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ヒロイン(リュウガ)
「…集合場所へ向かう。」
リュウガ(ヒロイン)
「えっ?!」
ソウシ
「本気ですか!?」
今までずっと黙っていたナギも声を上げる。
ナギ
「危険過ぎます! そんな場所にヒロインを行かせられません」
いつものナギらしく、必死で庇ってくれる姿がなんとも嬉しかった。
ヒロイン(リュウガ)
「前の船長会議から半年は過ぎてる。
最近は海軍の動きも激しいしな…情報交換はしておきたい。
全員世界中に散らばってるヤツらだ。
延期なんか出来る訳がねぇ」
ソウシ
「でも!」
ヒロイン(リュウガ)
「うるせぇ! シン、さっさと船を動かせ!」
シン
「…はい…」
全員リュウガの考えが分からず、腑に落ちない顔つきで座っていた。
シン
「集合場所には明日の昼過ぎにはつけると思います。
航路の確認をして船を動かします」
ヒロイン(リュウガ)
「おぅ頼んだぞ」
有無を言わせないリュウガの言い方に、食堂の空気が重くなる。
ヒロイン(リュウガ)
「オラ、メシ食うぞ!」
ソウシ
「……でも船長、ヒロインちゃんの事…」
ヒロイン(リュウガ)
「分かってるっつーの!
オレも一緒に行って、上手くやる!
大丈夫だ!」
ナギ
「っ!」
何の根拠もないリュウガの発言に、ナギの中でブチッと何かがキレた。
ナギ
「…船長、考えがあるなら言って下さい。
今のままじゃオレはヒロインを外には出せません」
ヒロイン(リュウガ)
「あぁ? 海賊の発言とは思えねぇなぁ…
テメェの女だからか?
だったらナギ、お前はしばらく船を降りろ!
仕事と私欲の分別が出来ねぇなら居なくていい」
ソウシ
「船長!」
心無いリュウガの言葉と、ヒロインの声を通して言われた事に
ナギはショックと怒りを覚えた。
ガタンッと席を立つナギ。
リュウガ(ヒロイン)
「あっナギ!」
ナギ
「……頭冷やしてくる。
お前はちゃんと食え…」
そう言って、ナギは食堂を出て行ってしまった。
食堂はシーンと静まり返り。
険悪なムードが流れる。
ヒロイン(リュウガ)
「チッ…何だよ、こんな空気じゃメシが不味くなる…」
リュウガ(ヒロイン)
「あ…私…ナギの事…見てきます…」
そう言って、ドタドタと廊下を走って行くヒロイン。
ソウシは大きなタメ息をつく。
ソウシ
「…はぁ…船長…
もう少し言い方ってモノがあるでしょう?
何を企んでいるか分からないですけど、ナギにはちゃんと謝ってくださいよ?」
トワ
「そうですよ…
ナギさんじゃなくても、スゴク心配です!!
ただでさえヒロインさん戸惑っている感じなのに…」
全員から責められるリュウガ。
リュウガだって、思い通りにならない体でいる事が
こんなにもストレスが溜まるとは思わなかった。
ヒロイン(リュウガ)
「うるせぇなぁ!! 文句あるヤツはついて来なくていい!」
そう言ってリュウガも席を立ち、どこかへと行ってしまった。
ハヤテ
「……ソウシさぁん… 薬品の研究、しばらく禁止じゃね?」
ソウシ
「………」
そもそもの事の発端は自分だと、ソウシも気づいていた。
ナギとシンの時だって大変だったが、
リュウガとヒロイン、男と女が入れ替わるという事は
簡単な事では済まされないと学んだ。
トワ
「ソウシ先生! 解毒剤というか、薬の効果をなくす薬みたいのはないんですか?」
ハヤテ
「おっ! そうだよな!
