一番好きなものは…
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☆おまけ☆
次の日の朝、ハヤテはいつもよりずっと早く起き
キッチンに向かった。
ハヤテ
「ナギ兄…おはよう…」
そう言ってキッチンのドアを開けると、ヒロインの姿がない事にホッとした。
ナギ
「…なんだ? 早いな?」
ハヤテ
「あ…まぁな…」
上手く話しが続かず、気まずい空気が流れる。
ハヤテ
「え…と…ナギ兄、ごめん…
なんかオレ勘違いしてたみたいで…」
ナギは素直に謝ってくるハヤテに驚いた。
ハヤテ
「何だよ…」
ナギ
「いや…」
ハヤテ
「…オレもヒロインみたいに信じてる…
ナギ兄は、そんな事するやつじゃねぇって知ってたのに…」
ハヤテは申し訳なさそうに俯く。
ナギ
「もういい…オレも悪かったな…」
ハヤテ
「!?」
その言葉にパッと顔を上げるハヤテ。
そしてふとナギの持つフライパンを見ると、厚いステーキ肉を朝から焼いている。
ハヤテ
「ナ、ナギ兄それ!!」
ナギ
「あ? なんだよ食わねぇのか?」
ハヤテ
「食う!食います!!
さすがナギ兄!」
ナギなりの仲直りの仕方に、ハヤテもいつもの元気を取り戻した。
ナギ
「ふっ、だったらコレ運べ」
ハヤテ
「おう!!」
ハヤテは意気揚々とサラダボウルを受け取り、食堂へと運ぼうと足を向ける。
ナギ
「…お前謝るのはそれだけか?」
ナギの言葉に心臓が飛び出るほどドキリとし、思わずサラダを落としそうになった。
そしてゆっくり振り返る。
ナギ
「…ま…今回だけは大目にみてやる…
次したらお前は二度と陽の光が見れないと思え」
こちらを見ずに話すナギの横顔は真剣そのものだ。
ハヤテはゴクリと喉を鳴らし、謝ろうと話しだそうとした瞬間
ヒロイン
「おはようナギ! …あれ?ハヤテさん!
おはようございます!」
突然のヒロインの登場に、ハヤテはまたしても驚いてしまう。
ハヤテ
「な、なんだよ!
お前が起きてくんの遅せぇから、手伝ってたんだろ!?」
ハヤテはぶっきらぼうにそう言い放つと、勢いよくキッチンを飛び出していった。
何事かとキョトンとした顔でナギを見つめるヒロイン。
ナギはハヤテの慌てっぷりをしっかりと拝む事ができて
少しだけふっと口元を緩めた。
☆あとがき☆
最後までお読み頂きありがとうございます!!
やっとやっと書けました(TーT)
もっと短いお話にしようと書いていたのですが、色々と妄想が膨らみ
いつもの長さになってしまいました。
ナギはきっと女の子のお店に入って買い物ができるタイプではないなと思いながら書いてみました(笑)
そしてハヤテのヒロインちゃんを思う気持ち…
ハヤテは慕ってるナギと、好きなヒロインちゃんを思うあまり
感情優先の行動に出るのではないかと想像しました(^ー^)
ヒロインちゃんからのクリスマスプレゼントのケーキは、勝手に私がイメージしてみましたww
ナギが好きなのもは一番最後に食べるトコと、イチゴのくだりがお気に入りです!
船長からのプレゼントの下着もいつかヒロインちゃんは着るのでしょうか…?(笑)
『クリスマス』をテーマにしましたが、このテーマで色んな展開が掛けるなぁと思いました。
折をみて、また書きたいです♪
最後までお読み頂き本当にありがとうございます♪
次回作も楽しんで頂けるように、頑張ります☆
たくさんの感謝の気持ちを込めて…♡ koma
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