Desire 2
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☆おまけ☆
翌朝…
出向は昼過ぎだと言われていたので
もっとゆっくりしても良かったのだが、
ナギとヒロインは朝食を済ませると、すぐにシリウス号へと向かった。
ナギ
「戻る前に店とか見なくて良かったのか?」
ヒロイン
「うん♪ 早く戻って出向準備しないとだもん」
嬉しそうに横を歩くヒロイン。
昨日は何度も何度もヒロインを抱いた。
そこにお互いがちゃんといるのを確かめるように…
今の姿からは想像の出来ない程乱れたヒロインを思い出し
ナギはひとり口元がニヤけてしまう。
ヒロイン
「? どうしたの?」
ナギ
「…いや…ふっ何でもねぇ…」
ヒロイン
「な、何でもなくないでしょ?
笑ってるし… あ~~!昨日の事思い出してたの?」
ナギ
「っ!!」
思わず反応してしまったナギ。
ヒロイン
「ナギのエッチ!! 朝から何考えてんの!?
もぉ!」
いつもだったらもっと上手く隠せただろうが
今日はヒロインとこうして朝を迎えられた事が嬉しくて堪らない。
ナギ
「……何とでも言え…」
ナギの冷静な返しに、また笑っているヒロイン。
朝の日差しを浴びながらじゃれ合っていると
突然背後から影が忍び寄った。
???
「…オイ」
不穏な空気を感じ、ナギはヒロインを背中に隠し振り返った。
ヒロイン
「せ、船長!?」
そこにはヨロヨロした足取りで、ボロボロになったリュウガが立っていた。
ナギ
「どうしたんですか?」
ナギもヒロインも慌ててリュウガに駆け寄った。
顔色が真っ青だ。
リュウガ
「…どうもこうもねぇ…
お前ら…やってくれたな…」
ナギ&ヒロイン
「「???」」
何の事かと顔を見合わせていると、リュウガは怒りに満ちた目で睨む。
リュウガ
「…お前ら昨日、オレが男に走ったとか抜かしたようだな?」
ヒロイン
「あ…」
リュウガ
「お陰で女どもに相手にされねぇ所か
全員して殴り掛かってくるわ
そっち系の男たちに囲まれるわで
何とか宥めてきたがよ…」
ナギ
「………」
ようなく自分の体で、好きなように女が抱けると思っていたリュウガは
何とも衝撃的な事実を知らされた。
この街では、リュウガは男に走った事になっており
船員のひとりと、そういう関係にまでなっていると…
リュウガ
「随分な事してくれたな…
お前らはスッキリした顔してよぉ!!
オラっオレに謝れ!!」
ヒロイン
「キャー!!」
腰から剣を抜き、襲いかかってくるリュウガ。
ナギ
「ヒロイン! さきに船に逃げろ!
トワとハヤテ呼んでこい!」
こうなったリュウガは、とても一人では止められないと
ナギはリュウガの攻撃を避けながら、なんとか落ち着かせようとした。
ナギ
「船長! 落ち着いてください!」
リュウガ
「うるせぇ!! 大人しくして…っっ!ゲボッ」
剣を振り回していたリュウガがいきなり咳き込み
気持ち悪そうに体をくの字に折った。
ナギ
「船長!大丈夫ですか?」
リュウガ
「チクショウ…はぁ…ヒロインのヤツ
2日も酒一滴飲んでねぇせいで
酔いは回るわ、二日酔いにはなるわ……」
あまりにも体調が悪そうなリュウガを見て
ナギは駆け寄った。
リュウガ
「お前ら…ただじゃおかねぇからな…」
酒と女を奪った恨みは相当深そうだ。
面倒な事になりそうだとナギは思ったが
体調不良には勝てないリュウガが、肩に手を回してきた。
ナギ
「歩けますか? 船で休んでください」
それでもリュウガは悔しそうに毒付いている。
リュウガ
「何でオレがナギといい仲に…」
ナギ
「あ…」
その声に顔を上げると、好奇な目をした女たちが数人立っていた。
リュウガ
「っ! こ、これはっ」
女1
「やっぱり!」
女2
「何が女好きよ! 朝からイチャイチャしちゃって!」
リュウガ
「違う!! 誤解だ!」
リュウガの声は虚しく響き、女たちはさっさとその場を離れて行く。
ナギ
「…これを機に少し女遊び、控えたらいいんじゃないですか?」
リュウガ
「うるせぇ!! 次の港でも噂が広まって
女を抱けなかったらヒロインの事襲うからなっ!」
そう吐き捨てると、リュウガは怒りながらシリウス号へと歩き出す。
ナギ
「はぁ…」
姿が元に戻ったはいいが、やっかいな事はまだまだ続きそうだ。
とりあえず、次の港では
この噂が広まっていない事を祈るナギ。
そしてその夜、シリウス号では体重計に乗ったヒロインが悲鳴を上げそうになっていた。
酒を断たれたリュウガがストレス発散させたのは
『食べる事』だったようだ。
昨日ナギが大量に買った菓子も、いつの間にかなくなっていたのはリュウガのせいだった。
何度乗っても変わらない目盛りを眺め
ヒロインはもう二度と入れ替わる物かと
涙ぐみながら誓った。
☆あとがき☆
最後までお読み頂き、ありがとうございます!!
