月ノ宮家とは黒蝶紲#ruby=紲_きずな#]の四女・祈月（いのりづき）がフェフテリテ王国の勃興と共に創立した分家である。矢蜂院家の出身である母の影響から女王君主制の政治体制となっている。初代が皇和国外の異国人男性と結婚し、彼の母国の文化を多く取り入れた為、皇和国内に支配国を置きながらもどの面においても他家とは異彩を放つ。とはいえ完全に異国化されてはおらず、農産物は小麦より圧倒的に米の方が多い。
　また歴史は浅いものの、分家内には剣ノ宮（つるぎのみや）家と華ノ宮（はなのみや）家の二大分家を筆頭に複数の分家に分流している。剣ノ宮家は騎士、華ノ宮家は執事の役割を持ち、代々月ノ宮家に仕えている。この二家の者は成人すると王宮に参じ、女王直々に異国風の名前と宮廷職を賜り正式に宮中に仕える事が出来る。
　所領国は宮処より遠く離れており朝廷の直接の影響力は弱く互い干渉することも少ないが、黒蝶家の分家として黒蝶家に忠誠を誓っていることから朝廷にも従属しており、毎年租税として農産物や工芸品などを献上している。

---解説---
和風な世界観で異世界ファンタジーと恋愛要素がほしくて無理やりこじつけた設定です。
結構気に入っていまして、黒蝶家や他の分家に不足する男子を全てねじ込む勢いで好みのイケメンを量産しておりますw