Even if it's the last time,



I'll protect you




たとえそれが最後でも





僕は君を守り抜く











やってもうた………




完全にやってもうた。




頭を抱える僕に彼女は苦笑する。





「もう気にしないでください、保科副隊長」





自分からプラネタリウムに誘っておいて、寝てしまうというまさかの失態…



しかも、知らぬうちに彼女の肩を借りて…気づいた時にはプラネタリウムはもう終わってた。




先生は、僕を起こさんようにと終わってからもしばらくじっとしててくれたようで……




「……本当に…すみません…」



「気にしてませんから、もう謝らないでください」



苦笑する彼女に僕は深いため息…




「お疲れがたまってて当然です。

少しでも休めたなら…よかった」



そう言って笑った彼女に僕の胸が軽くトクンと鳴る。




ほんま…



彼女は優しいな…




「埋め合わせは、今度させてください」



「え？」



「また一緒に…出かけてもらえますか？」



そう聞くと、先生はちょっと戸惑い顔…



「あ、あの…でも…」



「？」



「……そんなにずっと一緒にいたら……誤解、されちゃいますよ？保科副隊長」



少し頬を赤くした先生に、僕は少し驚いて、瞳を開くとフッと口元に笑みを浮かべた。





「ええですよ」



「え？」



「僕は誤解されるん…大歓迎です」















「えぇー！！なんですか！その急な胸きゅん展開！！」



「み、水無瀬声でかすぎ！」



きゃーと顔を赤くして興奮する女子3人娘。



さっきまで興味ありません、って感じだった四ノ宮まで前のめりになっとるし…



「保科副隊長！やるじゃないですか！」



「おお…さっきまで気持ち悪がられてからのこの展開…」



女子の心はコロコロ移り変わりやすいなぁ…