愛しき君に、花束を…(怪獣8号長編)
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「…と、まぁ基地内はこんな感じだ」
立川基地…
亜白隊長の下について、第3部隊の副隊長としてやっていくと決めて、僕はここに来た。
「隊長自ら案内してもらって、ありがとうございます」
亜白ミナ…
僕が尊敬してついて行くと決めた第3部隊の隊長だ。
着任した今日、基地内を案内してもらった。
まぁ前いた所とそう変わりはないな…
周りを見渡していると、亜白隊長が何かに気づいて、あ、と声をもらす。
「?」
「花音…じゃなくて…南野先生」
そう誰かの名前を呼んで隊長の視線の先を追う。
「ミナ…じゃなくて…亜白隊長」
優しげな声と共にフワリと茶色の巻き髪が揺れた。
白い白衣が風に靡いて、カツンと彼女はヒール音をさせてこちらに歩いてくる。
「お疲れ様です」
フワリと隊長に優しげな笑顔を浮かべる。
亜白隊長より小柄で細身のその姿はこの基地にはあまり似つかわしくない。
優秀な外科医がいる、とは聞いていたが…
こんな可愛らしい感じやとは…
医者、と言われても白衣を脱げば分からないかもしれへんな。
「丁度よかった。紹介したい人が」
茶色い瞳が僕を映し出して…
「本日付けで第3部隊の副隊長になった…」
亜白隊長が僕を振り返るのと同時…
勝手に自分の体が先に動いた。
「保科宗四郎です」
隊長の言葉を遮るように名乗ると、彼女に手を差し出した。
自分でも自分の行動の速さにちょっとびっくりした…
相手もそうだったようで…
「え、あ…立川基地在中の医師、南野です」
かなり戸惑いがちに僕の手を握り返す。
フワリと鼻を掠めた甘い香り…
香水?かは分からないが…いい香りがした。
……変態か…
「名前…」
「え?」
「先生の下の名前は、なんて言うんです?」
触れた柔らかい手の感触に、妙に胸がざわついて…
それを隠すように僕はそう聞いた。
「あ…花音、です。南野花音です」
まぁさっき隊長が呼んでたし覚えたんやけど…
「ええ名前ですね。」
「は、はぁ…」
…なんか…ちょっと…軽い男に見られたやろか?
これが…
彼女
南野花音との初めての出会いだ。
立川基地…
亜白隊長の下について、第3部隊の副隊長としてやっていくと決めて、僕はここに来た。
「隊長自ら案内してもらって、ありがとうございます」
亜白ミナ…
僕が尊敬してついて行くと決めた第3部隊の隊長だ。
着任した今日、基地内を案内してもらった。
まぁ前いた所とそう変わりはないな…
周りを見渡していると、亜白隊長が何かに気づいて、あ、と声をもらす。
「?」
「花音…じゃなくて…南野先生」
そう誰かの名前を呼んで隊長の視線の先を追う。
「ミナ…じゃなくて…亜白隊長」
優しげな声と共にフワリと茶色の巻き髪が揺れた。
白い白衣が風に靡いて、カツンと彼女はヒール音をさせてこちらに歩いてくる。
「お疲れ様です」
フワリと隊長に優しげな笑顔を浮かべる。
亜白隊長より小柄で細身のその姿はこの基地にはあまり似つかわしくない。
優秀な外科医がいる、とは聞いていたが…
こんな可愛らしい感じやとは…
医者、と言われても白衣を脱げば分からないかもしれへんな。
「丁度よかった。紹介したい人が」
茶色い瞳が僕を映し出して…
「本日付けで第3部隊の副隊長になった…」
亜白隊長が僕を振り返るのと同時…
勝手に自分の体が先に動いた。
「保科宗四郎です」
隊長の言葉を遮るように名乗ると、彼女に手を差し出した。
自分でも自分の行動の速さにちょっとびっくりした…
相手もそうだったようで…
「え、あ…立川基地在中の医師、南野です」
かなり戸惑いがちに僕の手を握り返す。
フワリと鼻を掠めた甘い香り…
香水?かは分からないが…いい香りがした。
……変態か…
「名前…」
「え?」
「先生の下の名前は、なんて言うんです?」
触れた柔らかい手の感触に、妙に胸がざわついて…
それを隠すように僕はそう聞いた。
「あ…花音、です。南野花音です」
まぁさっき隊長が呼んでたし覚えたんやけど…
「ええ名前ですね。」
「は、はぁ…」
…なんか…ちょっと…軽い男に見られたやろか?
これが…
彼女
南野花音との初めての出会いだ。