えんじょいぱらだいす!
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シャワーを浴びて
用意してもらった着替え(白のワンピースと下着)を着て
いつの間にか綺麗になってたベッドにまたダイブして
気づいたら夢の中にまでダイブしてて
起きたらご飯で
食べた後探索でもしようとしたら船酔いして
部屋で寝て休んで気づいたら、海軍本部・マリンフォードに到着していた。
…とんとん拍子に進むなぁ…なんてまた遠い目をしてしまった。
『3 到着!』
「うあぁ…」
小さな体になった私にとって海軍本部は首が痛かった(見上げてる意味合いで)。
船から降りる時、ガープさんが親切にも抱き上げてくれて、しかも靴まで用意してくれてた。
…もう今の私には、ガープさんが女の子の孫ができて喜んでるようにしか見えない。
さすがに中に入るときまで抱っこは恥ずかしいから「自分で歩けますから!」と言い降ろしてもらった。
いや、本気で恥ずかしい。
中身はもう成人まじかの女の子ですよ?どんな羞恥プレイだよこれ!
「ほれ、行くぞ」
「あ、はい!」
そう言われて一歩踏み出す。
ぺぷぅーーーー
「・・・。」
そしてそれと同時になんとも間の抜けた音が鳴った。
更にもう一歩。
ぺぶぅーーーー
「……っ!?!?////」
「ぶわっはっはっはっ!どうじゃ!ここに来る前に別の島で買っておいたんじゃ!可愛いかろう!」
そう、この音は私の履いてる靴の音だった。
そして犯人は貴様かぁぁぁぁぁあああ!!!////
き、きっとガープさんに悪気なんてないんだ!きっと!たぶん!
そう信じたい自分がここにいる!!(涙目)
だからこんな間抜けな音のする靴で歩いても私は全然恥ずかしくなんて…!
ぺぷぅーー
ぺぷぅーー
ぺぷぅーー
「うあああああああああ!////」
結論、やっぱり中身が大人な5歳児にこれは恥ずかしい。
しゃがみ込んで顔を隠さざる負えない。
犯人のガープさんはと言えば隣りでぶわっはっはっはっ!と笑ってる。
この人…楽しんでやがる!
そしてそんな私たち二人を温かい目で見る海兵さん達。
その他に、本部でガープさんが来たのを出迎えた海兵さんたち数十名。
めちゃくちゃ見られてるがな。
何が嬉しくてこの年(中身)になってまで、こんなぺぷぺぷ間抜けな音のなる靴なんて履いて歩かなきゃならんのさ!
これほどまでにガープさんが憎たらしいと思ったことはないよ!
「ほーれ、なんならわしが抱っこしてやらんでもないぞー」
「・・・ぐっ・・・!」
にやにや笑ってこちらに両手を広げてくるガープさん。
私が恥ずかしがるのも予測していたのか!?
実はガープさん確信犯か?と思った。
この靴でこのまま本部内を歩くのは非常に恥ずかしい。
かと言ってガープさんに抱っこされたまま歩くのも恥ずかしい(というか情けない)。
ならどうすべきか…
「(これっきゃないでしょ…!!)」
思い立ったが吉日(?)
その場で私は靴を脱いだ。
裸足になればこっちのもんだ!
「子供は裸足の子!」
きりっ、と効果音がつきそうな感じに言うと、いつの間にかガープさんの後ろにいたボガードさんが「それを言うなら風の子だな」と小さく笑っていた。
「裸足で歩けば音鳴んないもんねーっだ!」
ルフィのようにニシシッと笑うとガープさんが軽く頭を叩いてきた。
軽く、と言っても子供からしたら結構痛いものだったけど…。
ピンポイントで頭のてっぺんにきた拳骨。
痛くて目に涙を浮かべてその場にしゃがみこむ私。
子どもにこんな仕打ち…酷いぃ…。
「怪我でもしたらどうするんじゃ!靴はちゃんと履かんか!」
ごもっとも…!
こういう時だけ正論言ってくるガープさん。
だが断る…!!
「だってこれ、ぺぷぺぷ鳴って恥ずかしい!」
目から出てくるアクアラグn…じゃなくて涙を腕でぐしぐしと拭く。
段々と言葉遣いや行動が子どもっぽいそれになってくる。
キッとガープさんを睨むと(私は睨んだつもりだ)、ガープさんは「むっ…」と言葉を詰まらせた。
もしかしたら子供の涙に弱いのか…!?
…いや、それだったらルフィがあんな怖がったりしないし、絶対ルフィとかが泣いても放っておくだろうし…。
身内に厳しいじーちゃん、ってとこか。
「周りの目が気になって仕方ないのっ」
もうひと押しか、と思ってそう言うと「ませとるのぉ…」とぼそりとガープさん。
ませてるもませてる。
中身は大人だから!(キリッ
「仕方ない。ほれ、じーちゃんが抱っこしてやるぞ~」
結局そうなるか!
しかも、さらりと今「じーちゃん」と言いやがったぞこのじじぃ!
アナタの孫違うっ。
だがしかし、今私にある選択肢は
1ガープさんに抱っこされて本部に突入
2ぺぽ靴履いて本部に突入
3裸足でいてまた怒られる
この3つしかない気が…
恥ずかしいか、恥ずかしいか、痛いか…。
「(やっぱり仕方ない、のか…)じゃだっこ…」
正直、だっこ、とかねだるのも恥ずかしかったりするんですけどね!!(涙目
んっ、と両手をガープさんのほうへ伸ばすと、ガープさんはもの凄く嬉しそうに私を抱き上げた。
…あやうく頬づりされそうになったが、寸前のとこでガープさんの顔を両手で押さえた。
ちなみに、靴は脱いだものをボガードさんがちゃんと片づけてくれましたとさ。
でめたしでめたし。
それじゃ、気を取り直して…いざ!海軍本部へ突入!!
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あとがきにっき
船って結構揺れるのだな。
子どもっぽくいられたかな?
今度はおねだりとかでも練習しとこうかな←