robbed of girl
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部屋へ戻ると、ナギはまだベッドの中にいた。
ヒロインはそっと近づき、ベッドの縁に腰を下ろした。
こんなに眠り込むナギを見て、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ナギをこんなにも疲れさせてしまったのか…
そう思うと、自然に声を発していた。
ヒロイン
「…ナギ… ごめんね?」
枕元でそっとナギに囁き、柔らかな茶色の髪を撫でた。
するとナギの手がヒロインの背中に伸び、
グイッとベッドで眠るナギの胸に抱き寄せられた。
ヒロイン
「お、起きてたの?」
ナギ
「…どこ…行ってた?」
ヒロイン
「あっゴハン食べに…」
ナギ
「そっか…」
ナギは目を閉じたまま、優しくヒロインを抱きしめる。
ナギ
「…よかった…」
ヒロイン
「えっ?」
ナギ
「なんか…昨日の続きみたいな夢見て…
目ぇ覚ましたら、お前いないから焦った…」
寝起きの少しかすれた切ない声に、
ヒロインは慌てて謝った。
ヒロイン
「ごめんね? ナギよく寝てたから…」
そういうとナギは眠たそうな目をゆっくりと開け、片腕を枕にして
ヒロインを見つめた。
ヒロイン
「…? なぁに?」
ナギ
「…いや…
顔…一緒でも全然違うなぁって…」
ナギは自分の腕の中にいるヒロインが、愛しくて堪らない。
昨日どんなにユウリが近くにいようが、全く感じなかった感情が
ヒロインの顔を見ただけで、理性が飛びそうになる。
ヒロイン
「そんなに違う?」
ナギ
「あぁ…」
ヒロイン
「そうなんだ…
でもギルトさんは全然気付かなかったのに…」
その名が出ると、ナギはハッキリと目を開け
ヒロインを見つめた。
ナギ
「そのギルトって、お前と抱き合ってたやつか?」
ナギの思いがけない反応に、ヒロインは動揺した。
ヒロイン
「抱き合ってたっていうか…」
ナギ
「あいつに何かされたのか?」
ナギは昨日ユウリから、ギルトとの体の関係を聞いていたので、
ヒロインも何かされたのではないかと心配だった。
責めるつもりはないが、自分の思っている以上に
怒りの感情が表に出てしまったらしく
ヒロインは俯いてしまった。
ヒロイン
「…その…昨日…寝てたら、ギルトさんがベッドにいて…」
ナギ
「は?何されたんだよ!?」
ヒロイン
「ち、違う!なにもされてないよ!!
さ、されそうになって、ものすごく拒んだの!
そしたらナギ達が入ってきて…」
必死に訴えるヒロイン。
ギルトにキスされた事を言うべきか、迷った。
言葉が途切れ、目が泳いでしまった。
ナギ
「…なんだよ…何隠してる?」
ドキ!
ヒロインは思いっきり動揺した。
ヒロイン
「ギルトさんは…ユウリさんと思ってたから…」
ナギ
「だからなんだよ?」
ナギの怒った目をおずおずと見上げて、ヒロインは答えた。
ヒロイン
「多分…安心させる為に…キス…されちゃった…」
その言葉にナギの眉がピクッと動いた。
ヒロイン
「でもそれだけ! 私、すぐ体を離して…
…何…その目…」
ナギの目が『本当か?』と聞いてくる。
ヒロイン
「ホントだもん! 私だってナギ以外としたくないし、それに…」
ナギ
「…じゃあ確かめる…」
ヒロイン
「えっ…んぅ…」
ナギに唇を塞がれた。
チュッチュッと軽く何度もキスをする。
ナギはヒロインのシャツのボタンに手を掛け、
ひとつひとつ外していく…
リュウガ
「オーイ、ナギ起きてるかぁ!?
