【ツイステ】短編小説
○カップリングの片方の情緒と倫理観がない話を書きたくて書いたレオナ編です。
○常識と倫理感が欠如したレオナ注意
○ラギー視点
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レオナさんは幼い頃ペットを飼うことに憧れがあったらしい。放任されがちな寂しい幼少期に寄添ってくれるペットが欲しかったとかなんとか。そんなレオナさんに従者たちはユニーク魔法で砂にして殺してしまうからと猛反対したみたいで、あまりに切迫した様子で砂になる苦しみをペットに与えるのかと脅されて軽くトラウマみたいだ。因みに、お兄さんが犬を飼いたいって言ったら速攻で血統書付きの犬が王宮に来たらしい。
はぁ……薄々気が付いてたけどレオナさんの実家の環境ヤバくないッスか。レオナさんだけハードモードっていうか……。まぁ、生まれながら餓えと無縁な立場と思えば多少はね、そういうところでバランスを取ってくれないと俺みたいなのが羨ましくてついつい手が出そうになっちゃいますんで。そんなわけで人生のバランスが片寄ってる上層階級の奴らはタンスの角に小指をぶつけて悶え苦しめ今すぐに。
そんな俺の感想は今は横に置いておくッス。クソみたいな幼少期を過ごしたレオナさん。常識を教えてくれる大人が居なかった所為か中々ちょっとアレな感じにお育ちしちゃったらしい。ペットを飼うことにしたと見せられたそれを見て俺は絶望の悲鳴を上げた。
「ゲェッ!?マレウス・ドラコニア!!?」
背丈二メートルに迫る勢いなのに、てっぺんに縦に伸びるふたつの角が更に巨人から見下ろされるような圧を俺に与えてくる。こんな外見だけでも特徴的な人ひとりしか知らない!何でマレウス・ドラコニアみたいなヤバい奴が大人しくペット用の首輪を付けて、レオナさんにリードで引かれる自体になるんスか!?
「何スかこれ怖っ!幻覚!?ホラー現象!?」
「うるせぇな。何騒いでやがる」
レオナさんは俺の声に驚いて耳をぺたんと折りたたんだ。それを見てマレウス・ドラコニアがレオナさんの耳をじっと見つめているのを俺は見逃さなかった。この人何でペット用の首輪を付けられてそんな平然としてるの……。
恐る恐る後ろの人物をどうして連れて来たのか訊ねると、レオナさんは「ペットだ。トカゲなら騒音とか気にしなくて良いって聞いた」と答えた。えー……まぁ、そうッスね。トカゲは鳴かないと聞きますからねー。繊細らしいから飼うのは難易度高いらしいけど。
でも後ろの人をトカゲ扱いしてるの世界中でレオナさんだけッスよ。その人、妖精ッスよ。倫理感を無視しても飼うのは難易度高いと思うなー。説明することを面倒臭がるレオナさんに食い下がってもう少し聞いてみたら、万が一王者の咆哮が暴走してもマレウス・ドラコニアなら砂になるのを防衛魔法で防ぐだろうから、レオナさんのトラウマを刺激をしなくて済むと思ったらしい。確かにそうだけど、もっと別に選択肢はあるでしょ!
「あ、アンタも何で大人しくしてるんスか。正直気味が悪いッス」
「キングスカラーが」
レオナさんの名前を呟いて言葉を切ったマレウス・ドラコニアがまたレオナさんの耳に視線を向けた。
「ペットになったら大人しく耳を撫でられると言うから」
「はぁ!?そんだけ!?そんな条件でペットに!?」
「そんな条件って何だよラギー。俺の耳に触れられるなんて名誉なことだろ」
「レオナさんのそういう変なとこで自意識過剰なの嫌いじゃないッスけどね!!ちょっと今は対応を考えるから黙って!」
これは驚きだ。まさか茨の谷の次期王様が獣人属の耳を撫でたいからペットになるとか、マジカメで上げてもフェイクニュース扱いされそうなことが現実に起きてしまうなんて。今すぐ見なかったことにしたい。駄目元でディアソムニアに返して来なさいと言っても、絶賛反抗期中なレオナさんが首を縦に降ることは無かった。むしろ俺にトカゲって何食べるんだとか聞いてくる始末!ヒト科だから俺達とそんな変わらないものを食べるんじゃねーかなぁ!?
