名前変更のない場合、主人公名は長良(ながれ)になります。
雨
長良
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「…結局あれから、夕食にも顔を出しませんでしたし、
売店で夜食を買って届けようかと思って。」
「っじゃあオレ!持っていく!」
すかさず名乗り出る悟空。
そうだろうなーと思ってたし、
そうしたいなーと思ってたし…!
しかし。
「今日は八戒に任せろ。長良の様子を知りたい。」
三蔵にそう言われて、しゅん…と肩を落とした。
ソレを見て悟浄、
…ふーん…?
「頼れるじゃない悟空オニーチャン。」
「だぁって心配だろ!!
……ヒトに頼んの、できない感じするし、長良…」
…今日もさ、
「オレが近づいたから、ふらふらなのに暫く耐えてるみたいだった。
でも結局倒れそーんなって…
近くにいたから支えられたけど」
「じゃーあ近くにいて良かったじゃねェか。」
そりゃ長良チャンも気ぃ張ってんでしょ…と
煙草を消す悟浄。
「明日もあんだからよ。気長にいきましょーや。
なんなら先風呂入って、八戒がダイジョブそーだってんなら後で顔見に行きゃいーし。」
…こうして珍しく悟浄が“イジらない”のは、
ちょっとだけ“頼れる”悟空を、
後押ししたい気持ちがあるから。
「…ん…」
渋々…と頷く悟空を見届けて、
「…心配してたって、お伝えしますね。」
八戒は部屋を後にした。