愛しき君に、花束を…(怪獣8号長編)
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I don't have the confidence
to be by your side
私は
貴方の隣にいる自信がない
「なかなか楽しめたやろ」
「うん。楽しかった。水族館、久しぶりだったし」
「子供みたいゆーてたのに、イルカショーめっちゃはしゃいでたな」
「うん…謝る。イルカショーは何歳になっても楽しい」
「素直でよろしい」
私と保科さんはコーヒーをテイクアウトして水族館近くの海が見えるベンチに腰かけた。
「保科さんって、どんな子供だったの?」
「僕?」
突然なんだと首を傾げる保科さん。
「いや…私、まだ正直、保科さんをつかめてないところがあって…
その雰囲気とか、人に慕われやすそうな感じは、幼少期が関係あるのかな〜って」
「僕に興味があるって事?」
「……ま、まぁ……」
ポリポリと頬をかいて、恥ずかしくて下を向く私に保科さんはどこか嬉しそうに笑う。
「ん〜…僕の幼少期…な…僕の家が代々続く討伐1家って話は知ってる?」
「うん。お兄さんが第6部隊にいらっしゃるよね?お会いした事はないんだけど…」
「あ〜会わんくてええよ。
…手出されたら嫌やし」
「え?」
今何かぼそって言った?
「なんでもない。そう、保科宗一郎な」
名前も似てる…
「保科家での僕は…そやな…出来損ない、やったかな」
「え?」
出来損ないって言った?
私は驚いて保科さんを見ると、彼はフッと笑う。
「兄の宗一郎は、子供の頃から何をやらせても完璧。
刀、体術、銃器…全てにおいて優秀で、まぁよくにいう保科家の完成形、ってやつやな。
今の時代、討伐に刀は向かん。
でも僕は銃器の解放戦力が低い…兄は刀も使いこなせて尚且つ銃器もつかいこなせるのに…」
「………」
「周りからは…諦めろ、今の時代に刀はそぐわん、防衛隊はやめて指南役になれ…
そらもう耳たこになるぐらい言われた。」
保科さんの話を静かに聞く。
「でも僕には…刀しかない。
やから…刀だけは絶対…誰にも負けんようにやってきた。」
ああ…やっぱりそうだ。
保科さんは、討伐の名家の出だけど、皆が想像するような綺麗な道を歩んできたんじゃない。
彼は…自分のしんじるもののために
並大抵ではできない努力をしてきた人なんだ。
今の彼があるのは
彼が必死に積み上げてきたもの…
to be by your side
私は
貴方の隣にいる自信がない
「なかなか楽しめたやろ」
「うん。楽しかった。水族館、久しぶりだったし」
「子供みたいゆーてたのに、イルカショーめっちゃはしゃいでたな」
「うん…謝る。イルカショーは何歳になっても楽しい」
「素直でよろしい」
私と保科さんはコーヒーをテイクアウトして水族館近くの海が見えるベンチに腰かけた。
「保科さんって、どんな子供だったの?」
「僕?」
突然なんだと首を傾げる保科さん。
「いや…私、まだ正直、保科さんをつかめてないところがあって…
その雰囲気とか、人に慕われやすそうな感じは、幼少期が関係あるのかな〜って」
「僕に興味があるって事?」
「……ま、まぁ……」
ポリポリと頬をかいて、恥ずかしくて下を向く私に保科さんはどこか嬉しそうに笑う。
「ん〜…僕の幼少期…な…僕の家が代々続く討伐1家って話は知ってる?」
「うん。お兄さんが第6部隊にいらっしゃるよね?お会いした事はないんだけど…」
「あ〜会わんくてええよ。
…手出されたら嫌やし」
「え?」
今何かぼそって言った?
「なんでもない。そう、保科宗一郎な」
名前も似てる…
「保科家での僕は…そやな…出来損ない、やったかな」
「え?」
出来損ないって言った?
私は驚いて保科さんを見ると、彼はフッと笑う。
「兄の宗一郎は、子供の頃から何をやらせても完璧。
刀、体術、銃器…全てにおいて優秀で、まぁよくにいう保科家の完成形、ってやつやな。
今の時代、討伐に刀は向かん。
でも僕は銃器の解放戦力が低い…兄は刀も使いこなせて尚且つ銃器もつかいこなせるのに…」
「………」
「周りからは…諦めろ、今の時代に刀はそぐわん、防衛隊はやめて指南役になれ…
そらもう耳たこになるぐらい言われた。」
保科さんの話を静かに聞く。
「でも僕には…刀しかない。
やから…刀だけは絶対…誰にも負けんようにやってきた。」
ああ…やっぱりそうだ。
保科さんは、討伐の名家の出だけど、皆が想像するような綺麗な道を歩んできたんじゃない。
彼は…自分のしんじるもののために
並大抵ではできない努力をしてきた人なんだ。
今の彼があるのは
彼が必死に積み上げてきたもの…