この酒って…」
ノックも無しにリュウガが部屋に入ってきた。
ヒロイン
「きゃっ!」
ナギ
「チッ!」
ナギはキスをしながら
ヒロインの肩をシャツから出している所だった。
ヒロインはナギの胸に顔を埋め、小さく丸まった。
ナギが毛布を手繰り寄せて、ヒロインに掛ける。
リュウガ
「こりゃ、すまん!」
リュウガはニカッと笑うと、ガシガシと頭を掻き、部屋を出て行った。
ナギ
「ヒロイン、大丈夫か?」
ナギがそっと頬に手を当て、顔を上に向かす。
真っ赤になった顔をしかめるヒロイン。
ヒロイン
「もぉ…船長、嫌い!」
その顔を見てナギは、ふっと笑った。
ナギ
「そろそろ起きないとな…」
つかの間の甘い時間が終わってしまい、ヒロインはぷぅっと頬を膨らませた。
ヒロイン
「ナギ…ロイズさんの手伝い?」
不安そうに見上げる顔に、ナギは笑ってしまった。
ナギ
「くっはは! お前のそんな顔見たら、
行くに行けねぇよ!
それに、もうロイズには手伝えないって伝えたし。」
ヒロイン
「えっ?! な、なんで??」
ヒロインは驚いて、ナギの胸から顔を上げた。
ナギは優しい顔で、ヒロインの髪を撫でた。
ナギ
「…ごめんな?
お前を不安にさせた…」
ヒロイン
「…ナギ…」
ナギ
「ロイズとは何もないし、
キスもしてない… オレはな!!」
ヒロイン
「!?」
ナギ
「誰かさんは…」
ナギがヒロインを覗き込む。
ヒロイン
「! わ、私だって……」
ヒロインは上手く言い返す事が出来ず
ナギの視線から逃れるように俯いた。
ナギ
「くはっ悪い!
もうこの話、やめような。」
ナギはニコッと笑い、ヒロインを抱き寄せた。
ナギ
「…ヒロイン?
オレは、どんな事があってもお前を守る。
誰が何を言おうが、オレにはお前しかいない…」
いつも言葉にする事のないナギが、こんな事を言ってくるなんて…
ヒロインは驚いた。
好きだからこそ不安になるし、不安にもさせてしまう。
ヒロインはナギの顔を見上げた。
ヒロイン
「ナギ…私もだよ?
ナギしかいないし、ナギにだけしか…してほしくない」
その一生懸命伝えようとするも、顔が段々と赤くなるヒロインを見て
ナギは優しく笑い、その唇にキスをしたのだった。
☆END☆ おまけ&あとがき⇒
ヒロインはそっと近づき、ベッドの縁に腰を下ろした。
こんなに眠り込むナギを見て、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ナギをこんなにも疲れさせてしまったのか…
そう思うと、自然に声を発していた。
ヒロイン
「…ナギ… ごめんね?」
枕元でそっとナギに囁き、柔らかな茶色の髪を撫でた。
するとナギの手がヒロインの背中に伸び、
グイッとベッドで眠るナギの胸に抱き寄せられた。
ヒロイン
「お、起きてたの?」
ナギ
「…どこ…行ってた?」
ヒロイン
「あっゴハン食べに…」
ナギ
「そっか…」
ナギは目を閉じたまま、優しくヒロインを抱きしめる。
ナギ
「…よかった…」
ヒロイン
「えっ?」
ナギ
「なんか…昨日の続きみたいな夢見て…
目ぇ覚ましたら、お前いないから焦った…」
寝起きの少しかすれた切ない声に、
ヒロインは慌てて謝った。
ヒロイン
「ごめんね? ナギよく寝てたから…」
そういうとナギは眠たそうな目をゆっくりと開け、片腕を枕にして
ヒロインを見つめた。
ヒロイン
「…? なぁに?」
ナギ
「…いや…
顔…一緒でも全然違うなぁって…」
ナギは自分の腕の中にいるヒロインが、愛しくて堪らない。
昨日どんなにユウリが近くにいようが、全く感じなかった感情が
ヒロインの顔を見ただけで、理性が飛びそうになる。
ヒロイン
「そんなに違う?」
ナギ
「あぁ…」
ヒロイン
「そうなんだ…
でもギルトさんは全然気付かなかったのに…」
その名が出ると、ナギはハッキリと目を開け
ヒロインを見つめた。
ナギ
「そのギルトって、お前と抱き合ってたやつか?」
ナギの思いがけない反応に、ヒロインは動揺した。
ヒロイン
「抱き合ってたっていうか…」
ナギ
「あいつに何かされたのか?」
ナギは昨日ユウリから、ギルトとの体の関係を聞いていたので、
ヒロインも何かされたのではないかと心配だった。
責めるつもりはないが、自分の思っている以上に
怒りの感情が表に出てしまったらしく
ヒロインは俯いてしまった。
ヒロイン
「…その…昨日…寝てたら、ギルトさんがベッドにいて…」
ナギ
「は?何されたんだよ!?」
ヒロイン
「ち、違う!なにもされてないよ!!
