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☆おまけ☆
ナギ
「ヒロイン~!
オヤツの時間だぞ!」
大量の洗濯物をたたんでいたヒロインは
部屋に呼びに来てくれたナギの声に
思い切り反応した。
ヒロイン
「は~い! 今行くね!」
今日はホワイトデー。
ナギは朝から何かを準備してくれているようで
バレンタインデーの逆で
今日はヒロインが厨房に入る事を禁止されていた。
急いで洗濯物をたたみ上げると、ヒョコッとドアの外に顔を出した。
すると、そこにはナギが待っていてくれた。
ヒロイン
「いい匂い♪
もう食堂行ってもいいの?」
ナギ
「あぁ。
もうみんな待ってるぞ」
ヒロイン
「わぁ~♪ 何だかお姫様にでもなった気分」
今日はシリウスメンバー全員が、ホワイトデーのお返しと称して
ヒロインだけにちょっとした宴を開いてくれる事になっていた。
船に乗って以来、こんな事は初めてなので
胸がドキドキする。
ナギ
「…オラ、先入れよ」
ヒロイン
「うん…」
そう言ってドアを開けると、にこやかにメンバー全員が待ち構えていてくれた。
ソウシ
「待ってたよヒロインちゃん!
さぁ席に座って!」
ヒロイン
「わぁ!スゴイ!!」
テーブルには所狭しとスイーツが並び、中央に置かれた三段のケーキスタンドには
ヒロインの大好きなクッキーと焼き菓子が置かれていた。
リュウガ
「ナギが随分と頑張って用意してたぞ?」
トワ
「僕もお手伝いしたんです♪
クッキーは僕が作ったんです!」
こんなに豪華で美味しそうなお菓子は見た事がない。
いい香りの紅茶をソウシが淹れてくれた。
ヒロイン
「ん~~いい香り!」
ソウシ
「これはヒロインちゃんの好きな茶葉のプレミアムバージョン!
今日は特別だよ~」
ヒロイン
「ふふっありがとうございます♪
あっ可愛いティーカップ!
コレ初めて見る…」
シン
「ふん、可愛いだけで済ませるような代物じゃないんだが…
某国の王室御用達のカップだ」
ヒロイン
「!! コレ私にですか?」
みんなが自分を想ってしてくれる事に、ひとつひとつ感動するヒロイン。
嬉しそうな笑顔を見る度に、やって良かったと
メンバーも心が温かくなった。
ハヤテ
「オレはコレ…
お前欲しがってただろ?」
リュウガ
「何だそれ… 地図か?」
ヒロイン
「はい!
どこの国に行ったのか書き込みたくて♪
ハヤテさんありがとうございます!
わぁ~嬉しい♪」
満足そうに地図を眺めるヒロインを見て、ハヤテは照れ隠しに
「そうかよ」とぶっきらぼうに言った。
ソウシ
「で、船長からは?」
すると、リュウガは用意してきた蓄音機のスイッチ入れ
例のあの曲を流した。
ヒロイン
「あっこの曲!」
リュウガ
「お前随分気に入ってただろ?
いつも鼻歌歌ってるくらいだもんな」
美味しいお菓子にいい音楽、
そして大好きな人達…
最高なモノに囲まれ、ヒロインは幸せを感じていた。
ドカッと隣にナギが座り、お皿にスイーツを取り分けてくれた。
ナギ
「コレ、お前の好きなマンゴーとオレンジのソース掛けて食うと
美味いぞ」
ヒロイン
「スゴイ! ソースまで作ってくれたの?」
何から何まで至れり尽くせりだ。
ナギの作った最高のスイーツを頬張り、ウットリとハヤテからもらった地図を眺めていた。
そして無意識に、リュウガの掛けてくれている曲を
鼻歌で歌っていた。
リュウガ
「ふっ…くははっ!
お前! 菓子食いながら何歌ってんだ!!」
シン
「随分ご機嫌だな?」
大笑いするリュウガと、ニヤケているシン。
ヒロインは顔を赤くして、両手で口元を隠した。
ソウシ
「ふふっいいよね?