「ふぅん。別で用意する必要が無いのは楽だな」
「そうだろう。優秀な僕はご褒美を所望するぞ。飼い主なら優秀なペットを褒めるものだとリリアが言ってた」
「成る程。たまにはあのコウモリ野郎もまともなことを言うな。で?何が欲しいんだ?」
いちいちツッコミして疲れたからふたりの会話を見守っていたら、ツッコミ不在で何だか変な方向に会話が転がっていった。レオナさんがご褒美を与えることを了承すると、マレウス・ドラコニアの目が怪しく光った。
「寝床はキングスカラーのベッドを希望する。ペットは寂しがり屋なものだから添い寝をして欲しい。それから、この部屋には明日の朝まで誰も近付けないで欲しい」
「要望が多いな。まぁ良いか。ペットはワガママな方が可愛いらしいしな。よく知らねーけど」
レオナさん、そのご褒美はまずいッスよ。レオナさんの貞操の危険という意味で。俺は親切心で忠告をして、もう一度元の場所に戻すように進言したけど小言と捉えたらしいレオナさんにうるせぇと追い出されてしまった。あーあ。もうしーらない。俺はちゃんと親切心で言ってあげたんスからね。せいぜいがんばって貞操を守ってくださいねレオナさん。
おしまい
○常識と倫理感が欠如したレオナ注意
○ラギー視点
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レオナさんは幼い頃ペットを飼うことに憧れがあったらしい。放任されがちな寂しい幼少期に寄添ってくれるペットが欲しかったとかなんとか。そんなレオナさんに従者たちはユニーク魔法で砂にして殺してしまうからと猛反対したみたいで、あまりに切迫した様子で砂になる苦しみをペットに与えるのかと脅されて軽くトラウマみたいだ。因みに、お兄さんが犬を飼いたいって言ったら速攻で血統書付きの犬が王宮に来たらしい。
はぁ……薄々気が付いてたけどレオナさんの実家の環境ヤバくないッスか。レオナさんだけハードモードっていうか……。まぁ、生まれながら餓えと無縁な立場と思えば多少はね、そういうところでバランスを取ってくれないと俺みたいなのが羨ましくてついつい手が出そうになっちゃいますんで。そんなわけで人生のバランスが片寄ってる上層階級の奴らはタンスの角に小指をぶつけて悶え苦しめ今すぐに。
そんな俺の感想は今は横に置いておくッス。クソみたいな幼少期を過ごしたレオナさん。常識を教えてくれる大人が居なかった所為か中々ちょっとアレな感じにお育ちしちゃったらしい。ペットを飼うことにしたと見せられたそれを見て俺は絶望の悲鳴を上げた。
「ゲェッ!?マレウス・ドラコニア!!?」
背丈二メートルに迫る勢いなのに、てっぺんに縦に伸びるふたつの角が更に巨人から見下ろされるような圧を俺に与えてくる。こんな外見だけでも特徴的な人ひとりしか知らない!何でマレウス・ドラコニアみたいなヤバい奴が大人しくペット用の首輪を付けて、レオナさんにリードで引かれる自体になるんスか!?
「何スかこれ怖っ!幻覚!?ホラー現象!?」
「うるせぇな。何騒いでやがる」
レオナさんは俺の声に驚いて耳をぺたんと折りたたんだ。それを見てマレウス・ドラコニアがレオナさんの耳をじっと見つめているのを俺は見逃さなかった。この人何でペット用の首輪を付けられてそんな平然としてるの……。
恐る恐る後ろの人物をどうして連れて来たのか訊ねると、レオナさんは「ペットだ。トカゲなら騒音とか気にしなくて良いって聞いた」と答えた。えー……まぁ、そうッスね。トカゲは鳴かないと聞きますからねー。繊細らしいから飼うのは難易度高いらしいけど。
でも後ろの人をトカゲ扱いしてるの世界中でレオナさんだけッスよ。その人、妖精ッスよ。倫理感を無視しても飼うのは難易度高いと思うなー。説明することを面倒臭がるレオナさんに食い下がってもう少し聞いてみたら、万が一王者の咆哮が暴走してもマレウス・ドラコニアなら砂になるのを防衛魔法で防ぐだろうから、レオナさんのトラウマを刺激をしなくて済むと思ったらしい。確かにそうだけど、もっと別に選択肢はあるでしょ!
「あ、アンタも何で大人しくしてるんスか。正直気味が悪いッス」
「キングスカラーが」
レオナさんの名前を呟いて言葉を切ったマレウス・ドラコニアがまたレオナさんの耳に視線を向けた。
「ペットになったら大人しく耳を撫でられると言うから」
「はぁ!?そんだけ!?そんな条件でペットに!?」
「そんな条件って何だよラギー。俺の耳に触れられるなんて名誉なことだろ」
「レオナさんのそういう変なとこで自意識過剰なの嫌いじゃないッスけどね!!ちょっと今は対応を考えるから黙って!」
これは驚きだ。まさか茨の谷の次期王様が獣人属の耳を撫でたいからペットになるとか、マジカメで上げてもフェイクニュース扱いされそうなことが現実に起きてしまうなんて。今すぐ見なかったことにしたい。駄目元でディアソムニアに返して来なさいと言っても、絶賛反抗期中なレオナさんが首を縦に降ることは無かった。むしろ俺にトカゲって何食べるんだとか聞いてくる始末!ヒト科だから俺達とそんな変わらないものを食べるんじゃねーかなぁ!?
「ふぅん。別で用意する必要が無いのは楽だな」
「そうだろう。優秀な僕はご褒美を所望するぞ。飼い主なら優秀なペットを褒めるものだとリリアが言ってた」
「成る程。たまにはあのコウモリ野郎もまともなことを言うな。で?何が欲しいんだ?」
いちいちツッコミして疲れたからふたりの会話を見守っていたら、ツッコミ不在で何だか変な方向に会話が転がっていった。レオナさんがご褒美を与えることを了承すると、マレウス・ドラコニアの目が怪しく光った。
「寝床はキングスカラーのベッドを希望する。ペットは寂しがり屋なものだから添い寝をして欲しい。それから、この部屋には明日の朝まで誰も近付けないで欲しい」
「要望が多いな。まぁ良いか。ペットはワガママな方が可愛いらしいしな。よく知らねーけど」
レオナさん、そのご褒美はまずいッスよ。レオナさんの貞操の危険という意味で。俺は親切心で忠告をして、もう一度元の場所に戻すように進言したけど小言と捉えたらしいレオナさんにうるせぇと追い出されてしまった。あーあ。もうしーらない。俺はちゃんと親切心で言ってあげたんスからね。せいぜいがんばって貞操を守ってくださいねレオナさん。
おしまい
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