悪夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ここは…?』
重い瞼を開いたら心配そうな顔をしたコニーの顔が視界に飛び込んできた。
「名前!!気が付いたのか!」
コニーの声でジャンも駆け寄ってくるのが見えた。
どうやらトロスト区外壁内からウォールローゼまで担ぎ込まれていたようだ。
「おい!大丈夫なのか?!」
『大丈夫だから…落ち着いて…』
「俺のせいでごめんな…」
コニーが半べそかきながら謝ってくる姿に思わず笑みが溢れてしまう。
『気にしないで、それよりここまで運んでくれてありがとね』
「お、おう」
コニーは急に頬を赤く染めると頭をポリポリと掻き始めた。
そういえばさっきからミカサとアルミンの姿が見当たらない。
『ねぇ、ミカサとアルミンは?』
「そ、それがよ…」
ジャンが小さな声でボソボソと教えてくれた。
守秘命令だからか周りの人たちには聞こえないように。
『エレンが…ねぇ!!3人は何処にいるの?!』
「む、向こうにいるはずだ」
ジャンが指を差した方向に向かってアンカーを放つ。
「お、おい!」
『教えてくれてありがと!!』
ワイヤーを巻き取りながら建物に飛び移る。
遠くの壁際にエレン、ミカサ、アルミンがいるのが見えた。
そして対峙しているのは銃を構えた駐屯兵団たち。
『エレンたちが危ない…!』
すぐ様、アンカーを建物にうち次々に飛び移っていく。
先頭に立っている駐屯兵団の人が手を上にあげたとき…
『エレン!ミカサ!アルミン!』
「名前?!!」
「なんで来たの?!」
「危ねぇぞ!!」
3人のところに間に合った…
「…?!」
わたしが辿り着いたことに銃を構えていた駐屯兵の人たちも驚いたようだった。
けどそんな事は関係なしに手を振り下ろそうとしたとき
「よさんか、お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか」
わたしがエレンたちの元に辿り着いたと同時に駐屯兵団のほうにも1人近づいていたのだ。
「ピクシス司令!!」
ピクシス司令と呼ばれた人はエレン、アルミン、ミカサを見てから最後にわたしに視線をやると少し驚いた様子を見せた。
「君たち…ついてきなさい」
ピクシス司令はそう言い壁に向かって歩いて行ってしまった。
ー
ピクシス司令に連れられて私たちは壁の上に来ていた。
下を見下ろすと巨人たちが集まっている。
『(いまからあの中に…)』
ピクシス司令、アルミン、エレンの話でエレンの巨人の力を使って穴を塞ぐことになった。
作戦は簡単だった。先程の話を思い出す。
エレンが岩を運んでる間、他の巨人たちからエレンを守ること。
トロスト区内の巨人は大勢でおびき寄せてから大砲で一掃させることができるかもしれないとの事。
問題は空いた穴から次々に入ってくる巨人をどうするかだ。
「残念じゃが、ここには頼りになる調査兵団がいない…駐屯兵団と訓練兵、私たちでどうにかせねばならんという状況じゃ」
と言い、ピクシス司令はわたしの方を見る。
「名前・苗字といったかね、君は104期生の中で首席で卒業したそうだが…どうだね?心臓を捧げることは出来るか?」
「なんで名前だけが…いや、そうか!」
ピクシス司令の問いにわたしより先にアルミンがなにか感じ取ったようだ。
「名前なら壁の中に入ってくる巨人を何とかできるかも…そういうことですよね」
アルミンは自分の考えが当たっているかピクシス司令に問いかける。
「そうじゃ、後衛にいた駐屯兵精鋭班が名前の活躍をとても褒めていてな、でどうじゃ?」
ピクシス司令は鋭い眼光でわたしを射抜く。
『…もとより心臓を捧げる覚悟で入団している身です』
わたしの発言にピクシス司令は笑顔になった。
「よぅ言った!!本来は壁の外に行くなど禁止行為じゃが、南側領土の最高責任者であるわしが許そう!!」
…ということで、わたしは立体機動装置の点検をしているのだ。
「けどよぉ、1人だけに任せるってどういうことなんだろぅな」
少し離れたところで駐屯兵団の人たちが話している。
「しかも首席っていったって、訓練兵だろ?」
「でも俺見てたけどよ…本部の周りを群がってた巨人を次から次へと倒してたぞ」
「まじかよ!!まるでリヴァイ兵長みたいだな!!」
…リヴァイ兵長?