だって今日はヒロインちゃんを悦ばせる日だもんね?」
ソウシが優しく頭を撫でてくれる。
ナギ
「………」
隣のナギから、何だか不機嫌なオーラを感じる。
…コレは嫉妬してくれているのか…。
ヒロインは誤魔化すように、声を上げた。
ヒロイン
「そ、そう言えば、この曲っていつも思うんですけど
一番と二番の曲調が少し違いますよね?」
シン
「曲調と言うより、転調しているんだ。」
ヒロイン
「…転調…
何だか不思議です… ずーっと穏やかな曲でもいいのに
急にここで雰囲気が変わって…」
シン
「フン、素人が何を言っている。
この作曲者は世界中で名を知らしている有名な…」
シンがそう言い掛けた時、誰もがハッとした。
ヒロイン
「それは知ってますけど…
何だろう… 例えばなんですけど、さっきまでオーケストラのような雰囲気だったのに
急にどこかの民族の曲のような…」
そう言いながら、ヒロインは不思議に思っていた部分を
わざと自分の故郷であるヤマトの節に合わせて歌ってみた。
メンバー
「「!!!」」
ヒロイン
「ね? 面白くないですか?
ヤマトの曲調にするとこんな感じになるし…
あとは…」
そう言って、面白そうに色んな国の音楽で鼻歌を歌う。
すると急にリュウガが声を上げた。
リュウガ
「ヒロインっ!!
さっきもらった地図をよこせっ!」
ヒロイン
「えっ? は、はい…」
どうしたのかと、キョトンとしながら手渡すと
メンバー全員が実を乗り出し地図を覗き込む。
ヒロイン
「?」
シン
「…船長これは…」
リュウガ
「…あぁ…
ヒロイン! お前、すげぇお手柄だぞ!!」
ヒロイン
「え?」
ソウシ
「スゴイよヒロインちゃん!
誰も解けなかった宝の場所を君が解いてしまったかもしれない!」
ヒロイン
「えっ?えっ?」
ハヤテ
「ははっすっげぇ!!!
お前、マジすげぇよ! 何世紀も誰も解けなかった謎を解いちまった!」
トワ
「ヒロインさんさすがです!
どんな宝が眠ってるんでしょうね?」
一気に盛り上がるメンバーに、ヒロインはひとり取り残されたように
傍観していた。
すると、ふっと右手に大きな手の感触を感じた。
ハッと振り返ると、ナギが人差し指を口に当てて「し~」と言ってきた。
ヒロイン
「?」
ナギにされるがまま、何事もないかのように装っていると
右手の小指に少し冷たい感触が走る。
スルッとナギの手が離れ、ヒロインは左手で右手を覆いながら
確かめてみた。
ヒロイン
「!!!!」
パッとナギを振り返ったが、ナギはニッコリ微笑みながら
また口元に人差し指を当てた。
ヒロインは嬉しくて嬉しくて、ギュッと右手を握りしめた。
お宝の場所を解明で盛り上がる中、ナギからのお返しに胸が高鳴るヒロイン。
右手の小指に光る、可愛いピンキーリングの存在は
しばらくメンバーにバレる事はなかった。
☆あとがき☆
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!
もう本当に毎度の事ながら、こんなに遅い更新になり
申し訳ございません(T_T)
バレンタインデーにアップするつもりが、こんなにも連れ込み
ホワイトデーネタまで書ける時期となってしまいました。。。(+_+)
デパートやお店でチョコが沢山並び、ワクワクするムードに乗っかり
このお話を書き始めたのですが…。。
メンバーを大切に想うヒロインちゃんと
同じように大切に想ってくれるナギとメンバー。
ナギからしたら、やっぱりいい気はしないのではと
思いっ切り愛されてるヒロインちゃんを書いてみました(笑)
皆さんはどんなバレンタインを過ごされたでしょうか?(*^_^*)
次回作も気合いを入れて書きたいと思います!
こんなに遅い更新にも関わらず、
皆様にはご理解を頂き、本当に感謝しております(>_<)♡
いつも本当にありがとうございます!