それがあれば手っ取り早いし!!」
ソウシ
「…残念ながら、船長とヒロインちゃんが嗅いでしまった薬でさえ
まだ研究段階だから… 逆を言うと、その分効果も薄いはずなんだけどなぁ…」
いつになく険悪な船内。
無情にも船は航路を変える為に、大きく旋回し始める。
ソウシ
「なぁんか嫌な予感するなぁ…」
・・・・・・・・・・・・
ナギを追いかけてきたヒロインは、船尾のデッキの所でナギを見つけた。
ナギはデッキの手すりに肘を乗せ、珍しく煙草を吸っていた。
リュウガ(ヒロイン)
「………」
いつもだったら、後ろから大きなナギの背中をギュッと出来るのに…
今の自分がしたら、ナギはきっと不快に思う…
また戸惑った表情をするに決まってる。
こんなにも近くにいるのに、何も出来ない。
ヒロインはそのまま廊下を戻り、船長室に向かった。
・・・・・・・・・・・・
船長室にはリュウガがいた。
リュウガも不機嫌にベッドへ寝転び、腕を目の上に置いていた。
リュウガ(ヒロイン)
「……船長…」
ヒロイン(リュウガ)
「おー… どーした…」
パタンと後ろ手でドアを閉める。
リュウガ(ヒロイン)
「………」
ヒロイン(リュウガ)
「…おいヒロイン?」
返事の返さないヒロインを不思議に思い、目の上に置いていた手をずらす。
すると自分の体をしたヒロインは、ドアに寄り掛かり俯いていた。
ヒロイン(リュウガ)
「ヒロイン? 大丈夫か?」
心配になり、ベッドから体を起こすと
「ヒッ…」と啜り泣く声が聞こえた。
ヒロイン(リュウガ)
「!? オイヒロイン…」
リュウガ(ヒロイン)
「…せんちょぉ…ヒッ…私…ぅう…」
ヒロイン(リュウガ)
「なっ…ど、どうしたよ?! うわっオイ!!」
突然ヒロインが抱きつき、その衝撃を押さえられず
リュウガはヒロインに押し倒されてしまった。
男のリュウガの体が、細いヒロインの体に圧し掛かったのだから当然だ。
リュウガ(ヒロイン)
「うぅ…ヒッ…」
泣きじゃくるヒロイン。
リュウガは小さくタメ息をつくと、トントンと背中を優しく叩いた。
ヒロイン(リュウガ)
「オレの姿で、そんなに泣くなよ…
何があったんだ?」
傍から見たら、リュウガがベッドにヒロインを押し倒し
抱きしめてると思うだろう。
だが、実際はヒロインに押し倒され、リュウガが慰めている。
(…こんなの誰かに見られたら、洒落になんねぇな…)
いつもだったら、こんな事絶対にしない。
抱きつく体が自分のモノだと分かっていたからだ。
リュウガ(ヒロイン)
「ヒッ…見た目が変わったら…グズッ…ナギは変わっちゃうんだって…
ヒッ…抱きつく事も、目も見れない…」
言いながらも、泣きじゃくるヒロイン。
リュウガは「あはは」と笑った。
ヒロイン(リュウガ)
「そいつぁしょうがねぇだろ?
オレになっちまってんだぞ?!
男に変わっただけでも焦んのによぉ…くはっ」
リュウガ(ヒロイン)
「もぉ! 全然笑い事じゃないんです!
グズッ…もぉ…」
そう言って顔を上げるが、なんとも見慣れない自分の泣き顔だった。
ヒロイン(リュウガ)
「っ!」
(本人のオレだって戸惑うっつーの…)
リュウガ(ヒロイン)
「…はぁ…早く戻らないと…
船長会議だって、私が行くなんて無理です…」
馬乗りになっているヒロインが、弱々しく言う。
それはリュウガだってそうだ。
明日までに効果が切れる事を信じてる。
もしこのままだったら…
…今考えたってしょうがない。
いつまでも考えたって、結局は薬の効果が効いてる間は
どうする事も出来ない。
滅入っていた気持ちを吹き飛ばし、リュウガは急にガバッと飛び起きた。
リュウガ(ヒロイン)
「ひゃあ!」
グルンと視界が周り、あっという間に形成逆転。
ヒロインはリュウガに押し倒されてしまった。
リュウガ(ヒロイン)
「え…ちょ…何してるんですか…?」
ヒロイン(リュウガ)
「んー? せっかく入れ替わったんだし、今しか楽しめない事でもしようかなぁってな?」
何の事かと驚いてリュウガを見つめていると、
馬乗りになったリュウガがニヤリと笑う。
リュウガ(ヒロイン)
「っっ!!! なっ!船長!!」
スリッとリュウガが下半身を手で擦る。
感じた事のない熱い何かが、下半身に集まる。
ヒロイン(リュウガ)
「ふっ…どうだ? 今まで感じた事もねぇだろ?」
妖艶に笑うリュウガ。
自分にもこんな表情が出来るのかと、一瞬で体がゾクリと泡立った。
リュウガ(ヒロイン)
「やっ何考えてるんですかっ!?」
ヒロイン(リュウガ)
「いいから、そのまま大人しくしてろ」
そう言って、リュウガは履いているズボンのチャックをジィ~と下げる。
リュウガ(ヒロイン)
「!!! やめっやめてください!!」
そう言って、ヒロインは力いっぱい起き上がった。
しかしリュウガは下半身に顔を近づける。
ヒロイン(リュウガ)
「落ち着けよ…もっと良くしてやるから…」
リュウガは下着の中から、固くなったモノを取り出す。
リュウガ(ヒロイン)
「っっ!!」
ヒロイン(リュウガ)
「ふはっ…スゲェ…」
抵抗したいのに、感じた事のない快感が下半身に走り
腰に全く力が入らない。
リュウガ(ヒロイン)
「やめ…はぁ…せんちょ…」
はぁ…とリュウガの吐息が、モノに当たる。
ゾクゾクッと体が反応をした。
このままではマズイと、ヒロインは力を振り絞って
リュウガの体を押し返した。
ヒロイン(リュウガ)
「うぉっ!」
リュウガ(ヒロイン)
「はぁ…はぁ…」
押し返されたリュウガは驚いて見つめていると
息の乱れたヒロインは、そのままズボンを上に上げると
スゴイ勢いで飛び出して行ってしまった。
ヒロイン(リュウガ)
「ヒロインっ! ……ふっすげぇな…
あそこまでしてて、よく理性失わなかったな…クククッ」
自分の体の事はよく分かってる。
あそこまでされたら、逆に押し倒してでも
最後までやるに決まってる…。
(…オレならな…)
拒絶されたのにも関わらず、リュウガだって女の体ながらにも
少なからず興奮している感覚を味わった。
ヒロインの体だが、色々触ってみたくなる。
ゴクッと喉が鳴る。