「あの訓練兵も調査兵団に入るのかな…」
聞き慣れない人の名前に思わず近寄ってしまった。
『あの…リヴァイ兵長って…』
「お前リヴァイ兵長知らないのか?!」
「人類最強の兵士長様だよ!!」
き、聞かなければよかった…
作戦が決行されるまでひたすらリヴァイ兵士長の強さで調査兵団の強さが増しているとか、実は彼は潔癖症なのだとか、口が悪いとかいろいろ聞かされた。
重い瞼を開いたら心配そうな顔をしたコニーの顔が視界に飛び込んできた。
「名前!!気が付いたのか!」
コニーの声でジャンも駆け寄ってくるのが見えた。
どうやらトロスト区外壁内からウォールローゼまで担ぎ込まれていたようだ。
「おい!大丈夫なのか?!」
『大丈夫だから…落ち着いて…』
「俺のせいでごめんな…」
コニーが半べそかきながら謝ってくる姿に思わず笑みが溢れてしまう。
『気にしないで、それよりここまで運んでくれてありがとね』
「お、おう」
コニーは急に頬を赤く染めると頭をポリポリと掻き始めた。
そういえばさっきからミカサとアルミンの姿が見当たらない。
『ねぇ、ミカサとアルミンは?』
「そ、それがよ…」
ジャンが小さな声でボソボソと教えてくれた。
守秘命令だからか周りの人たちには聞こえないように。
『エレンが…ねぇ!!3人は何処にいるの?!』
「む、向こうにいるはずだ」
ジャンが指を差した方向に向かってアンカーを放つ。
「お、おい!」
『教えてくれてありがと!!』
ワイヤーを巻き取りながら建物に飛び移る。
遠くの壁際にエレン、ミカサ、アルミンがいるのが見えた。
そして対峙しているのは銃を構えた駐屯兵団たち。
『エレンたちが危ない…!』
すぐ様、アンカーを建物にうち次々に飛び移っていく。
先頭に立っている駐屯兵団の人が手を上にあげたとき…
『エレン!ミカサ!アルミン!』
「名前?!!」
「なんで来たの?!」
「危ねぇぞ!!」
3人のところに間に合った…
「…?!」
わたしが辿り着いたことに銃を構えていた駐屯兵の人たちも驚いたようだった。
けどそんな事は関係なしに手を振り下ろそうとしたとき
「よさんか、お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか」
わたしがエレンたちの元に辿り着いたと同時に駐屯兵団のほうにも1人近づいていたのだ。
「ピクシス司令!!」
ピクシス司令と呼ばれた人はエレン、アルミン、ミカサを見てから最後にわたしに視線をやると少し驚いた様子を見せた。
「君たち…ついてきなさい」
ピクシス司令はそう言い壁に向かって歩いて行ってしまった。
ー
ピクシス司令に連れられて私たちは壁の上に来ていた。
下を見下ろすと巨人たちが集まっている。
『(いまからあの中に…)』
ピクシス司令、アルミン、エレンの話でエレンの巨人の力を使って穴を塞ぐことになった。
作戦は簡単だった。先程の話を思い出す。
エレンが岩を運んでる間、他の巨人たちからエレンを守ること。
トロスト区内の巨人は大勢でおびき寄せてから大砲で一掃させることができるかもしれないとの事。
問題は空いた穴から次々に入ってくる巨人をどうするかだ。
「残念じゃが、ここには頼りになる調査兵団がいない…駐屯兵団と訓練兵、私たちでどうにかせねばならんという状況じゃ」
と言い、ピクシス司令はわたしの方を見る。
「名前・苗字といったかね、君は104期生の中で首席で卒業したそうだが…どうだね?心臓を捧げることは出来るか?」
「なんで名前だけが…いや、そうか!」
ピクシス司令の問いにわたしより先にアルミンがなにか感じ取ったようだ。
「名前なら壁の中に入ってくる巨人を何とかできるかも…そういうことですよね」
アルミンは自分の考えが当たっているかピクシス司令に問いかける。
「そうじゃ、後衛にいた駐屯兵精鋭班が名前の活躍をとても褒めていてな、でどうじゃ?」
ピクシス司令は鋭い眼光でわたしを射抜く。
『…もとより心臓を捧げる覚悟で入団している身です』
わたしの発言にピクシス司令は笑顔になった。
「よぅ言った!!本来は壁の外に行くなど禁止行為じゃが、南側領土の最高責任者であるわしが許そう!!」
…ということで、わたしは立体機動装置の点検をしているのだ。
「けどよぉ、1人だけに任せるってどういうことなんだろぅな」
少し離れたところで駐屯兵団の人たちが話している。
「しかも首席っていったって、訓練兵だろ?」
「でも俺見てたけどよ…本部の周りを群がってた巨人を次から次へと倒してたぞ」
「まじかよ!!まるでリヴァイ兵長みたいだな!!」
…リヴァイ兵長?
「あの訓練兵も調査兵団に入るのかな…」
聞き慣れない人の名前に思わず近寄ってしまった。
『あの…リヴァイ兵長って…』
「お前リヴァイ兵長知らないのか?!」
「人類最強の兵士長様だよ!!」
き、聞かなければよかった…
作戦が決行されるまでひたすらリヴァイ兵士長の強さで調査兵団の強さが増しているとか、実は彼は潔癖症なのだとか、口が悪いとかいろいろ聞かされた。