愛しき君に、花束を…(怪獣8号長編)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「花音…じゃなくて…南野先生」
立川基地内にある病院が私の勤務先。
主な仕事は怪獣討伐の際に負傷した隊員達の治療と病棟勤務、そして日々の隊員達の健康チェックなんかもやってる。
怪獣に関しての研究にも時々携わっていて、病院と基地を行き来する毎日。
「ミナ…じゃなくて…亜白隊長」
お互い普段の呼び名で呼んでしまって、顔を合わせて苦笑する。
仕事中は気をつけねば。
この黒髪の女性は亜白ミナ。
立川基地第3部隊の若き隊長だ。
私は隊員ではないが、彼女が新人として入隊した時期と私が立川基地勤務になった時期が同じ、同世代、という事で仲良くなった。
「お疲れ様です」
ミナの方に歩いていくと、ふと見知らぬ人が横にいる事に気づいた。
ん?誰?
マッシュカットの黒髪に糸目…
隊服だから、防衛隊であるのは分かるが、第3部隊で見た事ない人だ。
「丁度よかった。紹介したい人が」
ミナはその男性を振り返ると男性は糸目を下に下げてにっこり笑う。
「本日付けで第3部隊の副隊長になった…」
「保科宗四郎です」
そう言って1歩前にでて手を差し出された。
え?副隊長?
新しい人がくるとは聞いていたけど、副隊長の席に座る人だったとは知らなかった。
「え、あ…立川基地在中の医師、南野です」
少し戸惑いがちに綺麗な指先を握り返す。
「名前…」
「え?」
「先生の下の名前は、なんて言うんです?」
関西弁…
「あ…花音、です。南野花音です」
「ええ名前ですね。」
「は、はぁ…」
ありがとうございます、と続けたが、名前を褒められると思わず、なんだか照れてしまう。
聞きなれない関西弁も不思議な感じ…
これが…
彼
保科宗四郎との初めての出会いだ。
立川基地内にある病院が私の勤務先。
主な仕事は怪獣討伐の際に負傷した隊員達の治療と病棟勤務、そして日々の隊員達の健康チェックなんかもやってる。
怪獣に関しての研究にも時々携わっていて、病院と基地を行き来する毎日。
「ミナ…じゃなくて…亜白隊長」
お互い普段の呼び名で呼んでしまって、顔を合わせて苦笑する。
仕事中は気をつけねば。
この黒髪の女性は亜白ミナ。
立川基地第3部隊の若き隊長だ。
私は隊員ではないが、彼女が新人として入隊した時期と私が立川基地勤務になった時期が同じ、同世代、という事で仲良くなった。
「お疲れ様です」
ミナの方に歩いていくと、ふと見知らぬ人が横にいる事に気づいた。
ん?誰?
マッシュカットの黒髪に糸目…
隊服だから、防衛隊であるのは分かるが、第3部隊で見た事ない人だ。
「丁度よかった。紹介したい人が」
ミナはその男性を振り返ると男性は糸目を下に下げてにっこり笑う。
「本日付けで第3部隊の副隊長になった…」
「保科宗四郎です」
そう言って1歩前にでて手を差し出された。
え?副隊長?
新しい人がくるとは聞いていたけど、副隊長の席に座る人だったとは知らなかった。
「え、あ…立川基地在中の医師、南野です」
少し戸惑いがちに綺麗な指先を握り返す。
「名前…」
「え?」
「先生の下の名前は、なんて言うんです?」
関西弁…
「あ…花音、です。南野花音です」
「ええ名前ですね。」
「は、はぁ…」
ありがとうございます、と続けたが、名前を褒められると思わず、なんだか照れてしまう。
聞きなれない関西弁も不思議な感じ…
これが…
彼
保科宗四郎との初めての出会いだ。