヤローには怒鳴られるし、自分にも、すごく腹が立ちまさァ。
それに…」
「…それに?」
総悟がわたしを優しく押し倒す。
「ほんとは、誰にもさなを渡したくねェ。見せたくねェ。俺だけのものにしたい。
ほんとは、もっと、セックスもしたいんですぜ? でも、大事にしようと、思うと」
「いいよ」
わたしは彼の頭を優しく撫でた。
さらさらっと淡い髪の毛が揺れる。
「そういう総悟も含めて全部、好きだよ。
だから、これからは、2人の時にたくさん抱きしめて、唇にキスしてほしい。
それにいっぱい愛してほしいし、わたしも総悟のこと愛したいな」
わたしが笑うと総悟がつられて吹き出した。
「ほんとさなは大胆だよなァ」
「キス魔になるより言葉にするほうがずっと素直でしょ?」
「ごもっともなご意見で」
「2人の時にいっぱいキスしてね」
「それはもちろん」
「ふふ」
ぎゅっと2人で抱きしめてごろんごろん転がる。いつもいじめてくる彼だけど、2人でいるときの総悟のこの雰囲気も大好き。
「じゃ、」
「ん?」
「いっぱい愛していいですかィ?」
「わたしも、いっぱい愛させてください」
総悟は次の日から『キス魔』ではなく『えっち魔』になってしまったけれど、それはまた別のお話。