愛しき君に、花束を…(怪獣8号長編)
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「えっと…」
「あ、海野先生。こちら第3部隊副隊長の保科副隊長です。副隊長、こちら、今日からしばらく医局に来られる海野先生です」
お互いの紹介をする。
「○✕医科大学から参りました、海野です。外科医と研究者をしております」
「先程隊長から伺いました。保科です。何か困ったことがあれば、遠慮なくおっしゃってください」
「ありがとうございます。後輩がいるので心強いです」
「それはよかった。よかったら昼食御一緒しませんか?」
「ええ、ぜひ」
というわけで……
私達は3人で昼食をとることにした。
「お若いのに副隊長なんて、ご立派ですね」
「いえいえ、亜白隊長に比べたらまだまだです」
「隊長にも後ほどご挨拶に伺います」
「ええ。物凄く気にしてましたから」
「え?」
気にしてるって……何を?
首を傾げた私に宗四郎はいつものように笑う。
「お2人は研修医時代の先輩後輩やとかで」
「はい。彼女は、手術室に入ったら別人みたいでしたね。優秀な後輩でした、昔から」
て、照れる…
「防衛隊に行くと聞いた時はかなり驚きました。
てっきり、一流の外科医を目指すものかと思ってたので。」
何度か引き止められた事がある。
防衛隊で医師をするのは、ある意味戦場で医者をすると似ているからだ。
でも医師になると決めたあの日から、ここに来る選択肢以外私にはすでになかった…
「ま、まぁ…いいじゃないですか!私の過去話は!」
なんだかむず痒い…
「あ、また!海野先生!話に夢中になりすぎて白衣にカレーついてますよ!」
「え!?あ…し、しまった…」
海野先生って優秀で皆から慕われてるのにどこか抜けてるんだよなぁ…
「脱いでください。洗ってきますから」
「いやはや、すまない…」
海野先生から白衣を受け取ると、私は化粧室に向かった。
「相変わらず…優しいな…彼女は…」
花音が化粧室に向かう姿を見送る海野先生の横顔は…嬉しそうで、どこか…
「………」
女の勘ならぬ……男の勘…やな
随分親しかったのはこの短時間でなんとなく理解できた。
そしておそらく…
海野先生は…
「亜白隊長…以外にするどいやん…」
「え?何か言いました?」
「いえ、なんでもないです」
「南野って、いい奥さんになると思いませんか?」
急になんの話や…
「優しいし、気がきくし、おもいやりもあって…まさに、理想の奥さんですよ。
帰ったらおかえり、なんて出迎えてもらったりしたら………」
……ああ…なんか変な妄想しとるな…
どこかうっとりしてる海野先生にちょっと呆れながらため息…
自分の恋人で妄想されるのは決して気分がいいものではない…
ま、だからといって何か言うとかはないけどな。
僕、大人やし。
「あ、海野先生。こちら第3部隊副隊長の保科副隊長です。副隊長、こちら、今日からしばらく医局に来られる海野先生です」
お互いの紹介をする。
「○✕医科大学から参りました、海野です。外科医と研究者をしております」
「先程隊長から伺いました。保科です。何か困ったことがあれば、遠慮なくおっしゃってください」
「ありがとうございます。後輩がいるので心強いです」
「それはよかった。よかったら昼食御一緒しませんか?」
「ええ、ぜひ」
というわけで……
私達は3人で昼食をとることにした。
「お若いのに副隊長なんて、ご立派ですね」
「いえいえ、亜白隊長に比べたらまだまだです」
「隊長にも後ほどご挨拶に伺います」
「ええ。物凄く気にしてましたから」
「え?」
気にしてるって……何を?
首を傾げた私に宗四郎はいつものように笑う。
「お2人は研修医時代の先輩後輩やとかで」
「はい。彼女は、手術室に入ったら別人みたいでしたね。優秀な後輩でした、昔から」
て、照れる…
「防衛隊に行くと聞いた時はかなり驚きました。
てっきり、一流の外科医を目指すものかと思ってたので。」
何度か引き止められた事がある。
防衛隊で医師をするのは、ある意味戦場で医者をすると似ているからだ。
でも医師になると決めたあの日から、ここに来る選択肢以外私にはすでになかった…
「ま、まぁ…いいじゃないですか!私の過去話は!」
なんだかむず痒い…
「あ、また!海野先生!話に夢中になりすぎて白衣にカレーついてますよ!」
「え!?あ…し、しまった…」
海野先生って優秀で皆から慕われてるのにどこか抜けてるんだよなぁ…
「脱いでください。洗ってきますから」
「いやはや、すまない…」
海野先生から白衣を受け取ると、私は化粧室に向かった。
「相変わらず…優しいな…彼女は…」
花音が化粧室に向かう姿を見送る海野先生の横顔は…嬉しそうで、どこか…
「………」
女の勘ならぬ……男の勘…やな
随分親しかったのはこの短時間でなんとなく理解できた。
そしておそらく…
海野先生は…
「亜白隊長…以外にするどいやん…」
「え?何か言いました?」
「いえ、なんでもないです」
「南野って、いい奥さんになると思いませんか?」
急になんの話や…
「優しいし、気がきくし、おもいやりもあって…まさに、理想の奥さんですよ。
帰ったらおかえり、なんて出迎えてもらったりしたら………」
……ああ…なんか変な妄想しとるな…
どこかうっとりしてる海野先生にちょっと呆れながらため息…
自分の恋人で妄想されるのは決して気分がいいものではない…
ま、だからといって何か言うとかはないけどな。
僕、大人やし。