3章
夢小説設定
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「あー!もう!何あの男!!あんな喋り方しかできないの!?」
「からかわれてるだけだって。気にしない方がいいよ」
ご立腹のブルーベリーを宥めるレモン。
気持ちは分かるが、ああいうやつだ。
しかしやる気が出たとは言え、ラ・ロッシュか……。
面倒くさい過ぎる。強硬手段で行くか。
アリア達はラ・ロッシュの塔へと向かう途中、セサミに会ったが放置プレイの遂行のため、無視した。
「アリアちゃん酷いですの」
「普通です」
しばらくしてピップルスタウンに着いた。
のはいいんだけど……。
「てめぇ、コインを売りやがったな?」
はい売りました。
「この町がコイン売買禁止と知ってて売りやがったのか?」
「YES!」
じゃなきゃ入れないじゃない?
「はっはっは!アンタ、この道のモンだな。一目見りゃ分かるぜ」
「はは……」
「お頭はラ・ロッシュの塔の最上階にいるはずだ。オレが会わせてやるよ。だがすぐには会えねぇ。まずは塔の入り口の男に火のシールを渡しな」
ちょっとイカすネズミから火のシールを貰った……がやっぱそう言う展開?
「とりあえずシールは貰ったけど、どうする?」
「行くしかないよ」
いや行くしかない事はないんだけど……。
シールを渡しながら行くのは面倒くさい。
何かいい方法は………。
「そうだ!確か……」
ポケットを探るアリア。
ウークルやオカリナ、虫眼鏡。
そして葉っぱが沢山出てきたがそんな事はどうでも良かった。
「あった!!」
「アリアちゃん、それは何ですの?」
「秘密兵器☆」
「いや、どう見てもナイフだろ」
むっふふ!
レモンってば、ただのナイフじゃないんだゾ☆
「これはチーズナイフよん☆」
「チーズナイフ?」
「ピップル族に認められた証よん」
「……どうしてそんな物を?」
「前に貰ったの」
ってのは嘘で無理矢理、取ったんだけど。
「じゃあカフェオレ助けに行くから、ブルーベリー達は待ってて」
「アリア・・・?」
ブルーベリーの戸惑いの声を気にせずラ・ロッシュの塔の入り口の右隣にいる、ピップルスに近付く。
「なんだ貴様?」
「ただの通りすがりの人で~す。ここを通してくれます?」
ピップルスにチーズナイフを見せる。
「あ、どうぞ~どうぞ~」
きりかえ早ッ!
でもありがたいからいっか。
チーズナイフを見て、あっさりと通されて最上階に一気に着く。
するとなにやらチーズくさいとこについて、その中心にポンコツ機械がいた。
「やっほーカフェオレ。チーズケーキはまだ残ってるの?」
「アリア!オーブンニカイゾーサレテシマイマシタ」
「見れば分かる」
「あー、チミチミ!そりはわしのとくチューオーブンなのでありマスのよ、もしかして~」
なんだコイツ……服装からしてお頭?
バルサミコ並みにウザさだ。
もしかして~ってなんだよ。
「ドワーフの親方に、すンごい値段で作ってもらったモノなのよもしかして~~。でもチミがどーしても欲しいとゆーなら、売ってあげてもイイのよ、もしかして~」
ウザい……話し方がめっちゃウザい
「カエルグミ青10個と交換でどうでありマスかね~もしかして~」
カエルグミ青?地味に高価ですね。
このオーブン中古なんだけど、高くない?
「ほんとは~カエルグミ赤がいいでありマスね~もしかして~」
「んだと?ろくでもない事言ってっと、この塔ごと破壊するぞコラ」
アリアは手を挙げる。
「滅びのバースト……」
「いいのでありマス!勝手に持ってっていいのでありマス!」
理解早いなお頭さん。
「オレハイマ、アリアノオソロシサヲカイマミタキガスル……」
「何か言ったかカフェオレ?」
「イ、イエ……ナンデモナイデス。ソレヨリ、アリガトウナノデ~ス。イッショウオーブントシテイキテイクコトニナルカト、チョットフアンニナッテタデ~スモシカシテ~」
聞き取りづら。
さすが古代機械。話すのかったるいぜ。
「タスケテモラッテ、コウイウノモナンデスガ……イロイロカンガエタンダケド、オレ……マバスノブヒンニナルカクゴデキタ」
「ん?別に魔バスの部品になるワケじゃないでしょ」
「サキニマバスヘカエル。マバスヲ……ミタラ……オレノコトヲ…………エグッ…………オモイダシテ………………サヨウナラナノデ~ス!!」
「いやだから……って!話聞けよオイ!!」
カフェオレはダッシュへ魔バスへ帰ってしまった。