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キッチンで朝食の準備をしていると、
一番初めにシンが起きてきた。
シンはいつものように食堂の席につき、先に座っていたソウシに挨拶をする。
ソウシもいつものように「おはよう」と答えた。
次に起きてきたのはトワだった。
トワ
「おはようございまーす!
あれ? ヒロインさんはまだですか?」
その問いにナギはギクッと内心、反応した。
ハヤテ
「どうせまだ寝てんだろ!?
アイツ寝起き悪そうだし…」
トワの後ろからハヤテが声を出し、トワの肩に腕を回して
食堂に入ってきた。
ソウシ
「船長は?」
リュウガ
「なんだぁ? オレは寝起き悪くねぇぞ!」
大きなあくびをし、寝ぐせだらけの髪をガシガシと掻きながら
リュウガも食堂へと入る。
既にテーブルの上には料理が並び、
全員が席についたのを確認すると
ナギは最後の皿を手に持った。
ナギ
「ほら、いくぞ?」
ナギは下を向いて囁いた。
キッチンのカウンター越しに、ナギがつぶやいている声が聞こえ
ソウシ以外のメンバーは、何事かと
食堂のドアにナギが現れるのを待った。
ハヤテ
「…ナギ兄…誰だよソイツ…」
全員の目線がナギの右足に注がれる。
しっかりとナギの足を両手で抱きしめ、
小さな女の子がもじもじと恥ずかしそうに隠れていた。
リュウガ
「ナ、ナギ…お前…まさかヒロインとの子…」
ソウシ
「船長、そんな訳ないでしょ?」
トワ
「で、でも、なんかヒロインさんに似ていませんか??」
シン
「フン、またやっかいな事になってそうだな」
みんなの視線を感じ、チビヒロインは
どうしていいか分からず、さらにギュッとナギの足に掴まった。
その感触が伝わり、ナギはそっとチビヒロインの頭を撫でた。
ナギ
「オレもよく分んねぇが、多分ヒロインだ。
オレらの記憶もないし、見た目の年齢の精神状態だと思う」
ソウシ
「今朝起きたらこうなってたんだって」
その説明を聞いても、なかなかピンと来ないのか
メンバーは皆黙っている。
着せる服もない為、ヒロインの服の中で
一番小さいのを着せ、腕まくりをした。
それでもかなりサイズは大きい。
リュウガ
「で、なんでナギには慣れてるんだよ?」
ナギ
「分からないんですけど、離れないんです。」
ソウシ
「そうそう、食事の準備があるから
私が面倒みようとしたんだけど、嫌がっちゃって…」
シン
「元に戻るのか?」
ソウシ
「ん~そこなんだよね。
どうしてこうなったか調べないとね。」
大人達の会話にオドオドするチビヒロインを見て、
トワはピョンッと席を立ち
チビヒロインの前にしゃがんだ。
トワ
「初めまして、ヒロインさん? ヒロインちゃん?
あぁどっちでもいいか! ふふっかわいいなぁ」
トワはヒロインの面影のあるチビヒロインをキラキラした目で見つめる。
サラサラの長い髪、色白で目はクリクリとしている。
トワ
「僕、トワっていうんだ!よろしくね!!」
トワはニッコリ笑って、ナギの足に隠れるチビヒロインの頭を撫でた。
するとチビヒロインは少しだけ顔を出した。
チビヒロイン
「…とあにぃちゃ…」
とても小さな声で言った。
トワの顔がぱぁ~と明るくなる。
ナギもソウシもまだチビヒロインの声を聞いていなかったので
とても驚いた。
トワ
「わぁ~!トワ兄ちゃんって言ってくれたの?
うれしいなぁ!
おいで?一緒にゴハン食べよう?」
トワが手を差し出すと、おずおずとナギを一生懸命見上げ、
その後小さな手をトワの手に乗せた。
ソウシ
「なんか…ずるいなぁ。
ヒロインちゃん、私はソウシだよ?」
ソウシも負けじと、体を乗り出しチビヒロインに話しかける。
チビヒロインは、じっと考えて
ソウシの顔を見る。
チビヒロイン
「そうしにぃちゃ!」
その声を聞いて、ソウシの顔もユルユルになる。
ソウシ
「あぁ、なんだろうこの感じ…
すっごいかわいいね。
おいで?私のヒザでゴハンを食べよう」
ハヤテ
「あ~!なんかオレもオレも!!
オレはハヤテだぞ!」
声の大きいハヤテにビックリしたのか、チビヒロインは
トワと繋いだ手をパッと離し、またナギの足にしがみついた。
シン
「フン、バカ猿が…
ビビってるじゃねぇか」
ハヤテ
「ぁんだと!?」
リュウガ
「が~はっはっ!
どれ、チビのヒロインも随分かわいいじゃねぇか?!
こっち来い!よっと!!」
ナギの足からチビヒロインを離し、目線が同じになる位置に抱き上げた。
リュウガ
「ヒロイン! オレは船長のリュウガだぞ!
覚えてねぇか?」
チビヒロインはキョトンとした顔をするが、その後すぐにニッコリ笑うと「せんちょ」と言った。
もちろんリュウガもメロメロになり、ギュッとチビヒロインを抱きしめた。
ナギは複雑だった。
子供は子供だが、でも恋人で…
みんなに抱き締められたりしている事に、
なんとなくイライラとしてしまう自分がいる。
しかしなんとか皆が受け入れてくれた事に安心した。
キッチンで朝食の準備をしていると、
一番初めにシンが起きてきた。
シンはいつものように食堂の席につき、先に座っていたソウシに挨拶をする。
ソウシもいつものように「おはよう」と答えた。
次に起きてきたのはトワだった。
トワ
「おはようございまーす!
