5章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アリアはアクアを連れて外を出て、宿屋の裏で足を止める。
夜の砂漠は寒いけど、あそこで話せないし仕方ない。
「久しぶりに人に会えたってのによ。無理矢理話を切り上げなくてもいいじゃん?」
「アンタが余計な事を言わなきゃね」
「余計な事?」
アクアは不適な笑みを浮かべる。
「あれは余計な事じゃねーぜ?」
「あの子達には関係はないでしょ」
「関係ない?アイツら人間だろ?十分関係あるって」
「無いわよ。彼らはあの時の奴らとは違うの」
「違う?何をバカな。前から思ってたけど、物質プレーンに行ってから随分腑抜けちまったな」
「どんなに違かろうと根本は同じだ。何十年、何百年経とうが変わりはしねぇ。そんなのお前だってよく分かってんだろう」
「…………」
やっぱりアクアは未だに憎んでんだね・・・。
「そんなんじゃ、エニグマに足元すくわれるわよ」
「何言ってんだか。エニグマと融合する事の方がよっぽどマシだっての」
「アクア・・・」
「オレ達の呪いはそれだけ強いし重いんだ。でも好きでこんな風になったんじゃない!オレらはあいつらに騙されたんだ!!何もしていないのに!!私欲の為にオレ達を利用しただけなんだ!!!」
「それは違うわ。確かに私達は結果的に奴らに利用されてしまったけれど、全て自分が選んだ道よ!こうなってしまったのは、奴らだけの所為じゃない!!」