総長×学級委員長
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2人の去っていく姿をみて、私はその場にへたり込む…
し、死なずにすんだ………
「んだよ、あの女…」
「あはは!六花、面白いだろ〜」
「六花?…マイキー知り合いなのか?」
「うん。幼なじみ」
「は?」
「あいつ、ブチッてくるとすぐキレんだよ、昔から」
ケラケラ笑うマイキーにドラケンは意外そうに瞳を開く。
女の話題で笑ってるマイキーを初めて見た…
きゃーきゃー騒がれるのをいつもウザそうにしてるから余計だ。
「でも、あいつ。めっちゃいい奴なんだよ」
「……ふ〜ん」
「………はぁ……」
結局………
あの二人の尻拭いは私にきた…
勇気出して説得したのにさ…
仕方ないから二人の分まで学級委員頼むな、って……
先生のバカヤロウ!!!
「あ〜外暗くなってきた…」
1人で看板のペンキ塗りしてたらもう7時過ぎてしまっていた。
クラスメートは皆帰ってしまって……
「あ…間違った!……んもぉ!!腹立つ!!
何もかも佐野万次郎のせいだ!!
バカヤロウ!!」
「誰がバカだよ…」
え…………
突然背後から聞こえた声にビクリと肩が上がる。
「………なっ……」
そこにいたのは、腕組みして扉にもたれかかっている……
「佐野……く、ん?」
な、なんで!?
「前通ったらまだ教室に電気ついてたから、もしかして…って思ってさ」
「……は、はぁ…」
佐野君は私の方にくると、近くにあったペンキに手を伸ばすと看板に塗り始める。
「え!?あ…ちょ…」
「ん?なんだよ?手伝えってキレてたじゃん」
「……そう、なんだけど……え?なんで?」
「別に……なんとなく」
なんと……なく?
全然意味わかんない。
でも……まぁ……
手伝ってくれるのは有難いのはたしかだ。
「…って!!そこは黒じゃない!!」
「え?いいじゃん別に」
「よくないわ!!なんで林檎が黒なのよ!毒林檎じゃないんだから!」
「お前、本当すぐキレるよな〜昔から」
「うっ……べ、別にキレたわけじゃ…」
いや、キレてるな………
「ごめん」
「別に謝ることねぇけど。…ここは赤だよな」
「違うっ!!茶色!真っ赤な猫ってホラーか!!」
「あ、ほらまたキレた」
「ぐっ…」
2人でぎゃーぎゃー言いあって作業したけど…
割と楽しかった。
昔は…こうやってよく一緒にいたのにな。
佐野くんのお母さんが亡くなって…
彼は少し変わった。
そしてお兄さんも亡くして……
彼は喧嘩ばかりするようになって…
近所でも噂になっていたほどだった。
そこから完全に私と彼の間には溝ができたように感じた。
し、死なずにすんだ………
「んだよ、あの女…」
「あはは!六花、面白いだろ〜」
「六花?…マイキー知り合いなのか?」
「うん。幼なじみ」
「は?」
「あいつ、ブチッてくるとすぐキレんだよ、昔から」
ケラケラ笑うマイキーにドラケンは意外そうに瞳を開く。
女の話題で笑ってるマイキーを初めて見た…
きゃーきゃー騒がれるのをいつもウザそうにしてるから余計だ。
「でも、あいつ。めっちゃいい奴なんだよ」
「……ふ〜ん」
「………はぁ……」
結局………
あの二人の尻拭いは私にきた…
勇気出して説得したのにさ…
仕方ないから二人の分まで学級委員頼むな、って……
先生のバカヤロウ!!!
「あ〜外暗くなってきた…」
1人で看板のペンキ塗りしてたらもう7時過ぎてしまっていた。
クラスメートは皆帰ってしまって……
「あ…間違った!……んもぉ!!腹立つ!!
何もかも佐野万次郎のせいだ!!
バカヤロウ!!」
「誰がバカだよ…」
え…………
突然背後から聞こえた声にビクリと肩が上がる。
「………なっ……」
そこにいたのは、腕組みして扉にもたれかかっている……
「佐野……く、ん?」
な、なんで!?
「前通ったらまだ教室に電気ついてたから、もしかして…って思ってさ」
「……は、はぁ…」
佐野君は私の方にくると、近くにあったペンキに手を伸ばすと看板に塗り始める。
「え!?あ…ちょ…」
「ん?なんだよ?手伝えってキレてたじゃん」
「……そう、なんだけど……え?なんで?」
「別に……なんとなく」
なんと……なく?
全然意味わかんない。
でも……まぁ……
手伝ってくれるのは有難いのはたしかだ。
「…って!!そこは黒じゃない!!」
「え?いいじゃん別に」
「よくないわ!!なんで林檎が黒なのよ!毒林檎じゃないんだから!」
「お前、本当すぐキレるよな〜昔から」
「うっ……べ、別にキレたわけじゃ…」
いや、キレてるな………
「ごめん」
「別に謝ることねぇけど。…ここは赤だよな」
「違うっ!!茶色!真っ赤な猫ってホラーか!!」
「あ、ほらまたキレた」
「ぐっ…」
2人でぎゃーぎゃー言いあって作業したけど…
割と楽しかった。
昔は…こうやってよく一緒にいたのにな。
佐野くんのお母さんが亡くなって…
彼は少し変わった。
そしてお兄さんも亡くして……
彼は喧嘩ばかりするようになって…
近所でも噂になっていたほどだった。
そこから完全に私と彼の間には溝ができたように感じた。