第2章
夢小説設定
「田村君、本当に大丈夫だよ?」
後ろをついてくる田村君にもう一度私はそう言ってみた。
「いや、危ないよ。女の子一人でこんな場所にさ…呼び出すやつの気がしれない」
まぁたしかに…街中から外れて、周りは廃墟ビルの集まり。
たしかに1人歩きはあまりしたくない場所だ。
でも…
マイキーと田村君を鉢合わせたくないのが本音で。
普通、呼び出した相手が男連れなんて…ちょっとね…
「あ…ここだ」
手紙にかかれた住所にはもう潰れたカラオケ店があった。
中を覗くと、かなり薄暗い…
マイキーは、もう中にいるんだろうか?
私は携帯を取り出してマイキーに電話しようとした…が…
「あ、あれ?圏外?」
「あー、このあたり電波入りにくいみたいだな」
田村君は自分の携帯を見ながらそう言った。
しょうがない…入ってみよう。
「あ、えっと…じゃあ‥田村君、もう大丈夫だよ、ほんとに」
「ほんとに平気?中まで行こうか?」
「大丈夫大丈夫!ここまでありがとう!」
「…わかった。じゃあ気をつけて」
田村君に軽く手を振ってから、私は中に足を踏み入れた。
わぁ‥荒れてる…
もう何年も使われていないのか…窓ガラスは割れて床に散乱していた。
カラオケボックスの部屋は地下にあるみたいで、ちらっと覗くと真っ暗…
う、うわぁ…ちょっと肝試しみたいじゃない…
なんでマイキーはこんな場所…
「道成寺」
「ひっ!!」
急に後ろから声をかけられ大袈裟なぐらいビクリと肩が上がった。
「たたた田村君!?び、びっくりした!」
「あ、ごめん…なんかやっぱり心配になって」
申し訳なさそうな顔をする田村君。
いい人だな…
「地下行くの?ついてくよ。ほら」
そう言うと田村君は持っていたペンライトを照らす。
やっぱり一人では怖いのが本音。
マイキーには事情を説明しよう…
そう決めて田村君の後ろをついて行った。
後ろをついてくる田村君にもう一度私はそう言ってみた。
「いや、危ないよ。女の子一人でこんな場所にさ…呼び出すやつの気がしれない」
まぁたしかに…街中から外れて、周りは廃墟ビルの集まり。
たしかに1人歩きはあまりしたくない場所だ。
でも…
マイキーと田村君を鉢合わせたくないのが本音で。
普通、呼び出した相手が男連れなんて…ちょっとね…
「あ…ここだ」
手紙にかかれた住所にはもう潰れたカラオケ店があった。
中を覗くと、かなり薄暗い…
マイキーは、もう中にいるんだろうか?
私は携帯を取り出してマイキーに電話しようとした…が…
「あ、あれ?圏外?」
「あー、このあたり電波入りにくいみたいだな」
田村君は自分の携帯を見ながらそう言った。
しょうがない…入ってみよう。
「あ、えっと…じゃあ‥田村君、もう大丈夫だよ、ほんとに」
「ほんとに平気?中まで行こうか?」
「大丈夫大丈夫!ここまでありがとう!」
「…わかった。じゃあ気をつけて」
田村君に軽く手を振ってから、私は中に足を踏み入れた。
わぁ‥荒れてる…
もう何年も使われていないのか…窓ガラスは割れて床に散乱していた。
カラオケボックスの部屋は地下にあるみたいで、ちらっと覗くと真っ暗…
う、うわぁ…ちょっと肝試しみたいじゃない…
なんでマイキーはこんな場所…
「道成寺」
「ひっ!!」
急に後ろから声をかけられ大袈裟なぐらいビクリと肩が上がった。
「たたた田村君!?び、びっくりした!」
「あ、ごめん…なんかやっぱり心配になって」
申し訳なさそうな顔をする田村君。
いい人だな…
「地下行くの?ついてくよ。ほら」
そう言うと田村君は持っていたペンライトを照らす。
やっぱり一人では怖いのが本音。
マイキーには事情を説明しよう…
そう決めて田村君の後ろをついて行った。