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夕食の時間もいつも以上に楽しく盛り上がった。
甘々のナギは、チビヒロインの為に
スペシャルお子様ランチを作っていた。
ハヤテ
「スッゲェ~!
ヒロイン!ほら、タコさんいるぞ!」
チビヒロイン
「たこさぁん!」
トワ
「オムライスに旗が立ってる!
あ~!こっちはウサギさんがいるよ?」
用意されたご飯に大興奮のチビヒロインを見て、
ナギは満足気にニッコリ笑う。
チビヒロイン
「なぎにぃちゃ、ありがとぉ!」
テーブルに手をつき、椅子の上に立ちあがって
、とびきりの笑顔をナギに向ける。
ナギ
「!!!」
ソウシ
「うわぁ、堪らないねナギ!
こんなかわいい笑顔で言われちゃったら。」
ソウシの言う通り、ナギは完全にノックアウトされていた。
もしヒロインと子供が出来たとして、
こんな女の子が出来たら…
それをヒロインと一緒に、幸せそうに眺めてる姿を想像していた。
シン
「フン、そんな手でヒロインの気を引こうなんて甘いな。
ヒロイン、今日はオレと寝るぞ!」
シンの言葉にハッとし、シンを見つめた。
ナギ
「なに言ってる?」
シン
「お前は仕込みで、部屋に戻るのは夜中だろ?」
確かにそうだ…。
ナギは自分以外の部屋で、ヒロインを寝かす事に抵抗があった。
ナギ
「…トワの部屋に寝かす」
この中で一番、下心がなさそうなトワとなら…と
ナギは決心したが、トワは今日不寝番だった。
ハヤテ
「そんじゃ、オレと寝ようぜ!」
隣で黙々とご飯を食べるチビヒロインを抱き寄せ、
ハヤテは嬉しそうに言う。
リュウガ
「オレの部屋なら、楽しい音楽を聞きながら寝れるぞ?」
ソウシ
「私とだったら… って、ヒロインちゃん困らせちゃってないかな?」
大人達の会話にまったくついていってないチビヒロインは、
お皿の上のマフィンにカプッと食いついた。
ナギはその姿にニヤリとした。
しっかりそのマフィンを食べ終わるのを見届けると、ナギはチビヒロインに言った。
ナギ
「ヒロイン、そのマフィンうまいだろ?」
チビヒロイン
「うん!おいしぃ!」
ナギ
「それ…トマトのマフィンだぞ」
トマトという単語が出て、チビヒロインはピクッと
動きが止まり、マフィンとナギを見つめた。
ナギ
「な? トマトだって美味いんだぞ
好き嫌いしたらかわいそうだろ?」
そういうとチビヒロインは、コクッと頷いて、
マフィンをもう一つ手に取った。
ナギは優しく微笑むと、テーブル越しに
チビヒロインのホッペについたマフィンを取ってやった。
そのやり取りを見ていたメンバーは、それ以上誰の部屋に寝るかを聞けなかった。
リュウガ
「ナギ、ヒロインを立派に育てるんだぞ」
ナギ
「……今夜はオレと寝させます。
仕込み中は、誰かオレの部屋で見ててくれると助かるんだが…」
そう話している間に、さっきまではしゃいでマフィンを食べていたチビヒロインが
今にも閉じてしまいそうな目を必死に開けて、
コックリと首が落ちる。
その度にハッと顔を上げて、マフィンの続きを食べようとするが
睡魔に勝てないようだ。
ソウシ
「ふふっかわいいね。
もう寝ちゃいそうだよ?」
トワ
「ヒロインちゃん、ほらマフィン僕がもらうよ?」
チビヒロイン
「ん~~」
ゴシゴシっと目をこすると、そのままコテンッと
ハヤテの膝に倒れ寝付いてしまった。
ハヤテ
「これってオレ…一緒に寝ていいって事?」
ハヤテの顔が緩み、ナギは鋭い視線でハヤテを見る。
ナギ
「オレが仕込み終わったら迎え行くからな?」
ハヤテ
「わ、わぁってるって!」
ハヤテは自分の膝で寝るチビヒロインを
愛しそうに見つめ、そっと髪を撫でた。
その行動にナギはムッとしてしまう。
こんな感情が沸くのはおかしいのか?
ソウシ
「今日は朝から色んな事あったから疲れちゃったんだね。
でもハヤテが一番適任じゃない?
シンは明日の出航に向けて準備あるし、
船長は飲んでるし、私も今日はヒロインちゃんが元に戻れるように調べたかったから」
ソウシのその言葉に、皆が納得をした。