【いちみか】壁ドンから再開する恋模様【完結】
若干背後注意
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「今日も雨、明日も雨…いつになったらこの空は青空を覗かせるのか」
雨も良いものだが、毎日続くとこう…飽きるものだな。三日月は深い溜息を漏らしながら言った。開け放たれている障子から見える庭は土砂降りで洪水を作りつつある。畑は大丈夫だろうか、普段はしない心配までしてしまう始末だ。
この土砂降りの雨は審神者が設定したものではない。審神者曰く、本丸のシステム異常とかで現在土砂降りが続いている。「本丸でゲリラ豪雨に合うとは思ってもみなかった…」というのはその審神者談だ。
始めは本丸に振る雨も良いものだと三日月は感想を抱いただが、日に日に激しさ増していく雨にはうんざりするものである。
審神者がシステム異常が直るまで本丸に待機と命じたお蔭で城下町にすら出かけられない。
三日月を後ろから抱きしめるように、彼の腹に手を回した一期はうんざり顔をしている三日月に苦笑した。
「まぁ…毎日これでは確かに嫌になるものですな。弟たちも外で遊べないとすっかり大人しくしてしまっている」
「確かに最近短刀の子らの笑い声があまり聞こえないな…。庭を駆け回る彼らを見るのが好きなんだがなぁ…この雨ではそれも叶わないか」
そう言ってまた溜息を吐く三日月に、一期は「そう溜息ばかり吐いては幸せが逃げてしまいますよ」と微笑みを深めた。
「お前様が俺を覚えていてくれたというだけで、俺は毎日幸せだが」
「ならお前が私の話しを聞いてくれればもっと早く幸せになれたのでしょうな」
「……それは、言わない約束だぞお前様」
軽口を叩き合っても雨が晴れる訳もなく、辺りには雨音が煩いくらいに響き渡る。
「…お前様の弟たちは今日は来ないな。何をしているんだ?」
「今日は皆で人生ゲームとやらにのめり込んでいるみたいです。退屈にしている短刀たちのために主殿が現世から取り寄せただとか」
「そうか…。こうも雨だとやることがなくて暇だな。俺も人生ゲームとやらに混ぜてもらうとするか…」
立ち上がろうとする三日月を留めたのは一期の腕だった。少し浮かせた腰を引かれ、夫の膝の上に乗り上げた三日月は「おお?」と驚きの声を上げる。
「…ふむ。お前様、これでは動けんぞ」
「動けないようにしていますからね」
ニコリと微笑む一期は腕の力を更に込めた。三日月は一期の真意が見えず、ただ困惑して「お前様…?」と呼び掛けることしか出来ない。
「こうして折角夫婦水入らずだというのに、お前はどこへ行こうと言うのか」
「だ、だから、暇だから短刀の子らの遊びに混ぜてもらいに…」
「……暇だというのなら、私と遊びましょうか」
三日月の言葉に目を細めた一期は、目の前にある三日月のインナーと髪の毛の間に僅かに見えるうなじに吸い付いた。困惑の声を上げる三日月に構わずに一期は強く吸い上げ、白いうなじに赤い痕を残す。その痕に満足した一期は後ろから三日月の狩衣を脱がせようと帯に手をかけた。
「お、お前様…っ!遊ぶってそういう意味じゃ、」
一期の位置からでは三日月の顔はほとんど見えないが、真っ赤に染め上げた耳たぶからして、妻がとても恥ずかしがっていることは理解した。
「夫婦の遊びといったらこれしかないでしょう」
「ま、まだ、昼間だというのに…」
確かにまだ昼過ぎという早い時間だ。
しかし、土砂降りの天気の所為で空は明るくない。初心な反応をする三日月に一期はクスリと笑い声を漏らした。
「…この土砂降りです。誰にも聞こえませんよ」
「そうかもしれないが、ぁっ…」
弱弱しく抵抗の言葉を重ねる三日月は、帯を解いた一期の手が脇腹を撫でたことで思わず吐息を漏らした。
下腹部がそれを快感だと反応して、思わず膝を擦り合わせてしまうというのに三日月はそれでも首を横に振って抵抗の色を見せる。
「…三日月?」
耳元で囁かれた声に体を震わしながら、三日月は観念したように「せめて、」と言葉を漏らす。
「せめて、障子は締めてくれ…」
三日月の要望に笑顔で了承した一期は障子を閉めに立ち上がった。地面を強く叩く雨はまだ上がりそうになく、これから行われる夫婦の秘め事を隠してくれる事だろう。
