名前変更のない場合、主人公名は長良(ながれ)になります。
理解
長良
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その時
「煩え。」
「『!』」
入り口の縁に身を預け、眼鏡をかけた三蔵が立っている。
いや、もーみんなこっち来ちゃったじゃん。
「あらあらァ!?サンゾー様も長良ちゃんに会いたくなっちゃったワケ。」
「お前らと一緒にされちゃ敵わんな。
俺は“無事でいるか”を確認に来ただけだ。」
三仏神から急ぎ通達があった。
『ーーーー?』
「ーーー…緑縁寺の最高僧 紅燐、
及びその弟子たちが消息不明となったそうだ。」
「『!?』」
ーーーー…三蔵は眼鏡を外し、長良の反応を見た。
既に何かしら吹き込まれ、仕組まれた行動でないか
つまり“何か知ってんじゃねぇか”を見極める為に。
彼女は動揺を抑えつつ、
『…それは、おばあさまの身に、何か…?』
冷静な声色で尋ねた。
「ーーー…詳細は不明だが、先刻使者が緑縁寺を訪ねたところ
本来寺が建っていた場所は、ソレかも分からん廃墟と鬱蒼とした森になっていたそうだ」
「…ッは!?」
ーーーー…ほんの昼過ぎに出発したトコだろ!?
「あの強ぇ結界にバカされてんじゃねーのか…!?」
「あの結界を通過し訪問を許されているのはごく数人の天界の使者と、今回の我々のみだ。
既に通じていた使者を訪ねさせたが、結界もろとも“始めから無かったかのような状況”だったらしい。
無論、ヒトの住んでいる形跡も無かったと。」
『…』
「長良
紅燐はこの先、お前を狙ってくるかもしれん。」
『…!』
「ッ三蔵!!」