【いちみか】壁ドンから再開する恋模様【完結】
初期レア4太刀登場あり
今はレア太刀って増えてますよね。この呼び方で良いか分からないですが初期から実装されているレア太刀という意味合いで使ってます。
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「まぁ、俺の負けでもいいんだが」
そう笑顔で言ってのけた三日月は、夫である一期をいとも簡単に打ち負かした。
この本丸の一期は他のそれと比べてたいそう自尊心が高い。妻だと認識している三日月に手合わせとはいえ、負けてしまった彼の機嫌は下がる一方だ。
拗ねる一期の部屋に押し掛けて来たのは鶴丸と鶯丸、それに彼らに引っ張られてきた江雪だった。
「三日月との錬度の差は一目同然だったじゃないか。何をそんなに拗ねている」
「確かになぁ…。三日月は最高錬度まで上がっているからな。そりゃあ顕現したばかりの君では勝てないだろうな」
「争いからは…何も生まれません…」
拗ねている一期に好き勝手言ってくる彼らも所詮は最高錬度の刀たちばかり。その言葉たちにイラつきながらも一期は口を堅く結んだ。
往来の力があれば天下五剣と詠われているとはいえ三日月と良い勝負が出来ただろう。相手は天下五剣といえどあまり戦の経験がない刀だ。
実際に三日月は暴力的な自らの神力を力任せに振るって相手をなぎ倒している状態であるため、人間の器の方はひどく隙だらけだ。最高錬度の三日月の負けないくらい錬度が高ければ、後は経験の差で三日月を倒すことも可能である…はずだ。
「しかし三日月は勘も鋭いからな。俺たちでも隙を突くのは案外難しい」
一期の心を読んだように言う鶴丸に、一期の眉間にひとつ皺が増えた。
「俺の方がレベルが高い時は勝てたんだがなぁ。今ではもう半々だな」
「結局戦の経験は少なくとも天下五剣ということだな」
「あの力を争いに…この世は地獄です…」
最後の一人だけ着眼点は違うが、彼らの話を聞いて結局三日月は強いということがよく分かった。
(それはそれで面白くないな…)
一期が大きく溜息を吐いたところで湯浴みを終えた三日月が部屋へと戻って来た。
「何だか賑やかだなぁ」
濡れた髪をかき上げて微笑む三日月を鶴丸たちは笑顔で出迎えた。「三日月に負けた一期の顔を見に来た」だなんて怖い者知らずなことを言ってのけたのは鶯丸だったが、それを聞いた三日月がそっぽを向く一期の方を窺いながら苦笑いを浮かべた。
「あんな詰まらないことで拗ねるなど…」
仕方ないなぁと目を細めた三日月が一期の背中に頭を預ける。一期の背中に頭の分の重さがかかると同時に、拭いきれなかった水滴が一期の背中を濡らした。
「お前様の錬度では俺に敵わないのは仕方のない事だ」
「三日月…」
これを聞いていた鶴丸は、それさっき俺たちが言ったことと同じだというのに何で感動したような声を出しているんだと、一期に対して理不尽だと強く訴えたくなったが我慢した。三日月と一期の会話を遮ると碌な目に合わないと鶴丸は身をもって知っていたからふだ。だからこそ、同じことを言おうとした鶯丸の口を素早く塞ぐことが出来た。
「早く強くなったお前様と共に出陣して、お前様の勇士を見たいものだなぁ」
「三日月がそう強請るなら一刻も早く錬度を上げましょう」
愛しい妻にそう言われ、単純にも一期は機嫌を浮上させた。背中に頭を預ける三日月を腕に抱き込んで額に口づけを落とす。
触れるだけの口付けは段々と下がって行き、三日月の唇へと重なるか重ならないというところで、それを察した鶴丸は渾身の力を振り絞って両隣に座っていた鶯丸と江雪を両脇に抱えて転がり出るように部屋から逃げ出した。
「あの二人最近周り気にしなさすぎだろ!!見せつけといて三日月に見惚れて云々とか分けわからない文句を言われるのは俺なんだぞ!!!」
「いきなりらぶしーんに移行するとは…鶴丸ではないが驚いたな」
「仲が良いことは…和睦に繋がります…」
ドタドタと騒がしい廊下に気付いた三日月は、今まで部屋にいたはずの三振りの姿が見当たらないことに気が付いた。
「お前様、鶴丸たちは、んぅ…」
「ん、今はそんなことはどうでも良いでしょう」
「ん、んん…」
一期の押し倒してくる力に逆らわずにその身を委ねた三日月はそのまま畳の上に体を縫い付けられたのだった。
