第2章
夢小説設定
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「…ああ〜…まぁさか振られるなんて思ってなかってさ。まず振る奴なんているんだなって…
まじでムカついた。」
「………」
「だってお前さ…明らかに俺に気があっただろ」
たしかに…
1週目では、彼に気持ちが伝わるような態度をとっていたと思う。
実際、彼が好きだったのは本当だったし…
誰が見ても両想いだった私達。
だから、田村君が腹を立てる意味は分かる。
「…ごめん。私が、そういった態度をしてたのは事実だよね。
それは謝る、本当にごめんなさい。」
「謝んな!!」
「っ!」
ガンッと扉に拳を叩きつけた田村君に私はびくりとする。
「俺をバカにすんな。俺は…誰よりも優れた人間で、完璧なんだよ」
「田村君…」
「でも…この数日は面白かったよな。道成寺があのゴミ屑毎日拾う姿…傷ついてる顔…
最高に胸がスカッとしてさ…」
「!ま、まさか…あの紙…」
瞳を開く私に田村君はニヤリと笑うとせいか〜い!と手を叩いた。
「そう…あれは俺がやった。ぜーんぶな。
それなのにお前…クッ、双葉が犯人だと思ってて最高に笑った!」
この目の前にいる人は一体誰?
1週目の人生で私はこんな人と毎日一緒にいたの…?
私が知ってる田村君は…皆から好かれて、優しくて…
こんな残酷な笑い方をする人ではなかった。
私が彼をそうさせた?いや…違う。
私が…知らなかっただけ。
見抜けていなかったんだ。
「で、俺を振って…あのグルグル眼鏡と付き合ってる、ってわけ?」
「!な、なんで!?」
なんで圭介君の事知ってるの…
そこでハッとした。
「…まさか…つけて、たの?」
あの日感じた視線のようなもの…
あれは…
笑う田村君に鳥肌がたった。
「あのグルグル眼鏡、道成寺が思ってるような男じゃないぜ。付けてた俺を脅してさ!
ただの不良だったんだから」
「…………」
「あいつは止めといた方がいい。道成寺には相応しくないし、本性知ったら絶対嫌になるって!
だからさ、やっぱり俺と、「そのセリフ」
私は手を握りしめると田村君の言葉を遮る。
「そのセリフ…そのまま田村君に返す」
「は?」
「田村君と付き合わなくてよかったよ。…貴方の本性、見抜けなかった。
私の知ってる田村君は皆に好かれて、優しかった。それが田村君なんだって…惹かれてたの。
でも、今は…心底貴方を軽蔑する。
人が傷ついてるのに…それを影で嘲笑うなんて…
男性としても、人間としても
私は貴方を心から軽蔑してる」
まだ自分の言葉でちゃんと敵意を向けてくる里依紗の方がよっぽと凄いと思う。
人を騙して、嘲笑って、傷つける…
嫌でもあの男とだぶって見えて…
『じゃあな、弁護士、先生…』
吐き気がする。
まじでムカついた。」
「………」
「だってお前さ…明らかに俺に気があっただろ」
たしかに…
1週目では、彼に気持ちが伝わるような態度をとっていたと思う。
実際、彼が好きだったのは本当だったし…
誰が見ても両想いだった私達。
だから、田村君が腹を立てる意味は分かる。
「…ごめん。私が、そういった態度をしてたのは事実だよね。
それは謝る、本当にごめんなさい。」
「謝んな!!」
「っ!」
ガンッと扉に拳を叩きつけた田村君に私はびくりとする。
「俺をバカにすんな。俺は…誰よりも優れた人間で、完璧なんだよ」
「田村君…」
「でも…この数日は面白かったよな。道成寺があのゴミ屑毎日拾う姿…傷ついてる顔…
最高に胸がスカッとしてさ…」
「!ま、まさか…あの紙…」
瞳を開く私に田村君はニヤリと笑うとせいか〜い!と手を叩いた。
「そう…あれは俺がやった。ぜーんぶな。
それなのにお前…クッ、双葉が犯人だと思ってて最高に笑った!」
この目の前にいる人は一体誰?
1週目の人生で私はこんな人と毎日一緒にいたの…?
私が知ってる田村君は…皆から好かれて、優しくて…
こんな残酷な笑い方をする人ではなかった。
私が彼をそうさせた?いや…違う。
私が…知らなかっただけ。
見抜けていなかったんだ。
「で、俺を振って…あのグルグル眼鏡と付き合ってる、ってわけ?」
「!な、なんで!?」
なんで圭介君の事知ってるの…
そこでハッとした。
「…まさか…つけて、たの?」
あの日感じた視線のようなもの…
あれは…
笑う田村君に鳥肌がたった。
「あのグルグル眼鏡、道成寺が思ってるような男じゃないぜ。付けてた俺を脅してさ!
ただの不良だったんだから」
「…………」
「あいつは止めといた方がいい。道成寺には相応しくないし、本性知ったら絶対嫌になるって!
だからさ、やっぱり俺と、「そのセリフ」
私は手を握りしめると田村君の言葉を遮る。
「そのセリフ…そのまま田村君に返す」
「は?」
「田村君と付き合わなくてよかったよ。…貴方の本性、見抜けなかった。
私の知ってる田村君は皆に好かれて、優しかった。それが田村君なんだって…惹かれてたの。
でも、今は…心底貴方を軽蔑する。
人が傷ついてるのに…それを影で嘲笑うなんて…
男性としても、人間としても
私は貴方を心から軽蔑してる」
まだ自分の言葉でちゃんと敵意を向けてくる里依紗の方がよっぽと凄いと思う。
人を騙して、嘲笑って、傷つける…
嫌でもあの男とだぶって見えて…
『じゃあな、弁護士、先生…』
吐き気がする。