愛しき君に、花束を…(怪獣8号長編)
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「わたる君がそんな事…」
基地に戻ってきた私は念の為…入院する事になった。
お見舞いにとミナからおはぎを貰って来てくれた宗四郎から、わたる君が防衛隊になりたいと言っていた話を聞いた。
「10年後、入ってきたらびしばし鍛えたるわ」
「…10年か……
宗四郎が現役だといいね」
「失礼やな!まだ現役バリバリに決まってるやろ!」
「あはは…まぁ、でも…何か彼に目標ができてよかった…」
それは
生きる意味になる…
「おはぎ食べる?」
「うん!さっきからお店の名前を見て気になって気になって!」
「有名なん?これ」
「うん!私が1番好きなおはぎ屋さん。
さすが、ミナ…分かってるわ」
「ずっと気になってたんやけど、2人の関係性って一体なんなん?親友?戦友?」
「…ん〜…何、と言われると困るんだけど……まぁ、親友、に近いのかな?割とお互いなんでも知ってるし」
「へ、へぇ…」
僕より知ってる、って言い方やな……
ちょっと亜白隊長にジェラシー…
「まぁ、また詳しい話は今度。おはぎおはぎ〜」
るんるん顔で早く開けろとばかりの顔。
「でっか!」
何やこのおはぎ!でかすぎやろ!
ドーン!!と迫力満点なおはぎ。
あんこの量……見てるだけで胸焼けしそうなんやけど…
「それが売りなんだよね」
「おはぎって…小さいからいいんじゃ…」
ってかこのデカさを1人で食べる気?
そのちっこい体のどこに入るんやろ…
「フォークもらっていい?」
「ああ、はいはい」
宗四郎はフォークを持つと、そのまま私の手をスルーして、おはぎをぐさりと指す。
1口サイズに切って………
「はい、あ〜ん」
「え!?」
そのまま口に持ってこられて戸惑う。
ま、まじか…
個室といえど、なんか恥ずかしい…
まぁ…でも…誰も見てないし……
私は素直に口を開く。
パクリと口に入ると、なんともいえない幸せな味が広がる。
「し、幸せ…」
「ほんま好きなんやな」
「世界一好き」
「僕より?」
「……多分」
「うわ…おはぎに負けた」
んなわけないでしょ、と言おうかと思ったが、恥ずかしいからやめた。
世界一…なんて…
思ってても
言えない。
基地に戻ってきた私は念の為…入院する事になった。
お見舞いにとミナからおはぎを貰って来てくれた宗四郎から、わたる君が防衛隊になりたいと言っていた話を聞いた。
「10年後、入ってきたらびしばし鍛えたるわ」
「…10年か……
宗四郎が現役だといいね」
「失礼やな!まだ現役バリバリに決まってるやろ!」
「あはは…まぁ、でも…何か彼に目標ができてよかった…」
それは
生きる意味になる…
「おはぎ食べる?」
「うん!さっきからお店の名前を見て気になって気になって!」
「有名なん?これ」
「うん!私が1番好きなおはぎ屋さん。
さすが、ミナ…分かってるわ」
「ずっと気になってたんやけど、2人の関係性って一体なんなん?親友?戦友?」
「…ん〜…何、と言われると困るんだけど……まぁ、親友、に近いのかな?割とお互いなんでも知ってるし」
「へ、へぇ…」
僕より知ってる、って言い方やな……
ちょっと亜白隊長にジェラシー…
「まぁ、また詳しい話は今度。おはぎおはぎ〜」
るんるん顔で早く開けろとばかりの顔。
「でっか!」
何やこのおはぎ!でかすぎやろ!
ドーン!!と迫力満点なおはぎ。
あんこの量……見てるだけで胸焼けしそうなんやけど…
「それが売りなんだよね」
「おはぎって…小さいからいいんじゃ…」
ってかこのデカさを1人で食べる気?
そのちっこい体のどこに入るんやろ…
「フォークもらっていい?」
「ああ、はいはい」
宗四郎はフォークを持つと、そのまま私の手をスルーして、おはぎをぐさりと指す。
1口サイズに切って………
「はい、あ〜ん」
「え!?」
そのまま口に持ってこられて戸惑う。
ま、まじか…
個室といえど、なんか恥ずかしい…
まぁ…でも…誰も見てないし……
私は素直に口を開く。
パクリと口に入ると、なんともいえない幸せな味が広がる。
「し、幸せ…」
「ほんま好きなんやな」
「世界一好き」
「僕より?」
「……多分」
「うわ…おはぎに負けた」
んなわけないでしょ、と言おうかと思ったが、恥ずかしいからやめた。
世界一…なんて…
思ってても
言えない。
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