更新が滞り、すみませんでした(*_*;
そんな中温かいメッセージや嬉しいお言葉を下さった皆様
本当にありがとうございます!
ゆっくりお礼を書かせて頂きます!!
今回のお話は、以前書いた『Desire』と絡めたお話です!
前回は、ナギとシンさんが入れ替わり
今回はヒロインちゃんとリュウガ船長が入れ替わりました。
性別の壁や、リュウガ船長の性格…
もっと悪く船長の事を書こうかと思いました…
いっそBL?くらいまで行くかとも考えましたが…
戻った時の事を考えて、そこまで大胆になれませんでした…(~_~;)
自分がナギの立場だったらどうだろう…と考えたり
結構ナギの気持ちをリアルに書けた気がしてます(笑)
次回は現代版の続きをアップ出来たらと思っています!
遅い更新にも関わらず、いつもお読み頂いてる皆様に
本当に感謝しております。
たくさんのたくさんの感謝の気持ちを込めて…☆ koma
翌朝…
出向は昼過ぎだと言われていたので
もっとゆっくりしても良かったのだが、
ナギとヒロインは朝食を済ませると、すぐにシリウス号へと向かった。
ナギ
「戻る前に店とか見なくて良かったのか?」
ヒロイン
「うん♪ 早く戻って出向準備しないとだもん」
嬉しそうに横を歩くヒロイン。
昨日は何度も何度もヒロインを抱いた。
そこにお互いがちゃんといるのを確かめるように…
今の姿からは想像の出来ない程乱れたヒロインを思い出し
ナギはひとり口元がニヤけてしまう。
ヒロイン
「? どうしたの?」
ナギ
「…いや…ふっ何でもねぇ…」
ヒロイン
「な、何でもなくないでしょ?
笑ってるし… あ~~!昨日の事思い出してたの?」
ナギ
「っ!!」
思わず反応してしまったナギ。
ヒロイン
「ナギのエッチ!! 朝から何考えてんの!?
もぉ!」
いつもだったらもっと上手く隠せただろうが
今日はヒロインとこうして朝を迎えられた事が嬉しくて堪らない。
ナギ
「……何とでも言え…」
ナギの冷静な返しに、また笑っているヒロイン。
朝の日差しを浴びながらじゃれ合っていると
突然背後から影が忍び寄った。
???
「…オイ」
不穏な空気を感じ、ナギはヒロインを背中に隠し振り返った。
ヒロイン
「せ、船長!?」
そこにはヨロヨロした足取りで、ボロボロになったリュウガが立っていた。
ナギ
「どうしたんですか?」
ナギもヒロインも慌ててリュウガに駆け寄った。
顔色が真っ青だ。
リュウガ
「…どうもこうもねぇ…
お前ら…やってくれたな…」
ナギ&ヒロイン
「「???」」
何の事かと顔を見合わせていると、リュウガは怒りに満ちた目で睨む。
リュウガ
「…お前ら昨日、オレが男に走ったとか抜かしたようだな?」
ヒロイン
「あ…」
リュウガ
「お陰で女どもに相手にされねぇ所か
全員して殴り掛かってくるわ
そっち系の男たちに囲まれるわで
何とか宥めてきたがよ…」
ナギ
「………」
ようなく自分の体で、好きなように女が抱けると思っていたリュウガは
何とも衝撃的な事実を知らされた。
この街では、リュウガは男に走った事になっており
船員のひとりと、そういう関係にまでなっていると…
リュウガ
「随分な事してくれたな…
お前らはスッキリした顔してよぉ!!
