悪夢
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リヴァイ兵長はハンジさんに握られていたほうのわたしの腕を引っ張る。
「おい、エルヴィン…こいつは俺の班でいいだろ」
不本意ながら勢い余ってリヴァイ兵長の胸に飛び込む形になってしまった。
「えぇ~!??そりゃあないでしょー!!名前はうちの班に来るべきだよ!!」
「こいつには躾が必要みたいだからな、俺がたっぷり教育してやる」
「いーや!!それはリヴァイが名前を独り占めしていい理由にはならないね!!」
「クソメガネ…」
「それにリヴァイは躾をしたいみたいだけどさぁ~わたしは名前と仲良くなりたいんだよ!!」
「名前と仲良くするのはお前の勝手だがこいつには実践経験がまだ伴ってないからな、こっちにいるほうが経験になる」
「ふーーん?最もらしいこと言っちゃってさ、可愛い名前になんの実践経験をさせるんだろうね~?」
「クソメガネ…そんなに削がれたいなら今すぐにでも…」
リヴァイ兵長とハンジさんはわたしをどちらで面倒をみるかで揉めている。
わたしの意見は…?
ふとエルヴィン団長のほうを見ると目が合った。
その目はまるで、どちらがいい?と聞いてくれてるように思えて…
わたしはふたりにバレないようにハンジさんのほうへ指をさす。
「ふたりとも、いい加減にしろ」
エルヴィン団長のひとことでリヴァイ兵長とハンジさんはぴたりと静まり返る。
「名前はハンジのところにする」
「よっしゃあぁぁぁ!!!!」
エルヴィン団長の命にハンジさんは雄叫びを上げ、リヴァイ兵長は舌打ちをする。
わたしは心の中でエルヴィン団長に感謝していた。
『ハンジさん、改めてよろしくお願いします!』
「あぁ!!後でうちの班員を紹介するよ!!」
わたしはハンジさんの元へ歩み寄ろうとした
…が
『…あの…いい加減に離してくれませんか…』
リヴァイ兵長はずっと腕を掴んでいるままだ。
「リヴァイ~そんなに名前がほしいの?」
ピクリとリヴァイ兵長が反応する。
「…そうだな、こいつは俺の玩具だからな」
こ、こいつ…!
我慢の限界がきたわたしは、掴まれている腕を逆に引き寄せる。
「っ?!」
顔が近くなったことに驚いたのかわずかにリヴァイ兵長の目が開かれる。
そのまま体勢が崩れたところに足払いをかけ転ばせる。
「あっはははははは!!!」
リヴァイ兵長が尻もちをついたところで掴まれていた腕がようやく離れる。
大笑いしているハンジさんの元に駆け寄り、
『油断してるほうが悪いんですからね!!』
と言いハンジさんの背中に隠れる。
「そうだそうだ!にしても名前は2回もリヴァイを地面に転がすなんて才能の塊だね!!リヴァイよりちっちゃいのに!!」
『ハンジさん…ちっちゃいは余計です…』
確かに身長は155しかないけどまだ成長する予定だし!
「さっ!こっちだ、名前!」
わたしはハンジさんに連れられてその場を後にする。
ー
「何笑ってやがる」
エルヴィンはハンジと名前の背を見送りながらフッと微笑んでいた。
「いや、まさかリヴァイをあそこまであしらうなんてな」
「あいつは憲兵団の股間を蹴り上げるくらいの女だぞ」
地面から立ち上がる。
憲兵団に囲まれていた時、
あのときはたまたま壁外調査の前日ということもあって街に出ていた。
あの路地裏を通らなかったら名前はいまここにいないだろう。
あいつの声が聞こえた瞬間に考えるより体が反応していた。
本当は助けてその礼に調査兵団にはいってもらおうとしただけだったんだがな…
頬を赤らめてそれを隠すように強気な態度で出てー
わからせてやろうと思っただけだったんだがな…
想像以上の反応をするおかげで歯止めが効かなくなっていたのも事実だ。
「リヴァイ?」
下半身にいきかけた熱はエルヴィンに呼ばれたことによってひいていく。
「おいエルヴィン、あいつは俺のものだから手を出すんじゃねぇぞ」
「それは… 名前が決めることだからな」
こいつ…
エルヴィンは妖しく笑う。
「リヴァイと名前の間に何があったかはわからないが俺も少し興味があってな」
エルヴィンはマントを翻し背を向ける。
「それにまだ誰のものでもないだろう?」
「あぁ…そうだな」
誰のものでもない、というひと言にチクリと胸が痛んだ気がした。
この気持ちはなんだ…?
あいつは他より実力があるだけに過ぎない。
それなのに何故こんなにもほっとけない?
