愛しき君に、花束を…(怪獣8号長編)
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「じゃあ、次に触診しますね」
「はい」
「ぬ、脱がなくていいです!!そのままで!」
聴診器をつけた彼女に僕はシャツを脱ごうとしたら、慌てて止められた。
少し頬が赤いのは気の所為やろうか…
「…はい、吸って。…吐いて…大きく吸って……止めて」
「………」
あかん……
これは、あかん…
鼻をかすめる甘い香りと、やけに近い顔にいやでもドキドキする。
しょ、触診ってこんな近かったっけ?
意識したことなかったが……
見下ろすと長いまつ毛と…さっきから動くたびに白衣の下の服の隙間から見える危うい胸元…
……はよ、終われ…
「保科副隊長…」
「は、はい…」
「大丈夫ですか?心臓…バクバクして苦しそうですよ?」
真剣な眼差しを向けてくる彼女…
て、天然なん?
誰のせいでそうなってると…?
「いや…だ、大丈夫です」
貴女が離れてくれたら落ちつきます…とは言えん。
「では、結果はまた後日に、」
彼女の声を遮るように急にけたたましく鳴り響くアラーム音。
「!!」
「保科副隊長!!」
医務室に入ってきたのは第3部隊の隊員。
「相模原にて怪獣出現との報告あり!」
「分かった。すぐに行く」
上着をきて、部屋を出て行こうとしてふと彼女を振り返る。
「南野先生」
「は、はい」
「討伐から戻ったら……」
「?」
「昼ご飯、一緒に食べません?」
「は、はい?」
切迫した空間には似つかわしくないお誘いに、めちゃくちゃ戸惑ってる先生。
そりゃ、そうやわな。
なんで、今やねん、ってな…
でも……
「ちゃんと皆全員帰ってきますから…そんな不安そうな顔、しないでください」
「!」
彼女はきっと…凄く優しい子なんや。
『…前線で命懸けで戦ってくれている防衛隊の皆さんの健康は、私が守りたいですから』
こうやって討伐が始まる度に…
出撃する隊員達の安否を心配してるんやろな…
不安げな彼女の表情を……
少しでも和らげてあげたかった。
なんでそんな風に思ったのか…
それは…
「約束しましたよ」
「…保科副隊長………」
彼女は手を握りしめるとゆっくり頷く。
「はい」
「はい」
「ぬ、脱がなくていいです!!そのままで!」
聴診器をつけた彼女に僕はシャツを脱ごうとしたら、慌てて止められた。
少し頬が赤いのは気の所為やろうか…
「…はい、吸って。…吐いて…大きく吸って……止めて」
「………」
あかん……
これは、あかん…
鼻をかすめる甘い香りと、やけに近い顔にいやでもドキドキする。
しょ、触診ってこんな近かったっけ?
意識したことなかったが……
見下ろすと長いまつ毛と…さっきから動くたびに白衣の下の服の隙間から見える危うい胸元…
……はよ、終われ…
「保科副隊長…」
「は、はい…」
「大丈夫ですか?心臓…バクバクして苦しそうですよ?」
真剣な眼差しを向けてくる彼女…
て、天然なん?
誰のせいでそうなってると…?
「いや…だ、大丈夫です」
貴女が離れてくれたら落ちつきます…とは言えん。
「では、結果はまた後日に、」
彼女の声を遮るように急にけたたましく鳴り響くアラーム音。
「!!」
「保科副隊長!!」
医務室に入ってきたのは第3部隊の隊員。
「相模原にて怪獣出現との報告あり!」
「分かった。すぐに行く」
上着をきて、部屋を出て行こうとしてふと彼女を振り返る。
「南野先生」
「は、はい」
「討伐から戻ったら……」
「?」
「昼ご飯、一緒に食べません?」
「は、はい?」
切迫した空間には似つかわしくないお誘いに、めちゃくちゃ戸惑ってる先生。
そりゃ、そうやわな。
なんで、今やねん、ってな…
でも……
「ちゃんと皆全員帰ってきますから…そんな不安そうな顔、しないでください」
「!」
彼女はきっと…凄く優しい子なんや。
『…前線で命懸けで戦ってくれている防衛隊の皆さんの健康は、私が守りたいですから』
こうやって討伐が始まる度に…
出撃する隊員達の安否を心配してるんやろな…
不安げな彼女の表情を……
少しでも和らげてあげたかった。
なんでそんな風に思ったのか…
それは…
「約束しましたよ」
「…保科副隊長………」
彼女は手を握りしめるとゆっくり頷く。
「はい」