悪夢
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「よし、これだけあれば充分だろ」
リヴァイ兵士長について教えてくれた駐屯兵団の人たちは補充用のガス、ブレードを箱いっぱいに用意し終わったようだ。
「こっちは全部チェックが終わってる」
『ありがとうございます』
軽く頭を下げるとピクシス司令が近寄ってきた。
「もし、この作戦が成功し生きていたら…」
『?』
「わしの愛人にでもなるか?」
近くにいた駐屯兵の人たちがざわめく。
『…謹んでお断りします…』
わたしは、そう言い残し壁の真下にいる巨人めがけてアンカーを放ちブレードを振るった。
「なんじゃ、振られてしまったのぅ」
「あ、あのピクシス司令…なぜ、なぜ彼女ひとりに任せたのですか」
1人の兵士が尋ねてくる。
普通ならそんなことはしないじゃろ、一端の訓練兵に任せるなんてただの死ねと言っているようなもんじゃからな。
「うむ…どうやら彼女にとっては足手まといなんじゃ」
わしは巨人を倒していく名前を見る。
まずは目を潰し、巨人が両手で目を覆い背中を丸めた瞬間に無防備なうなじに刃を振り下ろす。
そして次の巨人へと移動し今度は回転しながら足を狙っていく。
「彼女は周りに合わせようと行動しているから普段の力が発揮されていないと手紙に書いてあったのじゃ」
「手紙ですか…?」
ピクシス司令は懐から一通の手紙を取り出した。
「あのキースから届いてな、いざというときは彼女ひとりで戦わせろと書いてあったんじゃよ」
こんな事態になるとは思っていなかったがまさかあの時、あのタイミングで名前が自らエレンたちの傍に降り立った。
まるで自分を使えといっているかの様に…
キースの手紙は正しかったわけで、おかげで名前が壁の外に下りてから巨人は一体も空いた穴から通過していないのだ。
「彼女はどこへ入るのかのぅ」
名前の活躍をまだ見ていたかったが立場上そうはいってられなかった。
持ち場に戻るため背を向ける。
「あとは頼んだぞ」
ー
どれくらい戦ったのだろう。
1回煙弾が発射されたようだが色までは確認出来なかった。
ガスとブレードを交換しに1度壁を上る。
『え?!』
岩を運ぶエレンの姿が見えた、それももう直前だ。
「いけえぇぇ!!!!エレン!!!!」
アルミンの叫んだ声と共にエレンは空いた壁の穴に岩をはめる。
『成功したんだね!!…あ!!』
エレンたちの周りに巨人が集まっていくのが見えた。
『そうは…させないよ!』
交換を手早く済ませトロスト区内へと飛ぶ、エレンたちの1番近くにいる巨人は2体。
2体の巨人は同じ身長くらいで距離も近い。
『これなら2体まとめて…!!』
「エレン!!アルミン!!」
ミカサがエレンとアルミンに近寄っていくのがわかる。
『大丈夫、外さないよ!』
ワイヤーを巻き取りながら、回転し連続でうなじを落としていく。
ドサッッッ
「うそ… 名前?!」
巨人と共に倒れそうになったところを斬った風圧を利用して地面に着地する。
アルミンの驚いた声と共に振り返ると無事な3人の姿があった。
『よかった…!』
「まずはエレンを助けないと…」
アルミンが巨人の中からエレンを引きずり出す。
『それならわたしは近くの巨人の討伐に行ってくるね』
アンカーを建物に放つ。
「名前大丈夫?…疲れてない?」
ミカサが心配そうに尋ねてきた。
疲れてるのは事実だ。こんな超時間動くことになるなんて思わなかった。
だけど、いまはそんなことを言ってる場合じゃない。
『大丈夫!あとでまた会おうね』
ワイヤーを巻き取り再び宙に舞う。
「訓練兵が何故戦っている…?!」
「おい…ありゃあ…」
「ん?あ!あの子って!!」
だいぶ巨人が減ってきた、けど大砲の音はまだ聞こえる。
わたしは奇行種がいつ出てきてもおかしくないように目を光らせながら街の中を飛んでいた。
「名前訓練兵!」
壁の上でピクシス司令が叫んだ。
「あの巨人を頼めるか!!」
ピクシス司令の指さした方向を見るとこちらをジッと見つめている巨人がいた。
大きさは15m級ー両手で口を覆っている。
『…なんか不気味…』
アンカーを放ち高い建物に飛び移り様子を伺う。
動きが無いのだ、ただ目で追ってくるだけで。
『足を狙うか…』
足を狙って体勢を崩してから仕留めにいく。
「悪くねぇ動きだ」
「やっぱりうちに欲しいよ!!」
