序章
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準備のためゼン部屋を出ると--。
「アリアちゃん!!」
「ペシュペシュおはよー」
扉の前でいきなりでくわしたのは、愛の大使ぺシュ・ファーマー。
別名ピンクの悪魔。
「こんなところで何をしてますの!もうバスが来てますの!」
「みたいだね」
「みんなはゼン部屋にいますの?」
「キルシュとセサミ、それとピスタチオやブルベリ達ならいるよ」
そういやアランシアやカシスはどこに?
もうバスに乗ってるとか?
「ヒョア~~~~~~!!」
上から間抜けた声が聞こえた。
「タスケテクレ~~!!」
知らない知らない。
あんなポンコツ機械知らない。
「カフェオレちゃんも早くバスに乗りますの!!もうすぐ出発ですの!!」
カフェオレの助けを求める声を、ペシュは見事にスルーした。
流石はピンクの悪魔。
「カフェオレ。カシス達知らない?」
「カシスタチハ、オンガクシツデ、キャンプノハナシヲシテタゼ。ハナシヲシテルウチニ、コワイハナシニナッチマッテ………… ヒョア~~~~~!!」
怖い話…。
ゴシップ好きな相棒だから、この臨海学校のことも色々話してるんだろうなぁ。
「まったく!みんな不真面目ですの!!アリアちゃんは、音楽室のみんなを呼んできてくださいの!」
「ん。りょーかい」
ペシュは大層ご立腹のまま、ゼン部屋に入っていった。
カフェオレもいつの間にかいなくなっていて、アリアは音楽室に行こうとする。
「あ。そういやマド先生は…」
担任の事が気になり、音楽室より先に職員室へ赴く。
「しかしそれでは生徒達が……」
ん?なんだ?
「大丈夫。君ならやってくれると信じている。頼むぞ、マドレーヌ」
校長と何やら話しているようだったが、すでに話終わった後だったのか、詳しいことは分からなかった。
でもあのハゲ…校長が絡んでるっぽいのか。
やっぱりこの臨海学校は何かあるな。
「おはようございます。先生」
「アリア、おはよう。今日はサボらないのね」
「みんなでキャンプですから。思い出作りです」
さっきまでサボろうとしてたんですけどね。
でも色々と気になることもあるし。
「じゃあ先生!またバスで」
「ええ」
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