次元で5題・甘?微ギャグ
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朝起きて
昨日のことを思い出す。
「恥ずかしすぎてほんとにヤバイ…えへへww」
枕に顔をうずめて、気持ち悪い位にやけた。
4、無理に背伸びしてどうする
「おはおー」
リビングに行くとルパンがご飯を作り終えてテーブルに並べていた。
今日はハムエッグか。
「はなちゃんおはよ~」
私が椅子に座る前に、ルパンはいつもよりニヤニヤしながら返事をしてきた。
「なんかいい事あったの?ルパン。凄いニヤニヤしてるね」
「いやいや~いい事あったのははなちゃんでしょ?」
不思議そうにしてると、ルパンは近づいてきて茶化してきた。
そこまで言われて、何のことが気が付いて言葉が「ぐっ…」と詰まる。
「なんで知ってるのさ…」
ちょっと恥ずかしくて、むくれた様子でそう聞くとルパンは「ひ~みつ♡」とおちゃらけて答えた。
ルパンって実は読心術とか出来るんじゃないか?
それとも隠しカメラでもあるのか?
「とりあえず俺としては、次元とはなの関係が前に進んで安心したかな~。はなちゃんがあんなに好きって言ってたのに、次元ってばちょ~鈍感さんなんだもんな~」
「まぁ、ね」
それは昨日の次元の発言でよーくわかった。(ため息)
まさか、あんなにアプローチかけてたのに本気にしてくれてなかったなんてね(遠い目)
「あの夜、あれでも次元が気づかなかったりしてたら、俺本気ではなちゃんにキスしてたかもなぁ」
そこまで言うと、ルパンは私の腰に手を回してきた。
「ちょ…!くすぐったいよルパン」
「ん~♪はなちゃんってばか~わいい~♡」
ルパンのおふざけが始まった、と思った瞬間背後でカチッとリボルバーを回す音が聞こえた。
「よぉ…随分と楽しそうだな、ルパン」
次元さん!?凄い怖い声しとるんですけど!?
いつの間に背後にいたの!?
つかよく見るとマグナムがルパンのおでことキスしてますが!?
「おーおーどうしたのさ、そんなおっかない顔して~」
ルパンはへらへらとそう言うと、そっと私から手を離して両手をひらひら~と上へあげた。
すると次元は私をぐいっと自分のところに引き寄せる。
また次元に後ろから抱きしめられました。
「(なんかデジャブ…)」
「じげ~ん、そう怒るなって~。ちょっとした冗談だろ~」
「・・・」
ルパンよ…早く逃げた方がいいのでは?
という位、私の後ろで次元が殺気を放っている。
そんな次元に気づいているであろうルパンは、銃口を向けられていることを気にもせず、軽い足取りでアジトを出て行こうとする。
「おいルパン」
「じゃ!あとはお2人さんで仲よ~くするんだよ~♪」
次元の静止などなんのその。
ルパンはさっさとアジトを出て行った。
後ろからは次元の小さな舌打ちが聞こえてきた。
その場を荒らすだけ荒らしていきおった、ルパンのやつ。
ルパンがいなくなってから、殺気が落ち着いた次元。
ご飯はあとでもいいか、と次元の方へ向き合った。
「あー…次元?いつものルパンの冗談だから、ね?」
怒らないの、と笑って言うとデコピンされた。
なぜ!?
軽めにされたが、それでも痛かったので涙目でいると、次元はまだ少し不機嫌そうにしていた。
「ルパン相手に油断してんじゃねぇ」
奥さん!これが世間でいうとこの嫉妬ってやつですね!(ガッツポーズ)(誰が奥さんだ)
嬉しくなった私は「ふふふーん」と緩んだ笑みを浮かべた。
「もうお子ちゃま呼びしないんだね?これで私も大人扱いしてもらえるってことかな?」
今までは何かと最後にお子ちゃまだの子どもだのって茶化してきてたのに、今回はそれがなかった。
次元は「そうかもな」と誤魔化していたけど、それでも嬉しかった。
「それじゃあさ、大人になったって記念で昨日の仕返し、してもいい?」
いや、正確にはお返し、なんだろうけどね。
次元が嫉妬してくれてたのが余程嬉しかったのか私は調子に乗った。
お互い向き合った状態なのをいい事に、次元にキスしてやろうとしたのだ。
だが……
「…と、届かないんですけど…?次元さんや…」
背伸びをしても次元の口元にあと数cmというところで届かない。
どうせ私は低身長だよ!ちくせう!!
てか屈んでくれてもよくない!?
そんな私の姿を見て面白がって笑いを堪える次元。
「子どもが無理に背伸びしてどうするんだよ」
それは身長のことか!?それとも大人的な気持ちのことか!?
どっちにしても失礼極まりないだろう!?
てかまた子ども扱い!?
折角子ども扱いがなくなったと思ったのに!
そう悔しがっていると、次元は私の頭をわしゃわしゃと撫でてきた。
「お子ちゃまには俺が合わせてやる」
一体なんの話、と思っていると、次元は少し背を屈めて私のおでこに軽くキスをしてきた。
またこの人は不意にそういうことを…!////
私が更に悔しがっているのがわかったのか、また次元は笑いだす。
恥ずかしさなのか、また顔が熱くなる。
最近次元に振り回されっぱなしな気がする。
「次元のばか!今度は負けないからな!!/////」
別にこれは勝ち負けじゃないけど、どうしてもそういう言葉が口から出てしまう。
それからまた暫くは次元にお子ちゃま扱いされることが続くんだけど、次に機会があったら今度は私が次元のことをぎゃふんって言わせてやる!(ぎゃふんは古い)
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