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「今日も雨、明日も雨…いつになったらこの空は青空を覗かせるのか」
雨も良いものだが、毎日続くとこう…飽きるものだな。三日月は深い溜息を漏らしながら言った。開け放たれている障子から見える庭は土砂降りで洪水を作りつつある。畑は大丈夫だろうか、普段はしない心配までしてしまう始末だ。
この土砂降りの雨は審神者が設定したものではない。審神者曰く、本丸のシステム異常とかで現在土砂降りが続いている。「本丸でゲリラ豪雨に合うとは思ってもみなかった…」というのはその審神者談だ。
始めは本丸に振る雨も良いものだと三日月は感想を抱いただが、日に日に激しさ増していく雨にはうんざりするものである。
審神者がシステム異常が直るまで本丸に待機と命じたお蔭で城下町にすら出かけられない。
三日月を後ろから抱きしめるように、彼の腹に手を回した一期はうんざり顔をしている三日月に苦笑した。
「まぁ…毎日これでは確かに嫌になるものですな。弟たちも外で遊べないとすっかり大人しくしてしまっている」
「確かに最近短刀の子らの笑い声があまり聞こえないな…。庭を駆け回る彼らを見るのが好きなんだがなぁ…この雨ではそれも叶わないか」
そう言ってまた溜息を吐く三日月に、一期は「そう溜息ばかり吐いては幸せが逃げてしまいますよ」と微笑みを深めた。
「お前様が俺を覚えていてくれたというだけで、俺は毎日幸せだが」
「ならお前が私の話しを聞いてくれればもっと早く幸せになれたのでしょうな」
「……それは、言わない約束だぞお前様」
軽口を叩き合っても雨が晴れる訳もなく、辺りには雨音が煩いくらいに響き渡る。
「…お前様の弟たちは今日は来ないな。何をしているんだ?」
「今日は皆で人生ゲームとやらにのめり込んでいるみたいです。退屈にしている短刀たちのために主殿が現世から取り寄せただとか」
「そうか…。こうも雨だとやることがなくて暇だな。俺も人生ゲームとやらに混ぜてもらうとするか…」
立ち上がろうとする三日月を留めたのは一期の腕だった。少し浮かせた腰を引かれ、夫の膝の上に乗り上げた三日月は「おお?」と驚きの声を上げる。
「…ふむ。お前様、これでは動けんぞ」
「動けないようにしていますからね」
ニコリと微笑む一期は腕の力を更に込めた。三日月は一期の真意が見えず、ただ困惑して「お前様…?」と呼び掛けることしか出来ない。
「こうして折角夫婦水入らずだというのに、お前はどこへ行こうと言うのか」
「だ、だから、暇だから短刀の子らの遊びに混ぜてもらいに…」
「……暇だというのなら、私と遊びましょうか」
三日月の言葉に目を細めた一期は、目の前にある三日月のインナーと髪の毛の間に僅かに見えるうなじに吸い付いた。困惑の声を上げる三日月に構わずに一期は強く吸い上げ、白いうなじに赤い痕を残す。その痕に満足した一期は後ろから三日月の狩衣を脱がせようと帯に手をかけた。
「お、お前様…っ!遊ぶってそういう意味じゃ、」
一期の位置からでは三日月の顔はほとんど見えないが、真っ赤に染め上げた耳たぶからして、妻がとても恥ずかしがっていることは理解した。
「夫婦の遊びといったらこれしかないでしょう」
「ま、まだ、昼間だというのに…」
確かにまだ昼過ぎという早い時間だ。
しかし、土砂降りの天気の所為で空は明るくない。初心な反応をする三日月に一期はクスリと笑い声を漏らした。
「…この土砂降りです。誰にも聞こえませんよ」
「そうかもしれないが、ぁっ…」
弱弱しく抵抗の言葉を重ねる三日月は、帯を解いた一期の手が脇腹を撫でたことで思わず吐息を漏らした。
下腹部がそれを快感だと反応して、思わず膝を擦り合わせてしまうというのに三日月はそれでも首を横に振って抵抗の色を見せる。
「…三日月?」
耳元で囁かれた声に体を震わしながら、三日月は観念したように「せめて、」と言葉を漏らす。
「せめて、障子は締めてくれ…」
三日月の要望に笑顔で了承した一期は障子を閉めに立ち上がった。地面を強く叩く雨はまだ上がりそうになく、これから行われる夫婦の秘め事を隠してくれる事だろう。