たくさんの感謝の気持ちを込めて…☆ koma
ナギ
「ヒロイン~!
オヤツの時間だぞ!」
大量の洗濯物をたたんでいたヒロインは
部屋に呼びに来てくれたナギの声に
思い切り反応した。
ヒロイン
「は~い! 今行くね!」
今日はホワイトデー。
ナギは朝から何かを準備してくれているようで
バレンタインデーの逆で
今日はヒロインが厨房に入る事を禁止されていた。
急いで洗濯物をたたみ上げると、ヒョコッとドアの外に顔を出した。
すると、そこにはナギが待っていてくれた。
ヒロイン
「いい匂い♪
もう食堂行ってもいいの?」
ナギ
「あぁ。
もうみんな待ってるぞ」
ヒロイン
「わぁ~♪ 何だかお姫様にでもなった気分」
今日はシリウスメンバー全員が、ホワイトデーのお返しと称して
ヒロインだけにちょっとした宴を開いてくれる事になっていた。
船に乗って以来、こんな事は初めてなので
胸がドキドキする。
ナギ
「…オラ、先入れよ」
ヒロイン
「うん…」
そう言ってドアを開けると、にこやかにメンバー全員が待ち構えていてくれた。
ソウシ
「待ってたよヒロインちゃん!
さぁ席に座って!」
ヒロイン
「わぁ!スゴイ!!」
テーブルには所狭しとスイーツが並び、中央に置かれた三段のケーキスタンドには
ヒロインの大好きなクッキーと焼き菓子が置かれていた。
リュウガ
「ナギが随分と頑張って用意してたぞ?」
トワ
「僕もお手伝いしたんです♪
クッキーは僕が作ったんです!」
こんなに豪華で美味しそうなお菓子は見た事がない。
いい香りの紅茶をソウシが淹れてくれた。
ヒロイン
「ん~~いい香り!」
ソウシ
「これはヒロインちゃんの好きな茶葉のプレミアムバージョン!
今日は特別だよ~」
ヒロイン
「ふふっありがとうございます♪
あっ可愛いティーカップ!
コレ初めて見る…」
シン
「ふん、可愛いだけで済ませるような代物じゃないんだが…
某国の王室御用達のカップだ」
ヒロイン
「!! コレ私にですか?」
みんなが自分を想ってしてくれる事に、ひとつひとつ感動するヒロイン。
嬉しそうな笑顔を見る度に、やって良かったと
メンバーも心が温かくなった。
ハヤテ
「オレはコレ…
お前欲しがってただろ?」
リュウガ
「何だそれ… 地図か?」
ヒロイン
「はい!
どこの国に行ったのか書き込みたくて♪
ハヤテさんありがとうございます!
わぁ~嬉しい♪」
満足そうに地図を眺めるヒロインを見て、ハヤテは照れ隠しに
「そうかよ」とぶっきらぼうに言った。
ソウシ
「で、船長からは?」
すると、リュウガは用意してきた蓄音機のスイッチ入れ
例のあの曲を流した。
ヒロイン
「あっこの曲!」
リュウガ
「お前随分気に入ってただろ?
いつも鼻歌歌ってるくらいだもんな」
美味しいお菓子にいい音楽、
そして大好きな人達…
最高なモノに囲まれ、ヒロインは幸せを感じていた。
ドカッと隣にナギが座り、お皿にスイーツを取り分けてくれた。
ナギ
「コレ、お前の好きなマンゴーとオレンジのソース掛けて食うと
美味いぞ」
ヒロイン
「スゴイ! ソースまで作ってくれたの?」
何から何まで至れり尽くせりだ。
ナギの作った最高のスイーツを頬張り、ウットリとハヤテからもらった地図を眺めていた。
そして無意識に、リュウガの掛けてくれている曲を
鼻歌で歌っていた。
リュウガ
「ふっ…くははっ!
お前! 菓子食いながら何歌ってんだ!!」
シン
「随分ご機嫌だな?」
大笑いするリュウガと、ニヤケているシン。
ヒロインは顔を赤くして、両手で口元を隠した。
ソウシ
「ふふっいいよね?
