2019 クリスマス短編
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クリスマス ―ルパンの場合―
朝は少し早めに起きて下準備。
買い出しは昨日の時点で行ってきたから、とりあえず生地を作る。
休み休みにのんびりやろうかな、と考えアジトのリビングに入ると目の前がに赤が見えて、そして暗くなった。
「名前ちゃ~んおはよ♡」
「ルパン、おはよー。そしてあついんだが」
朝から熱いハグが待っていた。
その後は頬にキスをされて…
「今日のクリスマス、俺とあつぅーい一日を過ごそうか♡」
沢山のハートが飛んでくる…。
そしてまたキス!
ルパンはキス魔かよ!
「ルパン、不二子ちゃんとの約束は?あるんじゃないの?」
「んー不二子ちゃんとは昨日楽しんだからだいじょーぶ♡」
イヴは不二子ちゃんでしたか。
そうですか。
「ごめん、今日は予定あるから…」
「そっかぁ…ざ~んねん」
口調はおちゃらけているけど、本当に残念そう。
しゅんとしたルパンはそのままアジトを出て、外へ出かけて行った。
「なんか悪いことしたなぁ…」
クリスマス ―次元の場合―
スポンジが焼きあがるまで、キッチン封鎖。
意外と匂いはしないもんなのね。
「よぉ名前」
「あ、次元」
ルパンがアジトを出て行ったと思ったら、今度は煙草をくわえた次元がリビングにやってきた。
アレに匂いがうつらなきゃいいけど。
「今日は…クリスマスか」
「そうだね、街が人でごった返しになってしまう日だよ」
言い方があんだろうよ、って突っ込まれたけど気にしないよ!
「んー私はあんまり人混み好きじゃないから…」
「なるほどな。なら静かでいいとこを見つけたんだが、今からでも行ってみるか?」
次元の言う静かな場所…お酒の飲める大人な店だろうな。
久しぶりにお酒は飲みたいけど…。
「ごめんね、今日は予定が…」
「そうか」
それだけを言うと次元もアジトから出て行った。
「罪悪感2回目…」
クリスマス ―五ェ門の場合―
スポンジが焼き上がり、冷めた!
後はクリームとデコレーションですな。
上手く焼けたし、少し休憩でリビングのソファでだらんとしてると…
「名前殿、少しだらしないのではないか」
五ェ門がやってきた。
「五ェ門のえっちー」
「なっ!?///// 何故そのようなことになる!/////」
別に五ェ門は悪くないのに、ニヤニヤしながらそう言うと五ェ門はすぐに顔を赤くした。
「それで、今日はどうしたの?外は人がいっぱいで大変だったんじゃない?」
「う、うむ…何やら男女の組が多かった/////」
何故にそれでも顔を赤くする。
そして顔を背ける。
「今日はクリスマスだもん。好きな人と過ごしてる人達が多いんだよ」
「好きな…」
あ、まさか。
「名前殿、本日の予定は…」
「ごめん、ある」
デジャブきたこれ。
五ェ門の言葉を途中で切る。
案の定、五ェ門もがっかりした様子でアジトを後にした。
すまぬ、五ェ門。
クリスマス ―不二子の場合―
クリームを泡立てて、途中で冷めたスポンジを切り斬り。
あ、上下が均等じゃないし、ななめった。
…これも愛嬌だよね。
「あら名前、おいしそうなのを作ってるのね」
クリームの角が立ったあたりで不二子ちゃんがやってきた。
「やっほー不二子ちゃん。どやぁ、手作りだよ!」
「偉いわね♪関心しちゃうわ」
少しきわどいドレスを着た不二子ちゃんは、いい笑顔で微笑んでくれた。
優しいなぁ(ほっこり)
「あら、そんなに甘くないクリームなのね」
「あ、つまみ食いは現行犯逮捕だよ」
私がほっこりしている間に、不二子ちゃんはぺろっとクリームを舐めていた。
甘さを控えめにしたのは、あっちが苦手かと思ったから。
そう伝えると不二子ちゃんは「ほんと、名前はいい子よね」と抱き着いて撫でてきた。
妹分としては嬉しいから、つまみ食いは許す(親指ぐっ!)
「あら、もうこんな時間なのね。名前、私これから約束があるから失礼するわね♪」
「はーい、いってらっしゃーい!」
昨日はルパンで、今日は誰となんだろうか…。
お姉様は今日も妖艶で美しかった。
クリスマス ―銭形の場合―
上の飾りつけ分のフルーツが足りなかった…。
まったく…クリームを甘さ控えめにしたのに、フルーツ沢山使ったら甘くなるやなるやないかーい。
外の市場に買い物に出たら、まさかな人物に出会った。
「あ!貴様は名字名前!貴様がいると言うことは近くにルパンもいるはずだな!!」
「あ、とっつぁーんこんちわ。人の事を指さしちゃダメなんだぞ」
冷静に指摘すると銭形のとっつぁんは「すまん…」と謝ってきた。
根はほんといい人だよねー。
ルパンの真似してとっつぁん呼びしても怒らない。
「とっつぁん、今日はクリスマスだよ。今日くらいは休戦しとこうよ。まず私ルパンの場所知らないし」
まぁ、アジトにいないってだけだから、半分はウソだけど。
「ほんとぉ~に知らんのか?」
「ほんとーに知らないよ」
すると今度は「そうか…」としょんぼりする銭形のとっつぁん。
本当にルパンのこと大好きだねー。(語弊がある)
「いや!もしかしたらこの後ルパンと会う気かもしれん!ワシの目が黒い内は貴様から目を離さんかr「あ、そういうのは本当に結構なんで失礼しますね、銭形警部」
ズバッと言い切ると、とっつぁんはぽかーんとしてた。
早く帰って仕上げしなきゃなんだよ、ごめんね。
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