恋人がドS 相手:涅マユリ
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3、たまにはやり返してみなさい
「やり返す…か…」
一体どうすればいい…。
あの研究バカのドS変態野郎に…。
とりあえず、今まであいつにやられたことを振り返るか……嫌だけど。
まず、ストーカー。
十一番隊までわざわざ入ってきて、時々姿を見えなくしてまでついてくる。
プライベート何それおいしいの?状態。
あとは、過保護?
十一番隊だから戦闘は日常茶飯事なのに、何故かついてくる。
この前、現世任務にまでついてきたっけ…(遠い目
あとは…なんだろな…。
マユリは確かにドS変態だけど、なんか…そこまで気にしてない自分がいるような……ハッ!だめだだめだ!こんなんじゃ、いつか何されても平気な奴になっちゃうじゃないか!!
「と、とにかく!やり返すんだ!」
よし、と意気込んで決めたのは、ヤツをストーキングすること。
どこまで出来るか知らないけど、やってみるっきゃない…!
次の日_____
早朝、技局に忍びこむ。
本来なら警報なりなんなり鳴るところだが、マユリが私なら入ってもいいということで、改造してる←
この時ばかりは感謝感謝。
多分アイツのことだから、また研究室で一晩過ごして研究に没頭してる、って感じだろう。
「どれどれ…」
ストーカーらしく屋根裏(?)に潜む。
そして研究室に見つけた白い塊。
はい、マユリです。
「またあんなとこで寝て…風邪引いても知らないぞ…」
何か資料を書き上げてる途中で睡眠に入ったとされる形跡。
いつものことか…。
それから暫くして、ヤツが起きだす。
そしてまた研究。
で、解剖。
それからまた研究。
次に解剖。
時々資料を集めたり、書類に判子押したり。
「(隊長らしいこともしてたのか…)」
ちょっと新発見。
それから夕方まで観察(ストーキング)してたけど、あんまり面白くもない気がする…。
なぜマユリはこんなこといつもしてるんだか…。
…って、あれ?
アイツ、今日十一番隊に行って…ない?
いつもくるのに…(研究室に数日引きこもるようにならない限り)
「なんで…」
「なぜワタシが今日お前に会いに行っていないカということかネ?」
「?!?!?!」
ふいに声が聞こえて振り向くと、そこにはマユリの顔のドアップ。
技局に戻るマユリを尾行していたはずが、いつの間にか後ろをとられていた。
「い、いつから!?」
「んン?それはいつからレイの尾行に気づいていたかということかネ?そんなの朝からに決まっているじゃないカ!ワタシがレイの熱い視線に気づかないとでも思っていたのかネ?ン?」
つまり、朝から見てたことは、バレバレだったと…。
くっ…やり返し失敗か…。
悔しいのでそのまま隊舎のほうに戻ろうとした時、ふいに腕をつかまれた。
「戻るから離せー」
「別に照れなくても構わないじゃないカ。寂しかったのだろう?ン?最近ワタシも研究が忙しかったからネ!今からでもワタシたちの愛を確かめ合おうじゃないカ!!」
意気揚々と何を言ってるんだコイツ。
というかナニするつもりだ。
一瞬にして状況を把握した私は、マユリの手を振り払い脱兎の如く走り去った。
(逃げ足ならやちるちゃんとの鬼ごっこで鍛えられてるから自信はある)
「この作戦もダメか・・・。次だね」
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