3章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
不満ありまくりのままラ・ロッシュを出るとブルーベリー達が慌てて駆け寄ってきた。
「アリア!!カフェオレが!!」
「分かってる!勘違いしまくりながら、魔バスへ帰ってったよ」
「あとを追おう!」
急いでカフェオレの後を追い、ロッシュの一本橋を通った時……。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーッ!!」
NA NI GO TO DA ☆
「セサミの声だわ……」
ただ事じゃない悲鳴を聞いて、一旦戻りセサミがいたであろう場所を探すが、セサミの姿は見当たらない。
「ウォーターピープル!?どうしてこんなところに!?」
ブルーベリーが驚きながらもそれに近寄る。
まるでセサミの代わりに現れたウォーターピープル。
本来は水のプレーンの住人だけど、闇のプレーンにもいたんだっけ……。
「……どうしてここに?」
「ハうアえウくリるクすラいロめデろニおプク」
わからん!!
アクリエム語なのは分かるけどさ!
「なんですの!?何て言いましたの!?」
「闇の獣の力で、道ができたって言ってるわ。エニグマがプレーンの間を通る時に巻き込まれてこっちに来たんだわ」
「セサミのことを聞いてくれない?」
「アうグうシゅナいマわレかピてアーしタプク」
「はムべりなモにーぼルかレタりろネプク」
「けプープク」
目の前で国際交流が!
いや待て。ウォーターピープルの言うことが確かなら、セサミはエニグマに遭遇して闇プレーンに行った?
どうして闇のプレーンに……。
「小さな生き物が、エニグマと一緒に消えたそうよ」
「セサミですの!?」
「わからないわ」
いや、それはもうセサミと仮定した方がいい。
マズくなってきたかも。
もしかしてエニグマ達は私達を闇のプレーンに連れて行こうとしてる可能性がある。
早く他のクラスメート達と合流しないと。
「かボしャはバれケげボんゲ?プク」
「にゃカハにャけケりモにープク」
「何を話したの?」
「私達と一緒に来るかどうか聞いたの」
「それでプルプルちゃんは何て言いましたの!?」
ちょ……!!プルプルちゃんって可愛い!
「この川が気に入ったって」
そりゃあ綺麗だもんね。
「とりあえずこの辺にセサミはいないと思って間違いないわ。急ごう!」
急いで(途中でワープした)魔バスへ着いたアリア達。
「アランシア。お土産だよ!」
「ありがと~♪チーズケーキだ~」
「どっから持ってきたっぴ?」
「ラ・ロッシュから貰ってきた」
流石はネズミ。
伊達に良品チーズ使ってないわ。
美味しい♪
「ん~ダメだ!!」
「何がダメなんだ、バルサミコ」
「古くて使いモンにならねぇ!」
「古い?カフェオレは元から古いだろ」
「ガビーン!!」
機械音ウザッ!!
「聞くところによると、どっかにドワーフの塔ってのがあってそこのドワーフは機械の改造が得意だって言うじゃねぇか。そこで頼みがあんだが、カフェオレをそのドワーフの塔ってとこに連れて行って魔動力ジェネレーターに改造してもらってきてほしいんだ」
「マジかよ」
結局行かなきゃいけないんですね!?
「そうすりゃ、後はどうにでもなるってモンよ。誰と行ってもいいけど、カフェオレを連れて行くのだけは忘れるなよ」
「マドウリョクジェネレーター、ケッコウナハナシダネ。ナンニデモナリマストモ。ミンナノタメデスカラヨロコンデ。ハイ。トクイノ、ミートパイヲゴチソウシテアゲラレナクテ、ザンネンデス」
哀れなカフェオレ。
けど一つ聞いていい?
ミートパイって何だよ。
レーミッツ宮殿地下
「クッ……」
「人間ごときが……なぜにッ………!!」
「死すべき定めの者に勝利はない。人間の体は滅びる。だが我らは不死身だ。ゆっくりとやればよい」
「ゆっくりと!?このままでは何度でもこの屈辱を味わうだけだぞ……!!」
「宿主を探すと言うのか……?光のプレーンで宿主になりうる知的生命はいない」
「この際ドワーフでいい!!」
「バカな!!魔法も使えぬ生物と融合したところで、大した力は得られぬ!!むしろ危険だ!!肉体の死に巻き込まれれば、我らの命も危うい!!」
「今だけだ……ヤツらに死の恐怖を……」
「チーズケーキ完売ー。さてキード・モンガにはカフェオレと……誰がいく?」
「オイラは遠慮するっぴ」
「はいピーちゃん決定」
「何でだっぴ!?」
嫌がる奴ほど連れて行かせたくなるのよ!
「アリアはどうするの~」
「私?どうしようかな……」
そろそろ休みたいんだよね。
「行こうよ~私も行くから~」
アランシア……最高!!
「うん。行くわ!!」
結果的にカフェオレ・ピスタチオ・レモン・アランシア・アリアになった。
「みんな、気をつけて」
「うん~」
「いざとなったらピーちゃんを盾にするから」
「いや無理だろ」
「Let's go!キード・モンガ!!」
「最悪だっぴ……」
.