えんじょいぱらだいす!
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「しあわせ!」
「よかった。まだ沢山あるからゆっくり食べてね」
「はいっ!!」
行き着いた場所はフーシャ村でした。
『2 初めまして!5歳児です!』
「すぱげっぴーおいひー!(スパゲッティおいしー!)」
「ぶわっはっはっはっ!そんな慌てんでもいいじゃろ!」
今はフーシャ村にある、マキノさんのいる酒場。
隣りのカウンター席にはガープさん。
そしてカウンターの中ではマキノさんが「まだあるからね」とにっこり笑ってくれた。
おかわり…じゃなくて、お分かりいただけただろうか?
今私はスパゲッティをご馳走になっております(キリッ
しかも、お前はリスかよって言う位に頬張って。
どうしてそうなったかと言うと…。
あの後、港から町に入ろうとした時に海軍の船から降りてきたガープさんにばったり出くわして、事もあろうに私は嘘をついてしまった。
「あの…!助けてください!私、船から逃げてきて気づいたらここにいて…!!」
ガープさんを目の前にして、よくそんな嘘がすぐつけたと自分に関心する(遠い目)
でも私のびしょ濡れ&裸足姿を見て、どこかの奴隷船とかから逃げてきた子供だと思って保護してくれたガープさん。
もちろん、奴隷だったとかそういう証拠は何1つない状態だけどね!
だって異世界トリップだもの☆
そんな私の話を信じてくれたガープさんには心の中で土下座ぁ!!
むしろ土下座を通り越して前転してもいい位←
そして保護してくれたガープさんは自己紹介したあとに、フーシャ村に用事があったみたいでそのままマキノさんのいる酒場に。
まぁ…まさか抱っこされて村入ると思わなかったけど…。
多分私が裸足だったからだな、うん。
店に入って、マキノさんが私を抱えたガープさんを見てどうしたのか聞いてきた。
もちろんガープさんは詳しいことは言わずに「うまいメシでも食わせてやってくれ」とマキノさんに頼んだ。
一般人のマキノさんの手前言いにくかったのだろう。
なんせ一応奴隷船辺りから逃げてきた子、らしいから!←
でもマキノさんは何か理解してすぐにタオルを貸してくれて、スパゲッティを作ってくれた。
最初は食べていいものかわからなかったけど、「食べんのならワシが食ってやるぞ」とガープさんに横取りされそうだったから、私はリスになる決心をした!←
そして冒頭に戻るわけである。
「ごちそうさまでした!」
ふぅ…食った食った。
まさかホントにトリップしてると思わなかったけど、今の所いいことしかなくて幸せだわ。
「はい、ジュースもどうぞ」
「わ!ありがとうございます!!」
天使のように優しいマキノさんはりんごジュースまでくれた。
気が利きすぎてて申し訳ない位で、それこそ前転しちゃいたいよ!!←
「ガープさん、みことちゃんの事これからどうするんですか…?」
「ん?あぁ…とりあえずわしが身元を預かる形にしようと思っとる。その上で一度本部に戻らんとな」
ジュースをじゅーじゅー吸ってる私の傍で2人は小声でそう話してた。
いかにも会話が聞こえないフリをしてる私だが、全部聞こえてまっせ。
…小声の会話の意味…!(涙)
でも話の限りでは私はどうやらガープさんと一緒にどっか行くみたいだ。
まさか本部って、海軍本部とか言わないよね?よね?
いやそれしかないか(自己解決)
それから暫くして、お腹も落ち着いた辺りでガープさんと一緒に船に乗り込んだ。
「よし、今から海軍本部へ行くぞ!」
と、また抱っこされました!
結構恥ずかしいからね!?これ!
ガープさんに、そう言えば用事はいいのかと聞けば「また来るから問題ない!」と笑っていた。
…この人実は仕事サボりに来たんじゃないだろうか?と思う。
港ではマキノさんが見送ってくれて、めいいっぱい手を振って別れた。
そして島が見えなくなると、ガープさんは私を部屋へ案内してくれた。
一応客室としてるものがあるらしい。
「(ふぉぉおお!ベッド結構おっきいいい!!いや!私の体が小さいからそう思うのか!?そうなのか!?)」
部屋に入ってビックリ。
体に合わない大きなベッドにテンションがあがるぜ!
他にもソファだったり奥にも扉があったりで、すぐにでも探索したい。
「基地に着くまで時間があるからの。シャワーでも浴びてゆっくり休んどくといい」
ほれ、とガープさんは私が気になっていた奥の扉を指さした。
あそこはシャワールームなのか!
ガープさんはそんな私の頭をぐしゃぐしゃと撫で回したあと、「わしはちっと報告することがあるから。終わったら着替えでも持ってきてやろう」と部屋を後にした。
ガープさんがいなくなった瞬間、私はニヤリと笑みを浮かべてベッドへジャンプしてダイブした!
良い子はマネしちゃだめだぞ☆ なんつって。
「もっふもふだ!ふるもっふだ!すっごい!!」
いいベッド使ってますねぇwとつい興奮してしまう。
窒息するんじゃないかと思うくらい枕に顔をうずめて遊んだあとは部屋を見渡した。
クローゼットの中には特に何も入ってなかったが、後でガープさんが着替え持ってきてくれるらしいから、まぁいっか!
奥の扉を開けると脱衣場と、それまた奥には綺麗なシャワールーム。
「おぉ!これはもうシャワー浴びちゃっていいよね?いいよね!?いってよし!」
ビシッと某ポーズを決めるとテンションが高いまま私は服を脱ぎ捨てシャワールームの中に入った。
今更であるが、私が着ていたのはちょっとボロボロなシャツ一枚とパンツのみだった。
我ながらなんて恰好してんだ(遠い目)
てかこの恰好でベッドにダイブとか私のバカ(涙目)
とりあえず、服の件はさて置いてシャワーを開始した。
海水を被ったりしたせいか、髪の毛はちょっとパリッとしてた。
「おーいみこと、シャワーは使えとるか?」
「はーい、使えてまーす!」
途中、心配そうな声でガープさんが声を掛けてくれた。
そりゃ5歳位の子を1人にして、シャワー使えってヤバイよね。
今更ながら怪しまれないか不安になってきた(笑)
「ちょうどいい、ここに着替えをおいとくぞー」
「ありがとうございまーす!」
脱衣場の方でガープさんがもそもそ動いてるのが見えてちょっと笑えた。
まだまだ色々分からないことだらけだけど、分かったことはある。
もう少し5歳児らしくしようかな←
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あとがきにっき
ベッドにダイブ、したかったんや!
そしてマキノさん綺麗だった。
トリップ最高(親指ぐっ)