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☆おまけ☆
シリウス海賊団一行が、城を出た後
エドモンドはモクレンの咲き乱れる庭園に来ていた。
皇太后
「まぁ、珍しいこと…」
大きな庇のついたガーデンテーブルで
本を読んでいた皇太后は
エドモンドの訪来に、ニッコリと笑った。
エドモンド
「母様…お話が…」
もう耳に入っているとは思うが、今回の見合いの話を報告しようと
気まずい思いを抱えながら、傍に立った。
エドモンド
「…令嬢の事ですが…
私が未熟だった故、見抜く事が出来ず
国を危険な目に合わせてしまう所でした…」
言葉にすればするほど、自分が不甲斐無く
いつまで経っても父親のような器になれない事を突きつけられる。
エドモンド
「本当に申し訳ございませんでした」
一言も話さない皇太后に、エドモンドは胸が苦しくなった。
呆れただろうか…。
すると、皇太后は目を細め
太陽を浴びるモクレンの木を見つめた。
皇太后
「エドモンド、モクレンの花の花言葉を知っていますか?」
エドモンド
「? いえ…」
思いもよらない言葉に、エドモンドは困惑した。
皇太后
「モクレンの花言葉は、『自然な愛』です。
あなたは国王として、国の為に身を尽くさなくてはいけませんが
それでも私は、あなたに『自然な愛』を感じて欲しい。
これは勝手な親心かもしれませんが…」
エドモンド
「…母様…」
皇太后
「ふふふっ、あの小さなお姫様はしっかり分かっていたようね?」
エドモンド
「?」
皇太后
「だって、あなたの足元にモクレンの花びらを落としていったでしょ?
可愛いお姫様があなたに教えてくれたのね?」
その言葉にエドモンドはハッとした。
自室の机の引き出しに、何気なくしまい込んだモクレンの花びら。
エドモンドの恋は、まだしばらく諦めなくてよさそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・
ナギ
「…まだ起きてたのか?」
明日の朝食の仕込みを終え、風呂から上がったナギは厨房に立ち寄った。
すると先に部屋に戻っていたはずのヒロインがそこに居た。
ヒロイン
「うん…」
ナギ
「? どうした?」
こんな時間に珍しく何か飲んでいるヒロイン。
不思議に思って覗き込むと、手にはグラスいっぱいの牛乳があった。
ヒロイン
「なんか…飲まなきゃいけないって気がして…
いつもは飲んでなんかいないのに…
無性に飲みたくなっちゃって…」
ナギ
「………」
その姿を見て、ナギはまた固まった。
子供のヒロインにハヤテが言った軽率な言葉。
『ヒロイン、もっとたくさん牛乳を飲め!
そうすりゃ後々ナギ兄が喜ぶからな?』
まさか、あの言葉がインプットされているのでは…。
様子のおかしいナギを不思議に思いながら
ヒロインは牛乳をゴクゴク飲み干した。
☆あとがき☆
長いお話を最後までお読み頂き、ありがとうございます!!
皆様に多くお声を頂いた『ヒロインちゃん子供化』シリーズです♪
そして今回は、私のお話を読んで下さっている心優様より
随分と前にリクエストを頂いていたのですが、何度か登場をしているエドモンドとのコラボ作品にさせて頂きました!
心優様、こんな感じで大丈夫でしょうか…(>_<)
子供化してしまう事に段々と慣れてきて
メンバーも当たり前のように、子供のヒロインちゃんを甘やかしていますが
実はボンヤリと記憶があるかも!? と、メンバーもハラハラする感じにしました(笑)
そしてエドモンドは、国王という立場故に
普通の人が当たり前にする事が出来ない事…
それをチビヒロインちゃんが、打ち砕いていくというお話にしてみました。
ナギは相変わらず、大人も子供もどちらのヒロインちゃんにもメロメロですが
いつだって、どのメンバーよりもハラハラしてるはず!ww
そんな事を考えながら書きました(^-^;
今回も長いお話になり、更新が遅くなりました…。
次回はいよいよ現代版のBon~シリーズ、完結編に入ろうかと思っています!
こちらもお届けにお時間が掛かるかと思いますが…
頑張ります!!
最後までお読み頂き、本当にありがとうございます!
