5章
夢小説設定
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アリアはアクアを連れて外を出て、宿屋の裏で足を止める。
夜の砂漠は寒いけど、あそこでは話せないし仕方ない。
「久しぶりに人に会えたってのに、無理矢理話を切り上げなくてもいいじゃん?」
「アンタが余計な事を言わなきゃね」
「余計な事?」
アクアは不適な笑みを浮かべる。
「あれは余計な事じゃねーぜ?」
「あの子達には関係はないでしょ」
「関係ない?アイツら人間だろ?十分関係あるって」
「無いわよ。彼らはあの時の奴らとは違うの」
「違う?何をバカな。前から思ってたけど、物質プレーンに行ってから随分腑抜けちまったな」
「どんなに違かろうと根本は同じだ。何十年、何百年経とうが変わりはしねぇ。そんなのお前だってよく分かってんだろう」
「…………」
。
「そんなんじゃ、エニグマに足元すくわれるわよ」
「何言ってんだか。エニグマと融合する事の方がよっぽどマシだっての」
「アクア……」
「オレ達の呪いはそれだけ強いし重いんだ。でも好きでこんな風になったんじゃない!オレらはあいつらに騙されたんだ!!何もしていないのに!!私欲の為にオレ達を利用しただけなんだ!!!」
「それは違うわ。確かに私達は結果的に奴らに利用されてしまったけれど、全て自分が選んだ道よ!こうなってしまったのは、奴らだけの所為じゃない!!」
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