総長×学級委員長
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「ふぅ〜なんとか完成した!」
決して完璧ではないが、それなりの看板に仕上がった。
「あ〜疲れた……つか、制服ペンキだらけだし、最悪」
「本当だね。あ…顔にも着いてるよ」
「げ?まじ?…ってお前もついてんじゃん」
「え!?嘘!」
慌てる私に佐野君はケラケラ笑う。
「わ、笑わないでよ…」
「看板も完成した事だしさ、お礼してよ」
「……はぁ?な、なんで私が…」
だいたいこれは元々佐野君と龍宮寺君の役割だろ!とまたキレそうになったが、やめておいた…
落ち着け私……
「なんか納得いかないけど……お礼って?
どうせ……たい焼きおごれ、とかでしょ?」
昔からたい焼きが好きだったし……
「しょうがな………………」
え……………
振り返ろうとして、ふと目の前に鮮やかな金髪が揺れて……
ふにっ、とした感触が唇に触れる。
それが……
佐野くんの唇だと気づくのに数秒かかった。
目の前にはフサフサのまつ毛に覆われた瞳……
「…お礼、もーらい」
そう言って唇が離れると、佐野君はニッと笑う。
その笑顔に、ブワッと顔に熱が集中するのが分かった。
「ななななななな何してんの!!??」
唇を押さえてよろめいてしまう。
「何って…キスした」
「っ!?な、なんで!?」
「したくなったから」
「ファーストキスなんだけど!!!!」
「あ、まじ?……ご馳走様」
「ご馳走様って何!!!!」
「まぁたキレてる」
「ここはキレる所だからっ!!!!」
わたわたする私に佐野君がフッと笑った。
「俺、六花が好き。だからキスした。
それが理由」
「なっ!!!すっ………き、えっ!?」
サラッと言った発言に私はパニックだ。
「……い、いつからそんな…」
「いつから?ん〜…大分前から」
「だ、だって私達全然話してもなかったのに!」
「うん。…でも俺はずっと見てた。お前の事」
「!!」
な……なななななななななな
なんですとー!?
空いた口が塞がらない、とはまさにこれだ。
顔を赤くしてパクパク金魚みたいにしてる私に、佐野君はフッと笑う。
その顔がかっこよくて…ドキリとする。
そこで私は思い出した…
ああ…そうだ…
私は……
私の初恋は
彼だったな、と。
まぁ幼稚園の時の話だが。
「六花は?」
「え?」
「俺の事…好き?」
真っ直ぐ見つめてくる漆黒の瞳…
私は………
「私は……」
総長×学級委員長
決して完璧ではないが、それなりの看板に仕上がった。
「あ〜疲れた……つか、制服ペンキだらけだし、最悪」
「本当だね。あ…顔にも着いてるよ」
「げ?まじ?…ってお前もついてんじゃん」
「え!?嘘!」
慌てる私に佐野君はケラケラ笑う。
「わ、笑わないでよ…」
「看板も完成した事だしさ、お礼してよ」
「……はぁ?な、なんで私が…」
だいたいこれは元々佐野君と龍宮寺君の役割だろ!とまたキレそうになったが、やめておいた…
落ち着け私……
「なんか納得いかないけど……お礼って?
どうせ……たい焼きおごれ、とかでしょ?」
昔からたい焼きが好きだったし……
「しょうがな………………」
え……………
振り返ろうとして、ふと目の前に鮮やかな金髪が揺れて……
ふにっ、とした感触が唇に触れる。
それが……
佐野くんの唇だと気づくのに数秒かかった。
目の前にはフサフサのまつ毛に覆われた瞳……
「…お礼、もーらい」
そう言って唇が離れると、佐野君はニッと笑う。
その笑顔に、ブワッと顔に熱が集中するのが分かった。
「ななななななな何してんの!!??」
唇を押さえてよろめいてしまう。
「何って…キスした」
「っ!?な、なんで!?」
「したくなったから」
「ファーストキスなんだけど!!!!」
「あ、まじ?……ご馳走様」
「ご馳走様って何!!!!」
「まぁたキレてる」
「ここはキレる所だからっ!!!!」
わたわたする私に佐野君がフッと笑った。
「俺、六花が好き。だからキスした。
それが理由」
「なっ!!!すっ………き、えっ!?」
サラッと言った発言に私はパニックだ。
「……い、いつからそんな…」
「いつから?ん〜…大分前から」
「だ、だって私達全然話してもなかったのに!」
「うん。…でも俺はずっと見てた。お前の事」
「!!」
な……なななななななななな
なんですとー!?
空いた口が塞がらない、とはまさにこれだ。
顔を赤くしてパクパク金魚みたいにしてる私に、佐野君はフッと笑う。
その顔がかっこよくて…ドキリとする。
そこで私は思い出した…
ああ…そうだ…
私は……
私の初恋は
彼だったな、と。
まぁ幼稚園の時の話だが。
「六花は?」
「え?」
「俺の事…好き?」
真っ直ぐ見つめてくる漆黒の瞳…
私は………
「私は……」
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