第2章
夢小説設定
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「マイキー待って!は、早いっ!」
学校から出た所でやっとマイキーが立ち止まった。
私は肩で息をする。
「んじゃ、ま、俺は学校戻るわ」
「え!?ちょっとけんちゃん!」
「仲良くやれよ」
ひらっと手を振って去って行ったけんちゃんの背を見てからマイキーを見る。
な、仲良くって…
「ま、マイキー怒ってる?なんか」
「怒ってねぇよ」
嘘だ!すっごい眉間に皺よってるし!
「…な、なんで?なんで来て…くれたの?」
「別に…通りみち」
「………」
嘘下手か!
「マイキーの学校逆方向じゃない」
そう言うとマイキーはプイッと顔を背けた。
完全に小さな子供がやるのと同じ。
「心配…して、きてくれたの?」
朝の電話では、あんな風だったのに、来たのは…そういう理由なのだろうか?
「六花が…俺を頼らねぇから。だから…」
そこまで言ってマイキーはまた視線を逸らした。
『いつも1人でなんとかしようとするよな、昔から。もっと頼ってもいんだぜ。…ダチをさ』
圭介君に言われた言葉を、思い出した。
「…ありがとう。マイキー。それから…ごめん。
心配かけて。
これくらいの問題、自分でなんとかできるって簡単に考えてて…マイキーやみんなに相談する事じゃないって、そう思ってた。
でも、今日。
マイキーが来てくれなかったら、私…顔腫れて大変な事になってたかも」
本当は…くだらない事して、って思ってたけど
まったく傷ついてないわけではなかった。
里依紗以外にも、私はみんなに嫌われているのかもって…
この紙に書かれていることは…
本当はみんな望んでいる事なんじゃないかって…思ってる事なんじゃないかって…
不安だった。
マイキーやけんちゃんが来てくれた時
驚いたけど、正直…嬉しかった。
圭介君が心配してくれた事も。
私には味方がいるんだって思えた。
学校から出た所でやっとマイキーが立ち止まった。
私は肩で息をする。
「んじゃ、ま、俺は学校戻るわ」
「え!?ちょっとけんちゃん!」
「仲良くやれよ」
ひらっと手を振って去って行ったけんちゃんの背を見てからマイキーを見る。
な、仲良くって…
「ま、マイキー怒ってる?なんか」
「怒ってねぇよ」
嘘だ!すっごい眉間に皺よってるし!
「…な、なんで?なんで来て…くれたの?」
「別に…通りみち」
「………」
嘘下手か!
「マイキーの学校逆方向じゃない」
そう言うとマイキーはプイッと顔を背けた。
完全に小さな子供がやるのと同じ。
「心配…して、きてくれたの?」
朝の電話では、あんな風だったのに、来たのは…そういう理由なのだろうか?
「六花が…俺を頼らねぇから。だから…」
そこまで言ってマイキーはまた視線を逸らした。
『いつも1人でなんとかしようとするよな、昔から。もっと頼ってもいんだぜ。…ダチをさ』
圭介君に言われた言葉を、思い出した。
「…ありがとう。マイキー。それから…ごめん。
心配かけて。
これくらいの問題、自分でなんとかできるって簡単に考えてて…マイキーやみんなに相談する事じゃないって、そう思ってた。
でも、今日。
マイキーが来てくれなかったら、私…顔腫れて大変な事になってたかも」
本当は…くだらない事して、って思ってたけど
まったく傷ついてないわけではなかった。
里依紗以外にも、私はみんなに嫌われているのかもって…
この紙に書かれていることは…
本当はみんな望んでいる事なんじゃないかって…思ってる事なんじゃないかって…
不安だった。
マイキーやけんちゃんが来てくれた時
驚いたけど、正直…嬉しかった。
圭介君が心配してくれた事も。
私には味方がいるんだって思えた。