たくさんの感謝の気持ちを込めて…☆ koma
シリウス海賊団一行が、城を出た後
エドモンドはモクレンの咲き乱れる庭園に来ていた。
皇太后
「まぁ、珍しいこと…」
大きな庇のついたガーデンテーブルで
本を読んでいた皇太后は
エドモンドの訪来に、ニッコリと笑った。
エドモンド
「母様…お話が…」
もう耳に入っているとは思うが、今回の見合いの話を報告しようと
気まずい思いを抱えながら、傍に立った。
エドモンド
「…令嬢の事ですが…
私が未熟だった故、見抜く事が出来ず
国を危険な目に合わせてしまう所でした…」
言葉にすればするほど、自分が不甲斐無く
いつまで経っても父親のような器になれない事を突きつけられる。
エドモンド
「本当に申し訳ございませんでした」
一言も話さない皇太后に、エドモンドは胸が苦しくなった。
呆れただろうか…。
すると、皇太后は目を細め
太陽を浴びるモクレンの木を見つめた。
皇太后
「エドモンド、モクレンの花の花言葉を知っていますか?」
エドモンド
「? いえ…」
思いもよらない言葉に、エドモンドは困惑した。
皇太后
「モクレンの花言葉は、『自然な愛』です。
あなたは国王として、国の為に身を尽くさなくてはいけませんが
それでも私は、あなたに『自然な愛』を感じて欲しい。
これは勝手な親心かもしれませんが…」
エドモンド
「…母様…」
皇太后
「ふふふっ、あの小さなお姫様はしっかり分かっていたようね?」
エドモンド
「?」
皇太后
「だって、あなたの足元にモクレンの花びらを落としていったでしょ?
可愛いお姫様があなたに教えてくれたのね?」
その言葉にエドモンドはハッとした。
自室の机の引き出しに、何気なくしまい込んだモクレンの花びら。
エドモンドの恋は、まだしばらく諦めなくてよさそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・
ナギ
「…まだ起きてたのか?」
明日の朝食の仕込みを終え、風呂から上がったナギは厨房に立ち寄った。
すると先に部屋に戻っていたはずのヒロインがそこに居た。
ヒロイン
「うん…」
ナギ
「? どうした?」
こんな時間に珍しく何か飲んでいるヒロイン。
不思議に思って覗き込むと、手にはグラスいっぱいの牛乳があった。
ヒロイン
「なんか…飲まなきゃいけないって気がして…
いつもは飲んでなんかいないのに…
無性に飲みたくなっちゃって…」
ナギ
「………」
その姿を見て、ナギはまた固まった。
子供のヒロインにハヤテが言った軽率な言葉。
『ヒロイン、もっとたくさん牛乳を飲め!
そうすりゃ後々ナギ兄が喜ぶからな?』
まさか、あの言葉がインプットされているのでは…。
様子のおかしいナギを不思議に思いながら
ヒロインは牛乳をゴクゴク飲み干した。
☆あとがき☆
長いお話を最後までお読み頂き、ありがとうございます!!
皆様に多くお声を頂いた『ヒロインちゃん子供化』シリーズです♪
そして今回は、私のお話を読んで下さっている心優様より
随分と前にリクエストを頂いていたのですが、何度か登場をしているエドモンドとのコラボ作品にさせて頂きました!
心優様、こんな感じで大丈夫でしょうか…(>_<)
子供化してしまう事に段々と慣れてきて
メンバーも当たり前のように、子供のヒロインちゃんを甘やかしていますが
実はボンヤリと記憶があるかも!? と、メンバーもハラハラする感じにしました(笑)
そしてエドモンドは、国王という立場故に
普通の人が当たり前にする事が出来ない事…
それをチビヒロインちゃんが、打ち砕いていくというお話にしてみました。
ナギは相変わらず、大人も子供もどちらのヒロインちゃんにもメロメロですが
いつだって、どのメンバーよりもハラハラしてるはず!ww
そんな事を考えながら書きました(^-^;
今回も長いお話になり、更新が遅くなりました…。
次回はいよいよ現代版のBon~シリーズ、完結編に入ろうかと思っています!
こちらもお届けにお時間が掛かるかと思いますが…
頑張ります!!
最後までお読み頂き、本当にありがとうございます!
たくさんの感謝の気持ちを込めて…☆ koma
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