愛しき君に、花束を…(怪獣8号長編)
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「へぇ、花音……南野先生の大学病院時代の先輩…ですか」
亜白隊長から呼ばれて書類を受け取るついでに聞いた話。
今日から1人、研修の名目で医師が出入りするとは聞いていたが、花音の研修医時代の先輩だという…
「そら、偶然ですね」
「…気になるか?」
「はい?」
亜白隊長の言葉に首を傾げる。
「気になるのか、気にならないのか聞いてる」
気になるも何も……え?どういう質問?これ…
「随分親しそうにしてたぞ」
そう言った亜白隊長に、僕はああ…と納得した。
「僕が、ヤキモチやいてるかって聞きたいんですか?」
亜白隊長は何も言わないが意図は分かった
。
ドラマみたいな展開を期待をしとるんか?
顔は真顔だが、どこか楽しげで…
隊長ってたまにこういう時あるよな…
「亜白隊長が期待してるようなことはおきませんからね」
「………そうか。……残念」
ん?今ぼそっと残念って言った?
「隊長…以外に昼ドラ好きなんですね」
「で、ここが食堂です」
海野先輩に基地内を一通り教えてまわった。
懐かしい話に花を咲かせながら…
「ここが怪獣討伐最前線の…立川基地、か…」
「はい。日々、命をかけて国を守ってくれています…。
あ、先輩、お昼ついでに済ませちゃいますか?
」
「ああ、もうそんな時間か。通りで腹の虫が…」
「ふふふ。ここのカツカレー美味しいですよ」
「俺がカツカレー好きだってよく覚えてるな」
「いつも白衣にカレーつけて慌ててましたよね」
「そうだった、そうだった。余計な事まで覚えてるな」
「あはは」
「いつも南野がシミ抜きしてくれたよなぁ…」
「私の仕事の1部みたいでしたよね」
「いい奥さんになるんだろうなって、思ってたな…」
「え?」
先輩の発言にびっくりして見ると、ニッと笑う。
「や、やだな…」
奥さんだなんて……
でもいつか誰かの奥さんになれたら………
そこまで考えてふと頭に浮かんだのは彼の顔。
宗四郎の………
………いかん…顔が熱くなってきた!
だいたいまだ一線超えてもないのに妄想が飛躍している…
「南野先生」
「うわっ!!」
肩をたたかれ、びくっ!とする。
振り返ると…
「そ…じゃなくて、保科副隊長!」
噂をすれば、ならぬ妄想すればなんとやら……
そこには少し驚いている宗四郎の姿。
「そんな驚かすつもりはなかったんやけど…」
「え?あ…ご、ごめん!考え事してて、つい!」
あらぬ妄想をしていたなんて恥ずかしくて言えない…
亜白隊長から呼ばれて書類を受け取るついでに聞いた話。
今日から1人、研修の名目で医師が出入りするとは聞いていたが、花音の研修医時代の先輩だという…
「そら、偶然ですね」
「…気になるか?」
「はい?」
亜白隊長の言葉に首を傾げる。
「気になるのか、気にならないのか聞いてる」
気になるも何も……え?どういう質問?これ…
「随分親しそうにしてたぞ」
そう言った亜白隊長に、僕はああ…と納得した。
「僕が、ヤキモチやいてるかって聞きたいんですか?」
亜白隊長は何も言わないが意図は分かった
。
ドラマみたいな展開を期待をしとるんか?
顔は真顔だが、どこか楽しげで…
隊長ってたまにこういう時あるよな…
「亜白隊長が期待してるようなことはおきませんからね」
「………そうか。……残念」
ん?今ぼそっと残念って言った?
「隊長…以外に昼ドラ好きなんですね」
「で、ここが食堂です」
海野先輩に基地内を一通り教えてまわった。
懐かしい話に花を咲かせながら…
「ここが怪獣討伐最前線の…立川基地、か…」
「はい。日々、命をかけて国を守ってくれています…。
あ、先輩、お昼ついでに済ませちゃいますか?
」
「ああ、もうそんな時間か。通りで腹の虫が…」
「ふふふ。ここのカツカレー美味しいですよ」
「俺がカツカレー好きだってよく覚えてるな」
「いつも白衣にカレーつけて慌ててましたよね」
「そうだった、そうだった。余計な事まで覚えてるな」
「あはは」
「いつも南野がシミ抜きしてくれたよなぁ…」
「私の仕事の1部みたいでしたよね」
「いい奥さんになるんだろうなって、思ってたな…」
「え?」
先輩の発言にびっくりして見ると、ニッと笑う。
「や、やだな…」
奥さんだなんて……
でもいつか誰かの奥さんになれたら………
そこまで考えてふと頭に浮かんだのは彼の顔。
宗四郎の………
………いかん…顔が熱くなってきた!
だいたいまだ一線超えてもないのに妄想が飛躍している…
「南野先生」
「うわっ!!」
肩をたたかれ、びくっ!とする。
振り返ると…
「そ…じゃなくて、保科副隊長!」
噂をすれば、ならぬ妄想すればなんとやら……
そこには少し驚いている宗四郎の姿。
「そんな驚かすつもりはなかったんやけど…」
「え?あ…ご、ごめん!考え事してて、つい!」
あらぬ妄想をしていたなんて恥ずかしくて言えない…