だって今日はヒロインちゃんを悦ばせる日だもんね?」
ソウシが優しく頭を撫でてくれる。
ナギ
「………」
隣のナギから、何だか不機嫌なオーラを感じる。
…コレは嫉妬してくれているのか…。
ヒロインは誤魔化すように、声を上げた。
ヒロイン
「そ、そう言えば、この曲っていつも思うんですけど
一番と二番の曲調が少し違いますよね?」
シン
「曲調と言うより、転調しているんだ。」
ヒロイン
「…転調…
何だか不思議です… ずーっと穏やかな曲でもいいのに
急にここで雰囲気が変わって…」
シン
「フン、素人が何を言っている。
この作曲者は世界中で名を知らしている有名な…」
シンがそう言い掛けた時、誰もがハッとした。
ヒロイン
「それは知ってますけど…
何だろう… 例えばなんですけど、さっきまでオーケストラのような雰囲気だったのに
急にどこかの民族の曲のような…」
そう言いながら、ヒロインは不思議に思っていた部分を
わざと自分の故郷であるヤマトの節に合わせて歌ってみた。
メンバー
「「!!!」」
ヒロイン
「ね? 面白くないですか?
ヤマトの曲調にするとこんな感じになるし…
あとは…」
そう言って、面白そうに色んな国の音楽で鼻歌を歌う。
すると急にリュウガが声を上げた。
リュウガ
「ヒロインっ!!
さっきもらった地図をよこせっ!」
ヒロイン
「えっ? は、はい…」
どうしたのかと、キョトンとしながら手渡すと
メンバー全員が実を乗り出し地図を覗き込む。
ヒロイン
「?」
シン
「…船長これは…」
リュウガ
「…あぁ…
ヒロイン! お前、すげぇお手柄だぞ!!」
ヒロイン
「え?」
ソウシ
「スゴイよヒロインちゃん!
誰も解けなかった宝の場所を君が解いてしまったかもしれない!」
ヒロイン
「えっ?えっ?」
ハヤテ
「ははっすっげぇ!!!
お前、マジすげぇよ! 何世紀も誰も解けなかった謎を解いちまった!」
トワ
「ヒロインさんさすがです!
どんな宝が眠ってるんでしょうね?」
一気に盛り上がるメンバーに、ヒロインはひとり取り残されたように
傍観していた。
すると、ふっと右手に大きな手の感触を感じた。
ハッと振り返ると、ナギが人差し指を口に当てて「し~」と言ってきた。
ヒロイン
「?」
ナギにされるがまま、何事もないかのように装っていると
右手の小指に少し冷たい感触が走る。
スルッとナギの手が離れ、ヒロインは左手で右手を覆いながら
確かめてみた。
ヒロイン
「!!!!」
パッとナギを振り返ったが、ナギはニッコリ微笑みながら
また口元に人差し指を当てた。
ヒロインは嬉しくて嬉しくて、ギュッと右手を握りしめた。
お宝の場所を解明で盛り上がる中、ナギからのお返しに胸が高鳴るヒロイン。
右手の小指に光る、可愛いピンキーリングの存在は
しばらくメンバーにバレる事はなかった。
☆あとがき☆
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!
もう本当に毎度の事ながら、こんなに遅い更新になり
申し訳ございません(T_T)
バレンタインデーにアップするつもりが、こんなにも連れ込み
ホワイトデーネタまで書ける時期となってしまいました。。。(+_+)
デパートやお店でチョコが沢山並び、ワクワクするムードに乗っかり
このお話を書き始めたのですが…。。
メンバーを大切に想うヒロインちゃんと
同じように大切に想ってくれるナギとメンバー。
ナギからしたら、やっぱりいい気はしないのではと
思いっ切り愛されてるヒロインちゃんを書いてみました(笑)
皆さんはどんなバレンタインを過ごされたでしょうか?(*^_^*)
次回作も気合いを入れて書きたいと思います!
こんなに遅い更新にも関わらず、
皆様にはご理解を頂き、本当に感謝しております(>_<)♡
いつも本当にありがとうございます!
たくさんの感謝の気持ちを込めて…☆ koma
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