今はレア太刀って増えてますよね。この呼び方で良いか分からないですが初期から実装されているレア太刀という意味合いで使ってます。
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「まぁ、俺の負けでもいいんだが」
そう笑顔で言ってのけた三日月は、夫である一期をいとも簡単に打ち負かした。
この本丸の一期は他のそれと比べてたいそう自尊心が高い。妻だと認識している三日月に手合わせとはいえ、負けてしまった彼の機嫌は下がる一方だ。
拗ねる一期の部屋に押し掛けて来たのは鶴丸と鶯丸、それに彼らに引っ張られてきた江雪だった。
「三日月との錬度の差は一目同然だったじゃないか。何をそんなに拗ねている」
「確かになぁ…。三日月は最高錬度まで上がっているからな。そりゃあ顕現したばかりの君では勝てないだろうな」
「争いからは…何も生まれません…」
拗ねている一期に好き勝手言ってくる彼らも所詮は最高錬度の刀たちばかり。その言葉たちにイラつきながらも一期は口を堅く結んだ。
往来の力があれば天下五剣と詠われているとはいえ三日月と良い勝負が出来ただろう。相手は天下五剣といえどあまり戦の経験がない刀だ。
実際に三日月は暴力的な自らの神力を力任せに振るって相手をなぎ倒している状態であるため、人間の器の方はひどく隙だらけだ。最高錬度の三日月の負けないくらい錬度が高ければ、後は経験の差で三日月を倒すことも可能である…はずだ。
「しかし三日月は勘も鋭いからな。俺たちでも隙を突くのは案外難しい」
一期の心を読んだように言う鶴丸に、一期の眉間にひとつ皺が増えた。
「俺の方がレベルが高い時は勝てたんだがなぁ。今ではもう半々だな」
「結局戦の経験は少なくとも天下五剣ということだな」
「あの力を争いに…この世は地獄です…」
最後の一人だけ着眼点は違うが、彼らの話を聞いて結局三日月は強いということがよく分かった。
(それはそれで面白くないな…)
一期が大きく溜息を吐いたところで湯浴みを終えた三日月が部屋へと戻って来た。
「何だか賑やかだなぁ」
濡れた髪をかき上げて微笑む三日月を鶴丸たちは笑顔で出迎えた。「三日月に負けた一期の顔を見に来た」だなんて怖い者知らずなことを言ってのけたのは鶯丸だったが、それを聞いた三日月がそっぽを向く一期の方を窺いながら苦笑いを浮かべた。
「あんな詰まらないことで拗ねるなど…」
仕方ないなぁと目を細めた三日月が一期の背中に頭を預ける。一期の背中に頭の分の重さがかかると同時に、拭いきれなかった水滴が一期の背中を濡らした。
「お前様の錬度では俺に敵わないのは仕方のない事だ」
「三日月…」
これを聞いていた鶴丸は、それさっき俺たちが言ったことと同じだというのに何で感動したような声を出しているんだと、一期に対して理不尽だと強く訴えたくなったが我慢した。三日月と一期の会話を遮ると碌な目に合わないと鶴丸は身をもって知っていたからふだ。だからこそ、同じことを言おうとした鶯丸の口を素早く塞ぐことが出来た。
「早く強くなったお前様と共に出陣して、お前様の勇士を見たいものだなぁ」
「三日月がそう強請るなら一刻も早く錬度を上げましょう」
愛しい妻にそう言われ、単純にも一期は機嫌を浮上させた。背中に頭を預ける三日月を腕に抱き込んで額に口づけを落とす。
触れるだけの口付けは段々と下がって行き、三日月の唇へと重なるか重ならないというところで、それを察した鶴丸は渾身の力を振り絞って両隣に座っていた鶯丸と江雪を両脇に抱えて転がり出るように部屋から逃げ出した。
「あの二人最近周り気にしなさすぎだろ!!見せつけといて三日月に見惚れて云々とか分けわからない文句を言われるのは俺なんだぞ!!!」
「いきなりらぶしーんに移行するとは…鶴丸ではないが驚いたな」
「仲が良いことは…和睦に繋がります…」
ドタドタと騒がしい廊下に気付いた三日月は、今まで部屋にいたはずの三振りの姿が見当たらないことに気が付いた。
「お前様、鶴丸たちは、んぅ…」
「ん、今はそんなことはどうでも良いでしょう」
「ん、んん…」
一期の押し倒してくる力に逆らわずにその身を委ねた三日月はそのまま畳の上に体を縫い付けられたのだった。
