3章
夢小説設定
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衝撃的な出来事から間もなくして、ゲアラヴァ村に着いた私達は、早速キード・モンガに向かった。
「入口になんかいる~」
アランシア、それはなんかじゃなくてドワーフだよドワーフ。
そんな事を考えてるとなんか(ドワーフ)がこっちを見て目を輝かせていた。
「おおっ!古代機械!いいねぇ!グ~だね~!さぁ、はいってけれ!」
「うわぁ」
「どうしたの~」
「今更なんだけどさぁ……カフェオレが妙に優遇されてる気がする」
「オレハ、コダイキカイダカラナ」
「古代機械じゃなくて、オンボロ中古機械の間違いでは」
「ガビーン!!アリアサン、ヒドイデス……!」
「とにかく不思議。チーズケーキになったり、改造されたりしてるポンコツ機械が優遇されることがあるなんて……」
「チーズケーキじゃなくてオーブンね」
あ、そうだ。
レモンの言うとおり、チーズケーキじゃなくてオーブンだ。
チーズケーキになったカフェオレなんて想像出来ないし、何より食べたくない。
オイルっぽい味してそう。
「そんな事より早く入ろう」
「は~い」
「楽しみだなぁ……ドワーフ狩り」
「全然違うっぴ」
「気にしない気にしない」
アリア達がキード・モンガに入って数分後。
「んご…………んごご……」
「ようやく見つけたぜ!オッサン!!オレのダチを返しな!」
「ダチ!?オマエの!?いんやぁ、何の事かさ~っぱり」
「てめぇ!切り刻まれてぇのか!?」
カシスがドワーフと揉めていると、村に3人組こドワーフがやって来る。
「ここだな……。確かに気配を感じる……とりあえず、邪魔なドワーフを消しておくか……」
3人のうち1人のドワーフが、村のドワーフに向かって魔法を放つ。
「あんだ~~~~~!?粛清か~!?粛清が始まっただか~~~~~~!?」
「!!!!!何者だ!何故なぜドワーフが魔法を!?」
「ヒゲのないのが一匹いるな。決めた。ヤツを宿主にする」
カシスを見つけたドワーフが、彼に向かって魔法を放つ。
「ぐはっ!!」
「オレ達は先に行くぞ」
二人のドワーフがキード・モンガへ進むと、残ったドワーフが倒れたカシスに近付く。
「まさか死んではないだろうな………もっとも、あの程度で死ぬのであれば、はなから用はないのだがな」
「クッ………!!テメェ……コンカッセ!!」
「ゴブッ………!! どこにそんな力が……グフッ……ダメだ…………引きずられる………………このままでは死んでしまう……次の宿主…………っ次の宿主を…………っ!!」
その言葉を最後に倒れるドワーフ。
「ったく。油断しすぎなんだよ」
吐き捨てるように言うカシスだが、背後から這い寄る気配には気付いていなかった。
「油断したのは、どっちかな……?」
「!!!!!!しまっ………!」
「……………カシス?」
「アリア~?どうしたの~?」
「……………」
今……カシスの声がしたような……。
そういえばカシスと彼に任せたショコラはどうしているだろうか。
彼と別れてそれなりに時間は経っているが、まだこのプレーンにいるだろうか。
それともガナッシュ達みたいに闇のプレーンに行ってしまっただろうか。
まさかエニグマに…………いや、そんなはずはない。
「アリア…?」
「なんでもないよ、アランシア。先に行こう」
考えても仕方がない。
今優先すべきは魔バスを動かせるように、カフェオレを改造してもらうことだから。