さ、されそうになって、ものすごく拒んだの!
そしたらナギ達が入ってきて…」
必死に訴えるヒロイン。
ギルトにキスされた事を言うべきか、迷った。
言葉が途切れ、目が泳いでしまった。
ナギ
「…なんだよ…何隠してる?」
ドキ!
ヒロインは思いっきり動揺した。
ヒロイン
「ギルトさんは…ユウリさんと思ってたから…」
ナギ
「だからなんだよ?」
ナギの怒った目をおずおずと見上げて、ヒロインは答えた。
ヒロイン
「多分…安心させる為に…キス…されちゃった…」
その言葉にナギの眉がピクッと動いた。
ヒロイン
「でもそれだけ! 私、すぐ体を離して…
…何…その目…」
ナギの目が『本当か?』と聞いてくる。
ヒロイン
「ホントだもん! 私だってナギ以外としたくないし、それに…」
ナギ
「…じゃあ確かめる…」
ヒロイン
「えっ…んぅ…」
ナギに唇を塞がれた。
チュッチュッと軽く何度もキスをする。
ナギはヒロインのシャツのボタンに手を掛け、
ひとつひとつ外していく…
リュウガ
「オーイ、ナギ起きてるかぁ!?
この酒って…」
ノックも無しにリュウガが部屋に入ってきた。
ヒロイン
「きゃっ!」
ナギ
「チッ!」
ナギはキスをしながら
ヒロインの肩をシャツから出している所だった。
ヒロインはナギの胸に顔を埋め、小さく丸まった。
ナギが毛布を手繰り寄せて、ヒロインに掛ける。
リュウガ
「こりゃ、すまん!」
リュウガはニカッと笑うと、ガシガシと頭を掻き、部屋を出て行った。
ナギ
「ヒロイン、大丈夫か?」
ナギがそっと頬に手を当て、顔を上に向かす。
真っ赤になった顔をしかめるヒロイン。
ヒロイン
「もぉ…船長、嫌い!」
その顔を見てナギは、ふっと笑った。
ナギ
「そろそろ起きないとな…」
つかの間の甘い時間が終わってしまい、ヒロインはぷぅっと頬を膨らませた。
ヒロイン
「ナギ…ロイズさんの手伝い?」
不安そうに見上げる顔に、ナギは笑ってしまった。
ナギ
「くっはは! お前のそんな顔見たら、
行くに行けねぇよ!
それに、もうロイズには手伝えないって伝えたし。」
ヒロイン
「えっ?! な、なんで??」
ヒロインは驚いて、ナギの胸から顔を上げた。
ナギは優しい顔で、ヒロインの髪を撫でた。
ナギ
「…ごめんな?
お前を不安にさせた…」
ヒロイン
「…ナギ…」
ナギ
「ロイズとは何もないし、
キスもしてない… オレはな!!」
ヒロイン
「!?」
ナギ
「誰かさんは…」
ナギがヒロインを覗き込む。
ヒロイン
「! わ、私だって……」
ヒロインは上手く言い返す事が出来ず
ナギの視線から逃れるように俯いた。
ナギ
「くはっ悪い!
もうこの話、やめような。」
ナギはニコッと笑い、ヒロインを抱き寄せた。
ナギ
「…ヒロイン?
オレは、どんな事があってもお前を守る。
誰が何を言おうが、オレにはお前しかいない…」
いつも言葉にする事のないナギが、こんな事を言ってくるなんて…
ヒロインは驚いた。
好きだからこそ不安になるし、不安にもさせてしまう。
ヒロインはナギの顔を見上げた。
ヒロイン
「ナギ…私もだよ?
ナギしかいないし、ナギにだけしか…してほしくない」
その一生懸命伝えようとするも、顔が段々と赤くなるヒロインを見て
ナギは優しく笑い、その唇にキスをしたのだった。
☆END☆ おまけ&あとがき⇒