あれ? ヒロインさんはまだですか?」
その問いにナギはギクッと内心、反応した。
ハヤテ
「どうせまだ寝てんだろ!?
アイツ寝起き悪そうだし…」
トワの後ろからハヤテが声を出し、トワの肩に腕を回して
食堂に入ってきた。
ソウシ
「船長は?」
リュウガ
「なんだぁ? オレは寝起き悪くねぇぞ!」
大きなあくびをし、寝ぐせだらけの髪をガシガシと掻きながら
リュウガも食堂へと入る。
既にテーブルの上には料理が並び、
全員が席についたのを確認すると
ナギは最後の皿を手に持った。
ナギ
「ほら、いくぞ?」
ナギは下を向いて囁いた。
キッチンのカウンター越しに、ナギがつぶやいている声が聞こえ
ソウシ以外のメンバーは、何事かと
食堂のドアにナギが現れるのを待った。
ハヤテ
「…ナギ兄…誰だよソイツ…」
全員の目線がナギの右足に注がれる。
しっかりとナギの足を両手で抱きしめ、
小さな女の子がもじもじと恥ずかしそうに隠れていた。
リュウガ
「ナ、ナギ…お前…まさかヒロインとの子…」
ソウシ
「船長、そんな訳ないでしょ?」
トワ
「で、でも、なんかヒロインさんに似ていませんか??」
シン
「フン、またやっかいな事になってそうだな」
みんなの視線を感じ、チビヒロインは
どうしていいか分からず、さらにギュッとナギの足に掴まった。
その感触が伝わり、ナギはそっとチビヒロインの頭を撫でた。
ナギ
「オレもよく分んねぇが、多分ヒロインだ。
オレらの記憶もないし、見た目の年齢の精神状態だと思う」
ソウシ
「今朝起きたらこうなってたんだって」
その説明を聞いても、なかなかピンと来ないのか
メンバーは皆黙っている。
着せる服もない為、ヒロインの服の中で
一番小さいのを着せ、腕まくりをした。
それでもかなりサイズは大きい。
リュウガ
「で、なんでナギには慣れてるんだよ?」
ナギ
「分からないんですけど、離れないんです。」
ソウシ
「そうそう、食事の準備があるから
私が面倒みようとしたんだけど、嫌がっちゃって…」
シン
「元に戻るのか?」
ソウシ
「ん~そこなんだよね。
どうしてこうなったか調べないとね。」
大人達の会話にオドオドするチビヒロインを見て、
トワはピョンッと席を立ち
チビヒロインの前にしゃがんだ。
トワ
「初めまして、ヒロインさん? ヒロインちゃん?
あぁどっちでもいいか! ふふっかわいいなぁ」
トワはヒロインの面影のあるチビヒロインをキラキラした目で見つめる。
サラサラの長い髪、色白で目はクリクリとしている。
トワ
「僕、トワっていうんだ!よろしくね!!」
トワはニッコリ笑って、ナギの足に隠れるチビヒロインの頭を撫でた。
するとチビヒロインは少しだけ顔を出した。
チビヒロイン
「…とあにぃちゃ…」
とても小さな声で言った。
トワの顔がぱぁ~と明るくなる。
ナギもソウシもまだチビヒロインの声を聞いていなかったので
とても驚いた。
トワ
「わぁ~!トワ兄ちゃんって言ってくれたの?
うれしいなぁ!
おいで?一緒にゴハン食べよう?」
トワが手を差し出すと、おずおずとナギを一生懸命見上げ、
その後小さな手をトワの手に乗せた。
ソウシ
「なんか…ずるいなぁ。
ヒロインちゃん、私はソウシだよ?」
ソウシも負けじと、体を乗り出しチビヒロインに話しかける。
チビヒロインは、じっと考えて
ソウシの顔を見る。
チビヒロイン
「そうしにぃちゃ!」
その声を聞いて、ソウシの顔もユルユルになる。
ソウシ
「あぁ、なんだろうこの感じ…
すっごいかわいいね。
おいで?私のヒザでゴハンを食べよう」
ハヤテ
「あ~!なんかオレもオレも!!
オレはハヤテだぞ!」
声の大きいハヤテにビックリしたのか、チビヒロインは
トワと繋いだ手をパッと離し、またナギの足にしがみついた。
シン
「フン、バカ猿が…
ビビってるじゃねぇか」
ハヤテ
「ぁんだと!?」
リュウガ
「が~はっはっ!
どれ、チビのヒロインも随分かわいいじゃねぇか?!
こっち来い!よっと!!」
ナギの足からチビヒロインを離し、目線が同じになる位置に抱き上げた。
リュウガ
「ヒロイン! オレは船長のリュウガだぞ!
覚えてねぇか?」
チビヒロインはキョトンとした顔をするが、その後すぐにニッコリ笑うと「せんちょ」と言った。
もちろんリュウガもメロメロになり、ギュッとチビヒロインを抱きしめた。
ナギは複雑だった。
子供は子供だが、でも恋人で…
みんなに抱き締められたりしている事に、
なんとなくイライラとしてしまう自分がいる。
しかしなんとか皆が受け入れてくれた事に安心した。