次元で5題・甘?微ギャグ
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次元が大好きでしかたないんだが。
と、ルパンに相談したところデートを勧められた。
どうやら仲良くなるなら、まずデートをしたらいいとのこと。
さすがルパン!伊達に女の人誘ってないね!
って言ったらほっぺたを引っ張られた…。
痛い頬を撫でながらもルパンにお礼を言った。
とりあえず明日にでも、次元のことをデートに誘ってみたいと思います!(敬礼
1、恋愛ごっこなら余所でやれ
バタン!!!
「次元!大好き!デートしよう!」
「ぶはっ・・・!!w」
リビングで寛いでいたルパンと次元。
そこに扉を思いっきり開けて、意気揚々と入り開口一番そう言った。
そしたら何故かルパンに笑われた。
なんか今も笑いを堪えてひくひく震えてる…。
なんでや…!こっちは頑張ってるっていうのに!!
「行かねぇ」
そして次元からはお断りな返事。
なんでや…。
「えーなんでー。次元と仲良くなりたいから、今からデートしようよ!」
次元はテーブルに足を上げて煙草をふかしてたんだけど、一息煙を吐いて煙草を消して帽子を目深に被り直した。
向かいのソファにはルパンがいるんだけど、まだ笑い堪えてるよ。
私は次元の隣に座って次元の顔を覗き込む。
あ、こやつ目を閉じて寝ようとしてる。
「次元寝ないでよ。ちょっと散歩でもいいからさ、行かない?」
「行かねぇ」
とことん行きたくないのか、さっきからこのセリフしか聞いてない気がする。
「ちょっとおれはどっか行ってくるねん」
とか、挙句の果てにルパンはニヤニヤしながらリビングを…というかアジトを出て行った。
どっかってどこだよ。
部屋に二人になったけど…次元からは一言もない。
「次元、大好きだよ?」
「そうか」
もう一度しっかり言ってみるがやはり一言返事。
「・・・。あんまりそっけないと、このままキスすんぞー」
「お子ちゃまが無理すんな」
む…聞き捨てならん。
そりゃもちろん、いざやってやろうか、と思うと恥ずかしいけどさ!
「私は、本気だぞ。次元のことが好きだから」
「恋愛ごっこなら余所でやるんだな」
ほほぉ…。
それは私に対する宣戦布告というやつだな…!
いつも後ろからくっついてくるような子どもだと思って舐めてやがる!!
未だに目を閉じている次元。
私は次元の帽子を外し睨んでやった。
次元もこちらを見て少し呆れてる。
「返せ」
「お子ちゃまじゃないやい。ごっこでもないやい」
精一杯の反論。
自分で言ってて「あ、やっぱり子供っぽいかも」とか思ったけど、気にしない。
まぁ帽子を人質?にしてる時点で子どもなんだろうけど…。
「はぁ…」
次元は一つ溜め息を吐き、身体を起こすと私の頭を軽く掴んだ。
何事かとびっくりしてたのもつかの間、次元はそのまま私の頭を自分の方へ寄せた。
びっくりして、顔を少し赤らめると耳元に次元の息があたり
「これ位で顔真っ赤にしてたんじゃ、やっぱりまだまだ子どもだな」
って言われた…。
「んなっ!/////」
心臓がバクバクしてる中、次元から離れて耳を手で隠す。
いつの間にか私の手に次元の帽子はなく、彼の手の中にあった。
その後、次元は帽子を被り直して、フッと笑ってアジトを出て行った。
私はというと、嬉しさと恥ずかしさとか色々くすぐったくて、頬を両手で抑えてむくれていた。
勝ち負けじゃないんだろうけど、なんか敗北感があった。
いつか…いや!すぐにでも次元に、私が本気だってこと伝えてやる…!!
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