変態に恋された 相手:涅マユリ
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6.後日談(完全に毒されているようです)
「そう言えば、マユリって私のどこが好きになの?」
技局内にあるマユリの研究室。
ソファにマユリと並んでのんびり休憩している時に、ふと付き合い出した頃の事を思い出して、そう話を切り出した。
なんやかんや、何で私の事が好きになったのか、理由を聞いていない事を思い出したのだ。
話を切り出すとマユリは一瞬眉を顰めて、眉間に皺を寄せた。
「そんなことを聞く為に来たのかネ?」
「そんなことかー。そうかそうか、マユリは私に対してその程度の気持ちなのだな?よし、帰る!」
スッと立ち上がり部屋を去ろうとすると、当然のようにマユリは私の腕を引きソファに改めて座らせた。
よく見ると私から顔を背けてる…拗ねた子どものような顔をしていた。
こんな顔を見れるのは自分だけだと思うと、ちょっと嬉しい。
「フン、何、難しい事ではないのだヨ」
「なになに?」
一目惚れとか?と期待して返事を待っていると、マユリはチラッとこちらを見て
「あの野蛮な連中の中でも特に珍しく思えたからだヨ」
研究対象として、と付け加えて、ふざけた時の顔をしてきた。
あ、コイツ真面目に答える気がねぇな。
やっぱり手を振り払ってでも帰るべきだったかと、引きつった笑顔で聞いていると、いつの間にか部屋にいた阿近さんが「一目で惚れたとか言ってたくせに」とぼやいた。
私は喜んで、マユリは怒った様子で阿近さんの方を見ると「しっつれーしました」と阿近さんは部屋を出て行った。
「ふっふっふーw今の話は本当なのかなー?」
嬉しすぎてニヤニヤしながらマユリを問いただす。
フンッと鼻を鳴らしてそっぽを向くが、それは照れてるってことでいいのかな?
「私は好きだよ、マユリのこと。気づいたら好きになってた。変態でも研究狂いでもなんだって受け入れてあげるよ」
日頃の仕返しとばかりに、私はマユリに愛を囁く。
いつもならマユリも言い返してくるのに、今日はない。
一目惚れな事をバラされて、よっぽど恥ずかしかったようだ。
その代わりなのか、私がマユリにぎゅっと抱き着くと静かに頭を撫でてきた。
変態で、Sっ気があって、研究狂いな変わり者。
でも実は恥ずかしがり屋で、子どもみたいな愛しい人。
「マユリー、だーい好き」
「あァ、ワタシもだヨ」
そんな彼との、幸せな日がこれからも続きますように。
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あとがき
ここまで見てくださってありがとうございます。
マユリがこんなキャラじゃないと思った方すみません。
狂人なマユリも好きだけど、甘い話のマユリが欲しかったんです(必死)←
駄文失礼しますた。
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