次元で5題・甘?微ギャグ
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前回、次元をデートに誘ったけど断られた。
でも私はまだ諦めてない!!
今回はもっと大胆に、尚且つ大人に対応してやる!
2、子どもはもう寝る時間だ
夕食も終わり、夜も更けた頃。
ルパン、次元、五エ門、私は晩酌をしていた。(え?不二子ちゃん?きっと新しいカモのとこでしょ←)
と言っても、各々飲むものが違うし、酔い方も様々だった。
ルパンは今日は結構酔ってるみたいでさっきから私にベタベタ引っ付いてくる。
「はなちゅぁ~ん♡俺様ってば酔っちゃったみたぁ~い?♡」
「お酒臭いよールパン。それに暑いから」
段々と頬ずりをしたりしてくっついてくるルパン。
じょりじょりと頭を撫でまわしておくと凄く喜ばれた。
五エ門はどこかで日本酒が売ってたらしくて、ちびちびとお猪口で飲んでる。
こっちはあんまり酔ってないみたい。
「日本酒って辛いから苦手だなー。昔、お正月でお神酒とかで飲んだくらいだよ」
「拙者ははな殿が飲んでいる、かくてるというものの方が苦手だがな」
私が今日飲んでるのはカルーアミルク。
同じ日本人でも苦手なものがわかれるもんだよね。
あー甘くて美味しいわー。
今隣りでくっついているのがルパンじゃなかったら、もっと美味しかったわー(遠い目)
ちらりと次元の方を見る。
まぁ大体をお察しのとおり、私の隣りがルパンだから、テーブルを挟んで向かいのソファには五エ門、斜め向かいに次元が座ってる。
その次元はというと、安定のバーボンを静かに傾けている。
「・・・」
今ちょっと目が合った気がするけど、帽子が邪魔で上手く見えない。
こんだけルパンがベッタリしてるんだから、少し嫉妬みたいなのをしてくれたら嬉しいんだけど…。
「(まぁ、私が次元を一方的に好いてるだけだからなぁ…)」
考え事をしながら、ルパンの頭をなでなで。
すると、それをよしとしたルパンが「膝枕でもしてもらっちゃおうかな~♪」と私の膝に頭を乗せてきた。
時々ルパンってほんとかわいい、って思う。
でもこの人懐っこい性格が女性受けして、甘やかしたくなるんだろうなーとか考えてしまう。
「ふぁ…ぅ…」
お酒を飲んだからか、ふと欠伸が出る。
ルパンがくっついてて、あったかかったのもあるかなぁ。
「はなちゃん眠くなっちゃった?なんなら俺様と一緒に寝ちゃう?」
これはいつものルパンジョーク。
私が次元のこと好きなのをルパンは知ってるし、いつもお決まりのように私が断ってるから。
でも今日の私は違った。
この間子ども扱いされたし、毎回のことだけどルパンがこうやってくっついてきても次元は何の反応もしてくれない。
いくら私が好きって言っても、まともに取り合ってくれない。
「そうだねー。ルパン、一緒に寝ちゃおうか」
不二子ちゃんみたいな大人の女性をイメージしてふっと笑う。
そう返事をするとルパンを「お!」と喜んで身体を起こして立ち上がり、五エ門は「破廉恥な…」とちょっと顔を赤くしてた。
次元はというと…
「酔ってんのかはな。子どもはもう寝る時間だぜ」
と、また私のことを子ども扱いして笑ってる。
もーーーーー怒った!
少し位嫉妬とかしてくれたらいいなぁ、とか思った私がバカだった!
「子どもじゃないから平気ですー。ルパン、ベッド行こう?」
むすーっと不機嫌丸出しな顔でそう言うと、私は立ち上がってルパンの手を掴み、寝室へ向かおうとした。
が、今日の私も意外と酔っていたみたいで、ふらついてルパンに抱き着く形となった。
カクテルとかって、飲みすぎると悪酔いするって聞いた事あるけどほんとかも…。
「はなちゃんってばだいたーん♡」
ってルパンは嬉しそうに、私の腰に手をまわしてキスをしようとしてきた。
ガタンッって何か音がしたと思ったら、次に私は背中に次元の温もりと煙草の香りを感じていた。
次元が私のことを後ろから引き寄せて、片手で抱き着いているようだった。
「ルパン」
抱き着かれて驚いている私をさて置いて、次元がそう一言低い声で言うと。ルパンはさっきまでの酔っぱらった顔じゃなく、やれやれ…といった感じの顔で両手を上げていた。
「素直じゃないねぇ~ほんと」
それだけ言うと、ルパンは「あとは任せたぜ~」と部屋を出て、五エ門も「拙者も…」といそいそ部屋を後にする。
あの二人なんなんだ。まーた部屋に二人きりじゃないか…。
と思ってたら、後ろで次元が溜め息を一つ吐いた。
「あー……なんか…ごめん、なさい?」
「何がだ…」
「いやー…なんか怒ってる…のかな?って」
そんな気がして、と苦笑すると次元は私の身体から手を離して、自分の帽子を私に被せてきた。
次元の帽子は私には少し大きくて、自然と目元が隠れた。
前が見えないじゃないか、と文句を言う前にまた驚くことが起きた。
身体に浮遊感を感じた、と思ったら次元にお姫様抱っこをされているじゃあーりませんか。
「って…なんで!?/////」
いきなりのことで大声を出すと、次元が「酔っ払いは黙ってろ」とぴしゃりと一言。
まぁ、また顔が赤くなってるだろうし、恥ずかしいからこれでもいいんだけどさ/////
お姫様抱っこなんて初めてだったから、怖くて動けなくてジッとしてた。
次元が歩き出してどこかの部屋に入ったと思ったら、やわらかい所に降ろされた。
「ここ…寝室…?」
「あぁ…」
私がフラフラだから次元は寝室まで運んでくれたみたいだった。
ベッドの端に座ってそろりと帽子をずらし、次元の方を見てみると私の前に立ってこちらを睨んでいるようだった。
…なんかやっぱり怒ってる…?
「何でルパンの誘いに乗った」
そう静かに聞いてきた。
私が「へっ?」とポカンとしていると、次元は小さく舌打ちをして私の頭上から帽子を取って被った。
「もういい。酔っ払いはさっさと寝とけ」
そう言って次元は寝室から出て行き、扉は閉まった。
あれ?
あれ??
これって…ちょっと自惚れてもいいの…か?
「嫉妬…してくれてた…?////」
その後は暫く呆けてしまって固まってたが、酔いではない顔の熱さに気付いて布団を被って、ドキドキした心のまま眠れるのを待った。
明日から…どうしよ。
顔合わせるのが恥ずかしいじゃんか…/////
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