「いくぞ」
「あぁ」
エルヴィンの後について行く。
女は保身のためなら体を簡単に差し出す生き物だ。
けど名前・苗字は憲兵団相手にも平気で立ち向かって行った。
前を歩くエルヴィンを見る。
お前には渡さねぇからな。
「おい、エルヴィン…こいつは俺の班でいいだろ」
不本意ながら勢い余ってリヴァイ兵長の胸に飛び込む形になってしまった。
「えぇ~!??そりゃあないでしょー!!名前はうちの班に来るべきだよ!!」
「こいつには躾が必要みたいだからな、俺がたっぷり教育してやる」
「いーや!!それはリヴァイが名前を独り占めしていい理由にはならないね!!」
「クソメガネ…」
「それにリヴァイは躾をしたいみたいだけどさぁ~わたしは名前と仲良くなりたいんだよ!!」
「名前と仲良くするのはお前の勝手だがこいつには実践経験がまだ伴ってないからな、こっちにいるほうが経験になる」
「ふーーん?最もらしいこと言っちゃってさ、可愛い名前になんの実践経験をさせるんだろうね~?」
「クソメガネ…そんなに削がれたいなら今すぐにでも…」
リヴァイ兵長とハンジさんはわたしをどちらで面倒をみるかで揉めている。
わたしの意見は…?
ふとエルヴィン団長のほうを見ると目が合った。
その目はまるで、どちらがいい?と聞いてくれてるように思えて…
わたしはふたりにバレないようにハンジさんのほうへ指をさす。
「ふたりとも、いい加減にしろ」
エルヴィン団長のひとことでリヴァイ兵長とハンジさんはぴたりと静まり返る。
「名前はハンジのところにする」
「よっしゃあぁぁぁ!!!!」
エルヴィン団長の命にハンジさんは雄叫びを上げ、リヴァイ兵長は舌打ちをする。
わたしは心の中でエルヴィン団長に感謝していた。
『ハンジさん、改めてよろしくお願いします!』
「あぁ!!後でうちの班員を紹介するよ!!」
わたしはハンジさんの元へ歩み寄ろうとした
…が
『…あの…いい加減に離してくれませんか…』
リヴァイ兵長はずっと腕を掴んでいるままだ。
「リヴァイ~そんなに名前がほしいの?」
ピクリとリヴァイ兵長が反応する。
「…そうだな、こいつは俺の玩具だからな」
こ、こいつ…!
我慢の限界がきたわたしは、掴まれている腕を逆に引き寄せる。
「っ?!」
顔が近くなったことに驚いたのかわずかにリヴァイ兵長の目が開かれる。
そのまま体勢が崩れたところに足払いをかけ転ばせる。
「あっはははははは!!!」
リヴァイ兵長が尻もちをついたところで掴まれていた腕がようやく離れる。
大笑いしているハンジさんの元に駆け寄り、
『油断してるほうが悪いんですからね!!』
と言いハンジさんの背中に隠れる。
「そうだそうだ!にしても名前は2回もリヴァイを地面に転がすなんて才能の塊だね!!リヴァイよりちっちゃいのに!!」
『ハンジさん…ちっちゃいは余計です…』
確かに身長は155しかないけどまだ成長する予定だし!
「さっ!こっちだ、名前!」
わたしはハンジさんに連れられてその場を後にする。
ー
「何笑ってやがる」
エルヴィンはハンジと名前の背を見送りながらフッと微笑んでいた。
「いや、まさかリヴァイをあそこまであしらうなんてな」
「あいつは憲兵団の股間を蹴り上げるくらいの女だぞ」
地面から立ち上がる。
憲兵団に囲まれていた時、
あのときはたまたま壁外調査の前日ということもあって街に出ていた。
あの路地裏を通らなかったら名前はいまここにいないだろう。
あいつの声が聞こえた瞬間に考えるより体が反応していた。
本当は助けてその礼に調査兵団にはいってもらおうとしただけだったんだがな…
頬を赤らめてそれを隠すように強気な態度で出てー
わからせてやろうと思っただけだったんだがな…
想像以上の反応をするおかげで歯止めが効かなくなっていたのも事実だ。
「リヴァイ?」
下半身にいきかけた熱はエルヴィンに呼ばれたことによってひいていく。
「おいエルヴィン、あいつは俺のものだから手を出すんじゃねぇぞ」
「それは… 名前が決めることだからな」
こいつ…
エルヴィンは妖しく笑う。
「リヴァイと名前の間に何があったかはわからないが俺も少し興味があってな」
エルヴィンはマントを翻し背を向ける。
「それにまだ誰のものでもないだろう?」
「あぁ…そうだな」
誰のものでもない、というひと言にチクリと胸が痛んだ気がした。
この気持ちはなんだ…?
あいつは他より実力があるだけに過ぎない。
それなのに何故こんなにもほっとけない?
「いくぞ」
「あぁ」
エルヴィンの後について行く。
女は保身のためなら体を簡単に差し出す生き物だ。
けど名前・苗字は憲兵団相手にも平気で立ち向かって行った。
前を歩くエルヴィンを見る。
お前には渡さねぇからな。