この巨人を倒しているのを駐屯兵以外の人に見られてるなんて思いもしなかった。
リヴァイ兵士長について教えてくれた駐屯兵団の人たちは補充用のガス、ブレードを箱いっぱいに用意し終わったようだ。
「こっちは全部チェックが終わってる」
『ありがとうございます』
軽く頭を下げるとピクシス司令が近寄ってきた。
「もし、この作戦が成功し生きていたら…」
『?』
「わしの愛人にでもなるか?」
近くにいた駐屯兵の人たちがざわめく。
『…謹んでお断りします…』
わたしは、そう言い残し壁の真下にいる巨人めがけてアンカーを放ちブレードを振るった。
「なんじゃ、振られてしまったのぅ」
「あ、あのピクシス司令…なぜ、なぜ彼女ひとりに任せたのですか」
1人の兵士が尋ねてくる。
普通ならそんなことはしないじゃろ、一端の訓練兵に任せるなんてただの死ねと言っているようなもんじゃからな。
「うむ…どうやら彼女にとっては足手まといなんじゃ」
わしは巨人を倒していく名前を見る。
まずは目を潰し、巨人が両手で目を覆い背中を丸めた瞬間に無防備なうなじに刃を振り下ろす。
そして次の巨人へと移動し今度は回転しながら足を狙っていく。
「彼女は周りに合わせようと行動しているから普段の力が発揮されていないと手紙に書いてあったのじゃ」
「手紙ですか…?」
ピクシス司令は懐から一通の手紙を取り出した。
「あのキースから届いてな、いざというときは彼女ひとりで戦わせろと書いてあったんじゃよ」
こんな事態になるとは思っていなかったがまさかあの時、あのタイミングで名前が自らエレンたちの傍に降り立った。
まるで自分を使えといっているかの様に…
キースの手紙は正しかったわけで、おかげで名前が壁の外に下りてから巨人は一体も空いた穴から通過していないのだ。
「彼女はどこへ入るのかのぅ」
名前の活躍をまだ見ていたかったが立場上そうはいってられなかった。
持ち場に戻るため背を向ける。
「あとは頼んだぞ」
ー
どれくらい戦ったのだろう。
1回煙弾が発射されたようだが色までは確認出来なかった。
ガスとブレードを交換しに1度壁を上る。
『え?!』
岩を運ぶエレンの姿が見えた、それももう直前だ。
「いけえぇぇ!!!!エレン!!!!」
アルミンの叫んだ声と共にエレンは空いた壁の穴に岩をはめる。
『成功したんだね!!…あ!!』
エレンたちの周りに巨人が集まっていくのが見えた。
『そうは…させないよ!』
交換を手早く済ませトロスト区内へと飛ぶ、エレンたちの1番近くにいる巨人は2体。
2体の巨人は同じ身長くらいで距離も近い。
『これなら2体まとめて…!!』
「エレン!!アルミン!!」
ミカサがエレンとアルミンに近寄っていくのがわかる。
『大丈夫、外さないよ!』
ワイヤーを巻き取りながら、回転し連続でうなじを落としていく。
ドサッッッ
「うそ… 名前?!」
巨人と共に倒れそうになったところを斬った風圧を利用して地面に着地する。
アルミンの驚いた声と共に振り返ると無事な3人の姿があった。
『よかった…!』
「まずはエレンを助けないと…」
アルミンが巨人の中からエレンを引きずり出す。
『それならわたしは近くの巨人の討伐に行ってくるね』
アンカーを建物に放つ。
「名前大丈夫?…疲れてない?」
ミカサが心配そうに尋ねてきた。
疲れてるのは事実だ。こんな超時間動くことになるなんて思わなかった。
だけど、いまはそんなことを言ってる場合じゃない。
『大丈夫!あとでまた会おうね』
ワイヤーを巻き取り再び宙に舞う。
「訓練兵が何故戦っている…?!」
「おい…ありゃあ…」
「ん?あ!あの子って!!」
だいぶ巨人が減ってきた、けど大砲の音はまだ聞こえる。
わたしは奇行種がいつ出てきてもおかしくないように目を光らせながら街の中を飛んでいた。
「名前訓練兵!」
壁の上でピクシス司令が叫んだ。
「あの巨人を頼めるか!!」
ピクシス司令の指さした方向を見るとこちらをジッと見つめている巨人がいた。
大きさは15m級ー両手で口を覆っている。
『…なんか不気味…』
アンカーを放ち高い建物に飛び移り様子を伺う。
動きが無いのだ、ただ目で追ってくるだけで。
『足を狙うか…』
足を狙って体勢を崩してから仕留めにいく。
「悪くねぇ動きだ」
「やっぱりうちに欲しいよ!!」
この巨人を倒しているのを駐屯兵以外の人に見られてるなんて思いもしなかった。