短編
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俺はふと目を覚ました。
あまりこういうことはない。
今日はやけに目が覚めた。
いちご牛乳も温めて飲んだし、神楽も騒がずに寝ている。
それに、…それに、さなともしたし。
なんで眠れねーんだ?
隣で彼女がすやすやと寝息を立てている。
まぁそれもそうか。
わりと激しかったもんなァ。
さなの髪を触りながらぼーっとする。
綺麗に整えられているが、ところどころ枝毛があるのがまた愛おしい。
めんどくさがりなのに一生懸命なところとか、笑った顔、怒った顔、してるときの顔、反応全てが愛おしくてたまらない。
けれど、いつか俺のせいで壊れてしまうんじゃないか、いなくなってしまうのではないかと思ってしまう。
あまりにもさなは眩しい。
けれどだからこそ、今だけは傍にいたい。
寝てるからいいか。
我慢できなくなって、内緒でさなに唇を近づけたときだった。
「銀さん…」
びっくりして固まってしまった。
起きてたのか。
「いやーさなちゃん、起きちゃったのかー」
「ん…」
照れ隠しをしているとさなが黙って俺を引き寄せた。
さなの首に俺の顔がうもれる。
とてつもなく甘い香りがして、頭がとけそうになる香りがたまらない場所。
「わたし、しってる」
「は?」
「銀さん、髪撫でてたの知ってる」
起きてやがったのかこいつ。
びっくりした顔が見られなくて正解だった。
それに、俺の顔がいまは熱くなっていたし。
「いなくならないよ、大丈夫」
「…は」
「大丈夫、大丈夫」
俺の髪の毛をもふもふして、彼女はそう言った。
「これからもずっと一緒だよ」
「…当たり前だろ」
「うんうん…大丈夫…」
声が小さくなってきた。
やっぱり寝ぼけてるのかと起き上がった。
すると、さなと目が合った。
ぼうっとしてたけれど、たしかに瞳は俺を見つめていた。
いつもの俺ならそのままキスをするのに、まるでその目に捕らわれたように、動くことができなかった。
そのままさなはゆっくりと起き上がってきて、ちゅ、と優しく俺の唇に触れた。
目線は唇が離れても捕らわれたままだった。
さなは俺の心の奥底を見てるようで隠しきれない。
なにもかも見透かされてるようなそんな目でいつも俺を見る。
「銀さんねれそう?」
さなは俺に腕枕をさせて小動物のように鼻をすんすんしながらいった。
「銀さん?」
「………俺もう一回したい」
さなはぴとっと俺に体をくっつけていった。
「激しすぎるから無理」
「えっ」
「明日にとっといてね…おやすみ」
「えっ待て待て待て待て」
ふふっと彼女が笑う。
断られたのに、たまらなくしあわせな気持ちで、俺は目を瞑った。
あまりこういうことはない。
今日はやけに目が覚めた。
いちご牛乳も温めて飲んだし、神楽も騒がずに寝ている。
それに、…それに、さなともしたし。
なんで眠れねーんだ?
隣で彼女がすやすやと寝息を立てている。
まぁそれもそうか。
わりと激しかったもんなァ。
さなの髪を触りながらぼーっとする。
綺麗に整えられているが、ところどころ枝毛があるのがまた愛おしい。
めんどくさがりなのに一生懸命なところとか、笑った顔、怒った顔、してるときの顔、反応全てが愛おしくてたまらない。
けれど、いつか俺のせいで壊れてしまうんじゃないか、いなくなってしまうのではないかと思ってしまう。
あまりにもさなは眩しい。
けれどだからこそ、今だけは傍にいたい。
寝てるからいいか。
我慢できなくなって、内緒でさなに唇を近づけたときだった。
「銀さん…」
びっくりして固まってしまった。
起きてたのか。
「いやーさなちゃん、起きちゃったのかー」
「ん…」
照れ隠しをしているとさなが黙って俺を引き寄せた。
さなの首に俺の顔がうもれる。
とてつもなく甘い香りがして、頭がとけそうになる香りがたまらない場所。
「わたし、しってる」
「は?」
「銀さん、髪撫でてたの知ってる」
起きてやがったのかこいつ。
びっくりした顔が見られなくて正解だった。
それに、俺の顔がいまは熱くなっていたし。
「いなくならないよ、大丈夫」
「…は」
「大丈夫、大丈夫」
俺の髪の毛をもふもふして、彼女はそう言った。
「これからもずっと一緒だよ」
「…当たり前だろ」
「うんうん…大丈夫…」
声が小さくなってきた。
やっぱり寝ぼけてるのかと起き上がった。
すると、さなと目が合った。
ぼうっとしてたけれど、たしかに瞳は俺を見つめていた。
いつもの俺ならそのままキスをするのに、まるでその目に捕らわれたように、動くことができなかった。
そのままさなはゆっくりと起き上がってきて、ちゅ、と優しく俺の唇に触れた。
目線は唇が離れても捕らわれたままだった。
さなは俺の心の奥底を見てるようで隠しきれない。
なにもかも見透かされてるようなそんな目でいつも俺を見る。
「銀さんねれそう?」
さなは俺に腕枕をさせて小動物のように鼻をすんすんしながらいった。
「銀さん?」
「………俺もう一回したい」
さなはぴとっと俺に体をくっつけていった。
「激しすぎるから無理」
「えっ」
「明日にとっといてね…おやすみ」
「えっ待て待て待て待て」
ふふっと彼女が笑う。
断られたのに、たまらなくしあわせな気持ちで、俺は目を瞑った。