オラっオレに謝れ!!」
ヒロイン
「キャー!!」
腰から剣を抜き、襲いかかってくるリュウガ。
ナギ
「ヒロイン! さきに船に逃げろ!
トワとハヤテ呼んでこい!」
こうなったリュウガは、とても一人では止められないと
ナギはリュウガの攻撃を避けながら、なんとか落ち着かせようとした。
ナギ
「船長! 落ち着いてください!」
リュウガ
「うるせぇ!! 大人しくして…っっ!ゲボッ」
剣を振り回していたリュウガがいきなり咳き込み
気持ち悪そうに体をくの字に折った。
ナギ
「船長!大丈夫ですか?」
リュウガ
「チクショウ…はぁ…ヒロインのヤツ
2日も酒一滴飲んでねぇせいで
酔いは回るわ、二日酔いにはなるわ……」
あまりにも体調が悪そうなリュウガを見て
ナギは駆け寄った。
リュウガ
「お前ら…ただじゃおかねぇからな…」
酒と女を奪った恨みは相当深そうだ。
面倒な事になりそうだとナギは思ったが
体調不良には勝てないリュウガが、肩に手を回してきた。
ナギ
「歩けますか? 船で休んでください」
それでもリュウガは悔しそうに毒付いている。
リュウガ
「何でオレがナギといい仲に…」
ナギ
「あ…」
その声に顔を上げると、好奇な目をした女たちが数人立っていた。
リュウガ
「っ! こ、これはっ」
女1
「やっぱり!」
女2
「何が女好きよ! 朝からイチャイチャしちゃって!」
リュウガ
「違う!! 誤解だ!」
リュウガの声は虚しく響き、女たちはさっさとその場を離れて行く。
ナギ
「…これを機に少し女遊び、控えたらいいんじゃないですか?」
リュウガ
「うるせぇ!! 次の港でも噂が広まって
女を抱けなかったらヒロインの事襲うからなっ!」
そう吐き捨てると、リュウガは怒りながらシリウス号へと歩き出す。
ナギ
「はぁ…」
姿が元に戻ったはいいが、やっかいな事はまだまだ続きそうだ。
とりあえず、次の港では
この噂が広まっていない事を祈るナギ。
そしてその夜、シリウス号では体重計に乗ったヒロインが悲鳴を上げそうになっていた。
酒を断たれたリュウガがストレス発散させたのは
『食べる事』だったようだ。
昨日ナギが大量に買った菓子も、いつの間にかなくなっていたのはリュウガのせいだった。
何度乗っても変わらない目盛りを眺め
ヒロインはもう二度と入れ替わる物かと
涙ぐみながら誓った。
☆あとがき☆
最後までお読み頂き、ありがとうございます!!
更新が滞り、すみませんでした(*_*;
そんな中温かいメッセージや嬉しいお言葉を下さった皆様
本当にありがとうございます!
ゆっくりお礼を書かせて頂きます!!
今回のお話は、以前書いた『Desire』と絡めたお話です!
前回は、ナギとシンさんが入れ替わり
今回はヒロインちゃんとリュウガ船長が入れ替わりました。
性別の壁や、リュウガ船長の性格…
もっと悪く船長の事を書こうかと思いました…
いっそBL?くらいまで行くかとも考えましたが…
戻った時の事を考えて、そこまで大胆になれませんでした…(~_~;)
自分がナギの立場だったらどうだろう…と考えたり
結構ナギの気持ちをリアルに書けた気がしてます(笑)
次回は現代版の続きをアップ出来たらと思っています!
遅い更新にも関わらず、いつもお読み頂いてる皆様に
本当に感謝しております。
たくさんのたくさんの感謝の気持ちを込めて…☆ koma
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